【2024年最新】UAEダービー、日本馬の過去成績一覧 フォーエバーヤング、アメリカ三冠路線へ夢をつなげるか
アラブ首長国連邦(UAE)・メイダン競馬場ダート1900mで行われるUAEダービー(G2)。ビッグレース目白押しの一大イベント「ドバイワールドカップデー」のアンダーカードとして行われる3歳限定のレースで、地元勢はもちろん、日米欧など世界各国からダートの新星たちが集う国際色豊かな若駒たちの戦いです。2024年の総賞金は100万米ドル、1着賞金は58万米ドルとなっています。日本馬は初挑戦となった2006年のフラムドパシオンが、のちに名種牡馬となる勝ち馬ディスクリートキャットから6馬身以上離されたとはいえ3着とまずまずのスタートを切りましたが、初勝利は2016年の「猛獣」ラニの登場まで待つことになります。近年は3歳ダート馬の海外遠征が積極的に敢行されるようになり、2022年はクラウンプライドが優勝(同馬はのちにサウジカップ、ドバイワールドカップでも5着に健闘)、2023年はデルマソトガケが制し(同年のケンタッキーダービー6着に続き、ダートの世界最高峰・BCクラシックで2着)、日本勢で連覇を達成しています。
「UAEダービー」日本馬の過去成績一覧
※2006~2008年はナドアルシバ競馬場ダート1800m、2011~2013年はメイダン競馬場オールウェザー1900m
「UAEダービー」出走予定の日本馬(2024年)
祖母に全日本2歳優駿を制したグレイスティアラの名が見え、きょうだいにはショウナンアーチー、サンライズジャストと活躍馬が出ている血統構成。新馬戦、ヤマボウシ賞と連勝し、初の重賞挑戦となった兵庫ジュニアグランプリではイーグルノワールのハナ差2着と実績は十分。前走のサウジダービーは10着、捲土重来の走りで上位進出へ。
父ベストウォーリア×母父カジノドライヴと筋の通ったダート血統で、牝系には2008年のフィリーズレビュー2着馬ベストオブミーの名前がある。新潟ダ1200mの新馬戦を大敗したものの、キャリアを重ねながら力をつけ、カトレアSではアマンテビアンコの2着、昇竜Sでは勝ち馬チカッパにハナ差差されたものの、勝ちに等しい内容だった。海外挑戦を糧にもう一回り成長してほしい。
曾祖母がオリエンタルアート、近親にオルフェーヴル・ドリームジャーニーの兄弟がいる血統。雄大なフットワークとストライドを武器に未勝利戦を圧勝すると1勝クラスも突破し、年明けの船橋・ブルーバードカップも勝ち馬からタイム差なしの3着に好走した。1900m戦は対応できそうな印象で、先行勢がバテ合いの形になれば上位進出のチャンスだ。
馬戦は1頭だけ質の違う伸び脚で圧勝、2戦目のJpn3北海道2歳優駿は豪快なマクりであっさりタイトルを獲得すると、3戦目の大一番、Jpn1全日本2歳優駿では先行策からリードを広げる一方、ワンサイドゲームの内容で2歳ダート王者に。さらに年明け初戦のサウジダービーをゴール前で差し切って4連勝を遂げた。ここも突破するようならアメリカ三冠路線がいよいよ現実的になる。
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