【2025年最新】ドバイシーマクラシック、日本馬挑戦の歴史 過去の出走馬と結果を振り返る

アラブ首長国連邦(UAE)・メイダン競馬場芝2410mで行われるドバイシーマクラシック(G1)。ビッグレース目白押しの一大イベント「ドバイワールドカップデー」の一翼をなし、日欧を中心としたミドルディスタンスホースがしのぎを削る舞台になっています。2024年の総賞金は600万米ドル、1着賞金は348万米ドルです。日本馬は2回目の挑戦となった2001年のステイゴールドが見事に勝利(2着Fantastic Lightは同年芝G1を4勝し、カルティエ賞年度代表馬に輝いた)し先鞭をつけると、2006年のハーツクライ、2014年のジェンティルドンナが続きました。その後2016年2着ドゥラメンテ、2019年2着シュヴァルグラン、2021年2着クロノジェネシスと当代の一流馬が跳ね返されたものの、2022年にシャフリヤールが久々に壁を破り、翌年にはイクイノックスが世界ナンバーワンホースの実力を見せつけています。2024年は牝馬三冠馬リバティアイランド、昨年の有馬記念2着馬スターズオンアース、天皇賞馬・ジャスティンパレスなどが出走し、シャフリヤールが2着。2025年は同じく日本ダービー馬ダノンデサイルが頂点に立ちました。
「ドバイシーマクラシック」日本馬の過去成績一覧
※1999年までは「ドバイターフクラシック」のレース名で施行。1998~2009年はナドアルシバ競馬場芝2400m、1998、1999年は格付けなし、2000年はG3、2001年はG2
「ドバイシーマクラシック」出走予定の日本馬(2025年)
凱旋門賞勝ち馬ソットサスの弟にあたる超良血。その血統背景を証明するように、2歳時から京都2歳S制覇、ホープフルSではのちに有馬記念を制するレガレイラの2着に健闘。3歳シーズンは得意の左回りでドウデュース相手にジャパンCで2着に入った。今年初戦のネオムターフカップを楽勝し、ストライクゾーンど真ん中の大箱左回り中距離で再度の好走が期待できる。
2024年クラシック世代の頂点に立った日本ダービー馬。菊花賞は不完全燃焼の6着、有馬記念では果敢にハナを叩いたものの、中盤の急激なペースアップが影響して粘り切れずの3着。しかし今年初戦のAJCCは貫禄の差し切り勝ちをおさめ、初の海外遠征に挑む。世界レベルで通用する脚力を披露してくれそうだ。
現代日本競馬において最高クラスであるハッピーパス牝系の出身、かつ母チェッキーノという名門の血統プロフィールを証明した2024年の二冠牝馬。前走の京都記念では勝ち馬ヨーホーレイクから1秒0離される9着と断然人気を裏切ってしまったが、馬場コンディションと特殊な展開で度外視可能。あっさり巻き返しも。
条件戦からたたき上げの5連勝で菊花賞を圧勝したクラシックホース。昨年はアクシデントがあった天皇賞(春)15着とあまり良いスタートを切れなかったが、ジャパンCではスローを見越したビュイック騎手の世界レベルの騎乗もありつつ、ドウデュースとタイム差なしの2着と健在をアピールした。脚力の絶対値が高く、ここも格好をつけてくれるだろう。
「ドバイシーマクラシック」出走予定の日本馬(2024年・参考)
昨年は初戦の阪神大賞典でディープボンドの同レース3連覇を阻むと、次走の天皇賞(春)を先団から押し切ってG1初制覇。その後も宝塚記念、天皇賞(秋)と連続で好走し、有馬記念こそ後方から届かずの4着も中長距離界でトップクラスを守り抜いた。始動戦が豪華メンバーの一戦となるが、タレント揃いの出走馬たちの中でも引けは取らない。
エフフォーリア、タイトルホルダーと錚々たるメンバーが揃った2021年の3歳世代で頂点に立ったダービー馬。4歳時にはドバイシーマCを制し、日本ダービー馬として史上初となる海外G1制覇を達成した。昨年4戦は極悪馬場だった札幌記念を除いて掲示板を確保しており、栄華を極めた舞台で久しぶりの勝利も夢ではない。
おととしの牝馬二冠馬にして、キャリア12戦で一度も馬券圏内を外していない堅実派。前走はG1ばかり4戦し、大阪杯2着、ヴィクトリアマイル3着、ジャパンC3着、有馬記念2着と未勝利に終わったが、不向きな小回り、不向きなマイル、強力2頭に内枠を引かれ自身はピンク帽、極めつけに有馬記念では絶望的といえる16番枠と、内実を見ればどれも負けて強しの競馬だった。G1・2勝で収まる器ではないことは誰もが認めるだけに、何とかタイトルを積み上げて欲しい。
昨年の牝馬三冠馬。前走のジャパンCはイクイノックスに決定的な差をつけられたが、オークスの内容を鑑みれば左回りの2410mはストライクゾーンのど真ん中といっていい。イクイノックスがターフを去った今年は名実ともに日本競馬を背負って立つ存在とみなされる。その双肩にかかった期待を裏切らないためにも結果が求められる一戦だ。
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