2025年日本ダービー（東京優駿）AI予想

以下は、2013年から2024年までの日本ダービー（東京優駿）（芝2400m）に関するレースデータをもとに、人気やオッズを一切考慮せず、出走馬の戦績・傾向・特徴を詳細にまとめたものです。

日本ダービー（東京優駿）・レース全体の傾向

皐月賞組の健闘
毎年、連対・三着以内の大半は前走が皐月賞（芝2000m・中山）の出走馬。例えば2023年の1着タスティエーラ、2着ソールオリエンス、2022年ドウデュース、2019年ダノンキングリー・ヴェロックスなど、多数の上位入線馬が皐月賞組。前走皐月賞での着順は、必ずしも連対馬に限定されず、5着・6着馬や、時には二桁着順馬がダービーで好走するケースも目立つ。

京都新聞杯・青葉賞など「別路線」重賞組も上位
皐月賞組以外では、京都新聞杯（芝2200m・京都）、テレビ東京杯青葉賞（芝2400m・東京）など、距離延長組からの好走も複数。青葉賞1～2着馬はダービーで複数回馬券圏内。なお青葉賞勝ち馬のダービー制覇は皆無。

NHKマイルC・毎日杯などマイル～短距離路線馬
距離短縮組であるNHKマイルC（芝1600m・東京）からの出走も見られる。毎日杯（芝1800m・阪神）も、2017年や2024年など何頭も該当馬が出走／掲示板入線している。

圧倒的な差し・追込決着の多発
ダービーは極端に差し・追い込み馬の成績が良い。近年も後方待機→直線一気の競馬が目立つ。2022年ドウデュース、2016年マカヒキ、2021年シャフリヤール等が後方から伸びて優勝。過去10年を通しても「4角10番手以下」から上位に食い込む馬が多い。先行馬・逃げ馬も善戦はするが、最後の直線で捕まって2,3着・掲示板止まりとなる傾向が強い。2017年マイスタイル（4着・逃げ）、2018年エポカドーロ（2着・逃げ）、2024年サンライズアース（4着・先行）などが好例。スローペースや馬場の影響で逃げ切りも稀にある（例：2019年ロジャーバローズ）。

皐月賞で「差した」馬から
皐月賞での前目（4コーナー4番手以内）につけていた馬もダービーで上位に入線するが、むしろ前走後方から鋭い末脚で伸びた馬（必ずしも3着以内ではない）がダービーで躍進するケースが多い。過去例：2016年マカヒキ（皐月賞後方→2着）、2015年ドゥラメンテ（皐月賞後方→1着）など。

本当に内枠有利？
内枠有利説が定着しているが、1～4枠だけでなく6～8枠の外枠馬も優勝・連対が何度もあり、極端な偏りはなくなりつつある。2017年レイデオロ（12番枠）、2018年ワグネリアン（17番枠）、2019年ロジャーバローズ（1番枠）など様々。

ダービー全体の勝ち時計と決着傾向
勝ちタイムは2分22秒～2分25秒前後で推移。馬場・展開（前半スローや高速馬場など）により2分22秒台と2分24秒台の年が散見される。2分25秒台となるスローペース～平均ペースの場合、先行馬が粘って掲示板圏内に残る例も散見。

【日本ダービー（東京優駿）2025（東京芝2400m）AIランク評価＆展開予想】

Sランク（最有力）
13. クロワデュノール（牡3）
前走皐月賞2着、ホープフルS1着、東スポ杯2歳S1着とG1・G2で安定した実績。皐月賞では4角4番手からしぶとく伸びており、先行力と末脚の両立が強み。
馬体重500kg前後でダービー好走ゾーンに合致。2000m戦でのパフォーマンス、東京1800mでの上がり33.3秒実績から距離延長にも対応可能。
皐月賞組の中でも着順・内容ともに最も安定しており、ダービー傾向に合致する。

Aランク（有力）
7. ミュージアムマイル（牡3）
皐月賞1着馬。中団から差す競馬で勝ち切っており、ダービーで好走しやすい脚質。朝日杯2着などマイル実績もあり、スピード・持続力ともに高い。
馬体重500kg前後で好走ゾーン。東京コース未経験だが、末脚型で直線の長い東京はプラス材料。
皐月賞の勝ち馬はダービーでも高確率で馬券圏内。

17. マスカレードボール（牡3）
皐月賞3着。4角13番手から上がり33.9秒で追い込んでおり、ダービーで好走しやすい「皐月賞後方→末脚型」の典型例。
共同通信杯1着（東京1800m・上がり33.7）で東京コース適性も証明済み。
馬体重460kg台とやや小柄だが、近年の傾向では許容範囲。

9. ジョバンニ（牡3）
皐月賞4着。ホープフルS2着、若葉S1着と重賞・OPで安定した成績。中団～差し脚質で、直線の長い東京向き。
馬体重480kg台で好走ゾーン。2000m戦での持続力と末脚が強み。

Bランク（相手・押さえ）
18. サトノシャイニング（牡3）
皐月賞5着。きさらぎ賞1着、東スポ杯2歳S2着と重賞実績十分。皐月賞は外枠から中団差しで内容良好。
馬体重490kg台で好走ゾーン。東京コースでの先行実績もあり、距離延長も問題なし。

2. ショウヘイ（牡3）
京都新聞杯1着。2週の短い間隔だが、過去の傾向から京都新聞杯組の好走例は多い。2200m→2400mの距離延長もプラス。
馬体重450kg台とやや小柄だが、先行力と上がり33.8秒の末脚を両立。ルメール騎乗も強み。

16. ファイアンクランツ（牡3）
青葉賞2着。東京2400mで上がり33.7秒を記録し、コース適性・距離適性ともに高い。
追い込み型で展開がハマれば一発も。馬体重450kg台とやや小柄だが、近年の傾向では許容範囲。

6. ファンダム（牡3）
毎日杯1着（上がり32.5秒）。1800mまでしか経験がないが、末脚性能は世代トップクラス。
馬体重470kg台で好走ゾーン。距離延長が課題だが、展開次第で浮上も。

Cランク（穴候補）
8. エムズ（牡3）
5. レディネス（牡3）
10. トッピボーン（牡3）
3. エリキング（牡3）

【日本ダービー（東京優駿）2025（東京芝2400m）AI想定レース展開】

例年通り、序盤は平均～ややスローの流れが想定される。ファウストラーゼン（15）が逃げの手を打つ可能性が高く、先行勢はショウヘイ（2）、エリキング（3）、ドラゴンブースト（4）、エムズ（8）、ホウオウアートマン（14）などが好位を形成。中団～後方には差し・追込型の有力馬が多く、直線では例年通り外差し・末脚勝負の展開となる可能性が高い。馬場は良～稍重想定で、極端な高速決着にはなりにくいが、上がり33秒台の末脚が求められる。先行馬の粘り込みも一部警戒しつつ、基本は差し・追い込み馬が優勢となる流れ。

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