【2024年最新】ドバイシーマクラシック、日本馬挑戦の歴史 過去の出走馬と結果を振り返る シャフリヤールが2着、リバティアイランドが3着

ドバイシーマクラシック

アラブ首長国連邦(UAE)・メイダン競馬場芝2410mで行われるドバイシーマクラシック(G1)。ビッグレース目白押しの一大イベント「ドバイワールドカップデー」の一翼をなし、日欧を中心としたミドルディスタンスホースがしのぎを削る舞台になっています。2024年の総賞金は600万米ドル、1着賞金は348万米ドルです。日本馬は2回目の挑戦となった2001年のステイゴールドが見事に勝利(2着Fantastic Lightは同年芝G1を4勝し、カルティエ賞年度代表馬に輝いた)し先鞭をつけると、2006年のハーツクライ、2014年のジェンティルドンナが続きました。その後2016年2着ドゥラメンテ、2019年2着シュヴァルグラン、2021年2着クロノジェネシスと当代の一流馬が跳ね返されたものの、2022年にシャフリヤールが久々に壁を破り、翌年にはイクイノックスが世界ナンバーワンホースの実力を見せつけています。2024年は牝馬三冠馬リバティアイランド、昨年の有馬記念2着馬スターズオンアース、天皇賞馬・ジャスティンパレスなどが出走を予定しており、日本勢3連覇に期待が高まります。

「ドバイシーマクラシック」日本馬の過去成績一覧

出走馬騎手厩舎着順勝ち馬
2000ゴーイングスズカ芹沢純一橋田満5着Fantastic Light
2001ステイゴールド武豊池江泰郎1着
2002ホットシークレット柴田善臣後藤由之7着Nayef
2006ハーツクライC.ルメール橋口弘次郎1着
2007ポップロックO.ペリエ角居勝彦6着Vengeance of Rain
2010ブエナビスタO.ペリエ松田博資2着Dar Re Mi
2011ルーラーシップC.スミヨン角居勝彦6着Rewilding
2013ジェンティルドンナ岩田康誠石坂正2着St Nicholas Abbey
2013トレイルブレイザー武豊池江泰寿11着St Nicholas Abbey
2014ジェンティルドンナR.ムーア石坂正1着
2014デニムアンドルビー浜中俊角居勝彦10着ジェンティルドンナ
2015ワンアンドオンリーC.デムーロ橋口弘次郎3着Dolniya
2015ハープスターR.ムーア松田博資8着Dolniya
2016ドゥラメンテM.デムーロ堀宣行2着Postponed
2016ラストインパクトJ.モレイラ石坂正3着Postponed
2016ワンアンドオンリー武豊橋口慎介5着Postponed
2017サウンズオブアースC.ルメール藤岡健一6着Jack Hobbs
2018レイデオロC.ルメール藤沢和雄4着Hawkbill
2018モズカッチャンC.デムーロ鮫島一歩6着Hawkbill
2018サトノクラウンJ.モレイラ堀宣行7着Hawkbill
2019シュヴァルグランH.ボウマン友道康夫2着Old Persian
2019レイデオロC.ルメール藤沢和雄6着Old Persian
2021クロノジェネシス北村友一斉藤崇史2着Mishriff
2021ラヴズオンリーユーO.マーフィー矢作芳人3着Mishriff
2022シャフリヤールC.デムーロ藤原英昭1着
2022オーソリティC.ルメール木村哲也3着シャフリヤール
2022ユーバーレーベンD.レーン手塚貴久5着シャフリヤール
2022グローリーヴェイズC.スミヨン尾関知人8着シャフリヤール
2022ステラヴェローチェM.デムーロ須貝尚介9着シャフリヤール
2023イクイノックスC.ルメール木村哲也1着
2023シャフリヤールC.デムーロ藤原英昭5着イクイノックス
2023ウインマリリンD.レーン手塚貴久6着イクイノックス
2024シャフリヤールC.デムーロ藤原英昭2着Rebel’s Romance
2024リバティアイランド川田将雅中内田充正3着Rebel’s Romance
2024ジャスティンパレスJ.モレイラ杉山晴紀4着Rebel’s Romance
2024スターズオンアースL.デットーリ高柳瑞樹8着Rebel’s Romance

※1999年までは「ドバイターフクラシック」のレース名で施行。1998~2009年はナドアルシバ競馬場芝2400m、1998、1999年は格付けなし、2000年はG3、2001年はG2

「ドバイシーマクラシック」出走予定の日本馬(2024年)

2019年04月12日生 牡5
栗東・杉山晴紀 厩舎
通算成績:13戦5勝(うち重賞3勝)
ジャスティンパレス

昨年は初戦の阪神大賞典でディープボンドの同レース3連覇を阻むと、次走の天皇賞(春)を先団から押し切ってG1初制覇。その後も宝塚記念、天皇賞(秋)と連続で好走し、有馬記念こそ後方から届かずの4着も中長距離界でトップクラスを守り抜いた。始動戦が豪華メンバーの一戦となるが、タレント揃いの出走馬たちの中でも引けは取らない。

2018年04月13日生 牡6
栗東・藤原英昭 厩舎
通算成績:14戦4勝(うち重賞3勝)
シャフリヤール

エフフォーリア、タイトルホルダーと錚々たるメンバーが揃った2021年の3歳世代で頂点に立ったダービー馬。4歳時にはドバイシーマCを制し、日本ダービー馬として史上初となる海外G1制覇を達成した。昨年4戦は極悪馬場だった札幌記念を除いて掲示板を確保しており、栄華を極めた舞台で久しぶりの勝利も夢ではない。

2019年02月27日生 牝5
美浦・高柳瑞樹 厩舎
通算成績:12戦3勝(うち重賞2勝)
主な勝ち鞍:2022年オークス(G1)
スターズオンアース

おととしの牝馬二冠馬にして、キャリア12戦で一度も馬券圏内を外していない堅実派。前走はG1ばかり4戦し、大阪杯2着、ヴィクトリアマイル3着、ジャパンC3着、有馬記念2着と未勝利に終わったが、不向きな小回り、不向きなマイル、強力2頭に内枠を引かれ自身はピンク帽、極めつけに有馬記念では絶望的といえる16番枠と、内実を見ればどれも負けて強しの競馬だった。G1・2勝で収まる器ではないことは誰もが認めるだけに、何とかタイトルを積み上げて欲しい。

2020年02月02日生 牝4
栗東・中内田充正 厩舎
通算成績:7戦5勝(うち重賞4勝)
主な勝ち鞍:2023年オークス(G1)
リバティアイランド

昨年の牝馬三冠馬。前走のジャパンCはイクイノックスに決定的な差をつけられたが、オークスの内容を鑑みれば左回りの2410mはストライクゾーンのど真ん中といっていい。イクイノックスがターフを去った今年は名実ともに日本競馬を背負って立つ存在とみなされる。その双肩にかかった期待を裏切らないためにも結果が求められる一戦だ。

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