【2025年最新】ネオムターフカップ、日本馬の過去成績、出走馬一覧 オーソリティが逃げ切って初優勝

サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場芝2100mで行われるネオムターフカップ(G2)。サウジカップ開催に組み込まれる芝の中距離戦です。日本馬は「モハメドユスフナギモーターズカップ」の名称でスタートした第1回からディアドラが参戦し、バーレーン調教馬ポートライオンズの大駆けに及ばず2着。再度の挑戦となった2年後のオーソリティが悠々と逃げ切って初優勝を果たしました。同馬はアルゼンチン共和国杯連覇、青葉賞勝ち、コントレイルの引退レースとなった2021年ジャパンC2着と典型的なサウスポーで、世界レベルの脚を中東の地で披露する形となりました。2024年にはG2格付けを獲得し、総賞金は150万米ドル(2023年)から200万米ドル(2024年)、1着賞金も90万ドル(2023年)から120万米ドル(2024年)へとジャンプアップ。円安の影響で勝てば2億円近い賞金が手に入る大チャンスとあって、日本の誇る芝のミドルディスタンスホースたちが眼光鋭く狙うレースになりそうです。
「ネオムターフカップ」日本馬の過去成績一覧
年 | 出走馬 | 騎手 | 厩舎 | 着順 | 勝ち馬 |
2020 | ディアドラ | O.マーフィー | 橋田満 | 2着 | Port Lions |
2022 | オーソリティ | C.ルメール | 木村哲也 | 1着 | – |
2024 | キラーアビリティ | C.デムーロ | 斉藤崇史 | 2着 | Spirit Dancer |
2024 | スタッドリー | W.ビュイック | 奥村豊 | 9着 | Spirit Dancer |
2024 | ハーツコンチェルト | J.モレイラ | 武井亮 | 11着 | Spirit Dancer |
2025 | シンエンペラー | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 1着 | – |
2025 | キラーアビリティ | O.マーフィー | 斉藤崇史 | 10着 | シンエンペラー |
※2020年は国際格付けなし、2022年はG3、2020年は「モハメドユスフナギモーターズカップ」の名称で施行
「ネオムターフカップ」出走予定の日本馬(2025年)
小倉芝2000mの2歳未勝利戦を1分59秒5とG1級の時計で勝利し、そのままホープフルSを勝ってG1ウィナーの称号を獲得。昨年のこのレースでは2着に好走し、復調気配と馬場適性を披露した。以降は再び馬券絡みがないものの、ベスト条件でもう一度輝きを取り戻してほしい。
2歳時は京都2歳ステークスを制してホープフルSで2着に入ったものの、3歳シーズンは左回りに良績が集中。現役最強馬ドウデュースにあわや土をつけるところまでいったジャパンカップ、3歳馬の身で世界の強豪相手に堂々渡り合ったアイリッシュチャンピオンステークス、およそ届かない位置から3着に入った日本ダービーはいずれも極上の内容だった。ここへの挑戦はうなずけるところで、圧勝のシーンまで。
ネオムターフカップ・予備登録した日本馬一覧(2025年)
馬名 | 性齢 | 戦績 | 調教師 |
ダンディズム | セ9 | 39戦5勝 | 野中賢二(西) |
ダノンベルーガ | 牡6 | 14戦2勝 | 堀宣行(東) |
エヒト | 牡8 | 32戦6勝 | 森秀行(西) |
フライライクバード | セ8 | 26戦5勝 | 福永祐一(西) |
グランスラムアスク | 牝6 | 32戦4勝 | 矢作芳人(西) |
ホウオウプロサンゲ | 牡4 | 12戦4勝 | 矢作芳人(西) |
カラテ | 牡9 | 45戦8勝 | 音無秀孝(西) |
キラーアビリティ | 牡6 | 17戦3勝 | 斉藤崇史(西) |
リビアングラス | 牡5 | 13戦3勝 | 矢作芳人(西) |
ミスタージーティー | 牡4 | 9戦2勝 | 矢作芳人(西) |
ラヴェル | 牝5 | 13戦3勝 | 矢作芳人(西) |
リフレーミング | 牡7 | 29戦6勝 | 鮫島一歩(西) |
セファーラジエル | 牡7 | 30戦3勝 | 高柳大輔(西) |
シンエンペラー | 牡4 | 9戦2勝 | 矢作芳人(西) |
シンリョクカ | 牝5 | 12戦2勝 | 竹内正洋(東) |
シュタールヴィント | 牡5 | 21戦3勝 | 矢作芳人(西) |
サンライズジパング | 牡4 | 12戦4勝 | 音無秀孝(西) |
ホールネス | 牝5 | 7戦4勝 | 藤原英昭(西) |
※成績は2025年1月15日現在
参考:「ネオムターフカップ」出走予定の日本馬(2024年)
小倉芝2000mの2歳未勝利戦を1分59秒5とG1級の時計で勝利し、そのままホープフルSを勝ってG1ウィナーの称号を獲得。以降は2022年暮れの中日新聞杯(1着)を除いて馬券絡みがないが、前走の中日新聞杯では59kgを背負いながら勝ち馬から0秒2差4着と復調気配を見せた。積んでいるエンジンは一級品だけに、実力を出し切れば結果はついてくる。
一つ一つ中距離の条件戦をクリアして重賞戦線までたどり着いた明け6歳馬。前走のジャパンCはさすがに相手が強かったが、2走前のケフェウスSでは小倉大賞典勝ち馬エピファニーから0秒1差2着と好走の素地はある。母母ブランシェリーはスーパーホース・イクイノックスと同様の血統構成、一撃を期待したいところ。
新馬戦での衝撃の勝ちっぷり、日本ダービーでの僅差3着などポテンシャルは折り紙付きだが、好走条件を選ぶだけにいまだ1勝馬の身に甘んじる形となっている4歳馬。収得賞金上は3勝クラスで戦えるが、今回は好走例が集中している左回り・大箱の中距離戦とあって海外遠征を敢行、ここは2勝目とともに賞金を加算し、今後のレース選択を楽にしたいところ。
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