【2025年最新】サウジカップ、日本馬の過去成績、出走馬一覧 2024年はウシュバテソーロが惜しい2着 2023年にパンサラッサが制覇

サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場ダート1800mで行われるサウジカップ(G1)。総賞金2000万米ドル、1着賞金1000万米ドル(いずれも2024年)という破格の賞金を争う新興のダート競走です。日本馬は第1回(2020年)から当時の超一流馬であるゴールドドリーム、クリソベリルを送り出すなど積極的に参戦しており、4回目の挑戦となった2023年、前年ドバイターフを制したパンサラッサがドバイWC覇者カントリーグラマーをねじ伏せて初勝利を飾りました。長らく芝で戦ってきた同馬による勝利が持つ意味は大きく、今後幅広い路線から遠征を敢行する日本馬が登場するかもしれません。
「サウジカップ」日本馬の過去成績一覧
年 | 出走馬 | 騎手 | 厩舎 | 着順 | 勝ち馬 |
2020 | ゴールドドリーム | C.ルメール | 平田修 | 6着 | Maximum Security |
2020 | クリソベリル | C.スミヨン | 音無秀孝 | 7着 | Maximum Security |
2021 | チュウワウィザード | 戸崎圭太 | 大久保龍志 | 8着 | Mishriff |
2022 | マルシュロレーヌ | C.スミヨン | 矢作芳人 | 6着 | Emblem Road |
2022 | テーオーケインズ | 松山弘平 | 高柳大輔 | 8着 | Emblem Road |
2023 | パンサラッサ | 吉田豊 | 矢作芳人 | 1着 | – |
2023 | カフェファラオ | J.モレイラ | 堀宣行 | 3着 | パンサラッサ |
2023 | ジオグリフ | C.ルメール | 木村哲也 | 4着 | パンサラッサ |
2023 | クラウンプライド | D.レーン | 新谷功一 | 5着 | パンサラッサ |
2023 | ジュンライトボルト | R.ムーア | 友道康夫 | 7着 | パンサラッサ |
2023 | ヴァンドギャルド | M.バルザローナ | 藤原英昭 | 11着 | パンサラッサ |
2024 | ウシュバテソーロ | 川田将雅 | 高木登 | 2着 | Senor Buscador |
2024 | デルマソトガケ | C.ルメール | 音無秀孝 | 5着 | Senor Buscador |
2024 | クラウンプライド | J.モレイラ | 新谷功一 | 9着 | Senor Buscador |
2024 | レモンポップ | 坂井瑠星 | 田中博康 | 12着 | Senor Buscador |
2024 | メイショウハリオ | 浜中俊 | 岡田稲男 | 取消 | Senor Buscador |
2025 | フォーエバーヤング | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 1着 | – |
2025 | ウシュバテソーロ | 菅原明良 | 高木登 | 3着 | フォーエバーヤング |
2025 | ウィルソンテソーロ | 川田将雅 | 高木登 | 4着 | フォーエバーヤング |
2025 | ラムジェット | 三浦皇成 | 佐々木晶三 | 6着 | フォーエバーヤング |
「サウジカップ」出走予定の日本馬(2025年)
昨年は7戦して1勝にとどまったものの、唯一の勝利が佐賀・JBCクラシックで鞍上の川田騎手に悲願の地元ビッグタイトルをもたらした。その他帝王賞、コリアカップ、チャンピオンズC、東京大賞典とハイレベルなレースで2着を確保し、充実一途のシーズン。6歳を迎える今年も衰えはない。
2023年のドバイワールドカップ勝ち馬。遅咲きのスーパーホースも近年はやや衰えを感じるレース内容が続いており、東京大賞典では強い3歳世代のフォーエバーヤング、ラムジェット、僚馬ウィルソンテソーロに先着を許しての4着。古豪として意地を見せて欲しい。
ケンタッキーダービーではバラにあと少しで届いた僅差の3着、BCクラシック3着とダート新時代を象徴する存在。東京大賞典を楽勝して4歳シーズン初戦にここを選んだ。骨っぽいライバルはロマンチックウォリアー程度で、世界最高賞金レースをあっさり勝ち取るシーンもありうる。
昨年の東京ダービーを圧勝し、三浦皇成騎手にダンシングプリンスのJBCスプリント以来となるJpn1タイトルを贈った良駒。東京大賞典では平時のスタイルである外マクりが許されないシビアな馬場状態の中、鞍上のナイスプレーで内からの競馬を選択し3着を確保した。戦い方に幅が出ており、楽しみのある存在。
サウジカップ・予備登録した日本馬一覧(2025年)
馬名 | 性齢 | 戦績 | 調教師 |
アウトレンジ | 牡5 | 13戦6勝 | 大久保龍志(西) |
ウィリアムバローズ | 牡7 | 20戦8勝 | 上村洋行(西) |
ウィルソンテソーロ | 牡6 | 21戦8勝 | 高木登(東) |
ウシュバテソーロ | 牡8 | 37戦11勝 | 高木登(東) |
エルトンバローズ | 牡5 | 15戦4勝 | 杉山晴紀(西) |
ガイアフォース | 牡6 | 15戦3勝 | 杉山晴紀(西) |
クラウンプライド | 牡6 | 19戦6勝 | 新谷功一(西) |
サンライズジパング | 牡4 | 12戦4勝 | 音無秀孝(西) |
シンエンペラー | 牡4 | 9戦2勝 | 矢作芳人(西) |
ダノンデサイル | 牡4 | 7戦3勝 | 安田翔伍(西) |
テーオーパスワード | 牡4 | 4戦2勝 | 高柳大輔(西) |
デシエルト | 牡6 | 14戦6勝 | 安田翔伍(西) |
デルマソトガケ | 牡5 | 15戦4勝 | 音無秀孝(西) |
ドゥラエレーデ | 牡5 | 17戦2勝 | 池添学(西) |
フォーエバーヤング | 牡4 | 9戦7勝 | 矢作芳人(西) |
ペプチドナイル | 牡7 | 23戦8勝 | 武英智(西) |
ホウオウビスケッツ | 牡5 | 13戦4勝 | 奥村武(東) |
ラヴェル | 牝5 | 13戦3勝 | 矢作芳人(西) |
ラムジェット | 牡4 | 9戦5勝 | 佐々木晶三(西) |
※成績は2025年1月15日現在
参考:「サウジカップ」出走予定の日本馬(2024年)
5歳春のダート転向で自らの競走生活を一変させた、遅咲きの国内ダート最強中距離馬。2023年のドバイWCでは豪快な差し切り勝ちを決め、日本馬としては2011年ヴィクトワールピサ以来12年ぶり、オールダートコースでは初めて同レースを制覇した。年内引退が発表されており、さらなる勲章を加えるか注目の一戦となる。
3歳春のUAEダービー制覇から海外を経験し、同年はJBCクラシックとチャンピオンズCで連続2着と古馬に渡り合った確かな実力の持ち主。明け4歳シーズンも帝王賞2着とG1級タイトルには手が届いておらず、今度こそ悲願を達成したいところ。
2歳暮れのJpn1全日本2歳優駿制覇を置き土産に海外へと旅立ち、中東とアメリカで世界の強豪と戦っている国際派。昨年はUAEダービーを勝って日本馬の連覇に貢献すると、秋のBCクラシックでは史上初めて同レースの連対圏に突入する2着と大健闘。ビッグタイトル獲得が視界に入るシーズンだけに結果が求められる。

ウシュバテソーロと同級生で、こちらは日本のダート中距離路線を引っ張ってきたベテラン。昨年は決して適距離とはいえないかしわ記念を差し切ると、次走の帝王賞ではクラウンプライド、テーオーケインズとの火の出るような叩き合いを制してJpn1連勝を決めた。7歳にして初の海外挑戦、2021年みやこSから一貫してコンビを組む浜中俊騎手と世界を驚かせるか。
見事なまでにビルドアップされた肉体、高い操縦性、確かな先行力を武器に、キャリア14戦で1度しか連対圏内を外していない国内ダート最強マイラー。南部杯では次走でJBCスプリントを制するイグナイター相手に2秒差をつける大勝をおさめ、チャンピオンズCでは不利中の不利といえる中京ダート1800mの大外枠から逃げ切った。もう1頭の現役最強ダート馬ウシュバテソーロとの初対決、世界最高峰の舞台で雌雄を決する。
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