【2025年最新】UAEダービー、日本馬の過去成績一覧

UAEダービー 2024

アラブ首長国連邦(UAE)・メイダン競馬場ダート1900mで行われるUAEダービー(G2)。ビッグレース目白押しの一大イベント「ドバイワールドカップデー」のアンダーカードとして行われる3歳限定のレースで、地元勢はもちろん、日米欧など世界各国からダートの新星たちが集う国際色豊かな若駒たちの戦いです。日本馬は初挑戦となった2006年のフラムドパシオンが、のちに名種牡馬となる勝ち馬ディスクリートキャットから6馬身以上離されたとはいえ3着とまずまずのスタートを切りましたが、初勝利は2016年の「猛獣」ラニの登場まで待つことになります。近年は3歳ダート馬の海外遠征が積極的に敢行されるようになり、2022年はクラウンプライドが優勝(同馬はのちにサウジカップ、ドバイワールドカップでも5着に健闘)、2023年はデルマソトガケが制し(同年のケンタッキーダービー6着に続き、ダートの世界最高峰・BCクラシックで2着)、日本勢で連覇を達成しています。

「UAEダービー」日本馬の過去成績一覧

出走馬騎手厩舎着順勝ち馬
2006フラムドパシオン武豊角居勝彦3着Discreet Cat
2006ガブリンO.ペリエ森秀行7着Discreet Cat
2007ビクトリーテツニー武豊森秀行5着Asiatic Boy
2008イイデケンシン藤田伸二昆貢8着Honour Devil
2011レーザーバレット藤田伸二萩原清9着Khawlah
2012ゲンテンC.ウィリアムズ矢作芳人14着Daddy Long Legs
2013ケイアイレオーネ幸英明西浦勝一9着Lines of Battle
2015ゴールデンバローズR.ムーア堀宣行3着Mubtaahij
2015タップザットJ.モレイラ池江泰寿5着Mubtaahij
2015ディアドムス三浦皇成高橋裕8着Mubtaahij
2016ラニ武豊松永幹夫1着
2016ユウチェンジJ.モレイラ森秀行3着ラニ
2016オンザロックスM.デムーロ森秀行5着ラニ
2017エピカリスC.ルメール萩原清2着Thunder Snow
2017アディラート武豊須貝尚介12着Thunder Snow
2018タイキフェルヴールJ.モレイラ牧浦充徳6着Mendelssohn
2018ルッジェーロC.ルメール鹿戸雄一8着Mendelssohn
2019デルマルーヴルC.ルメール戸田博文4着Plus Que Parfait
2021タケルペガサスR.ムーア加藤征弘4着Rebel’s Romance
2021フランスゴデイナJ.ロザリオ森秀行6着Rebel’s Romance
2021ピンクカメハメハ戸崎圭太森秀行10着Rebel’s Romance
2022クラウンプライドD.レーン新谷功一1着
2022レイワホマレC.ルメール高柳大輔6着クラウンプライド
2022セキフウC.デムーロ武幸四郎8着クラウンプライド
2022コンバスチョンW.ビュイック伊藤圭三11着クラウンプライド
2023デルマソトガケC.ルメール音無秀孝1着
2023ドゥラエレーデC.デムーロ池添学2着デルマソトガケ
2023コンティノアール坂井瑠星矢作芳人3着デルマソトガケ
2023ペリエールO.マーフィー黒岩陽一4着デルマソトガケ
2023ゴライコウ川田将雅新谷功一12着デルマソトガケ
2024フォーエバーヤング坂井瑠星矢作芳人1着
2024バロンドール横山典弘松永幹夫6着フォーエバーヤング
2024ジョージテソーロ川田将雅嘉藤貴行10着フォーエバーヤング
2025アドマイヤデイトナC.ルメール加藤征弘1着
2025ドンインザムード坂井瑠星今野貞一3着アドマイヤデイトナ
2025シンフォーエバー菅原明良森秀行4着アドマイヤデイトナ
2025ドラゴン武豊松永幹夫6着アドマイヤデイトナ

※2006~2008年はナドアルシバ競馬場ダート1800m、2011~2013年はメイダン競馬場オールウェザー1900m

「UAEダービー」出走予定の日本馬(2025年)

2022年03月17日生 牡3
美浦・加藤征弘 厩舎
馬主:近藤旬子
通算成績:5戦1勝
主な勝ち鞍:2025年 3歳未勝利
アドマイヤデイトナ

勝ち鞍としては3歳未勝利のみだが、2歳最終戦となった未勝利戦(2着)が1分35秒8の走破時計、勝ち馬ルクソールカフェとハナ差の激闘(レコードタイムタイ)と価値の高い内容だった。ルクソールカフェがその後黒竹賞、ヒヤシンスS、伏竜Sと怒涛の4連勝を決め、世代の頂点に近づいているだけに、劣らぬポテンシャルを持つ同馬にも期待がかかるところ。

2022年05月07日生 牡3
栗東・森秀行 厩舎
馬主:藤田晋
通算成績:7戦1勝
主な勝ち鞍:2024年 2歳新馬
シンフォーエバー

現役時代は2歳G1・シャンペンSを勝ち、3歳時にはKnicks Goが勝ったBCマイルで4着に好走したComplexity産駒。OBSマーチセールで森秀行師に見いだされて来日した同馬は芝のマイルで新馬戦を快勝し、海外遠征で初ダートとなったサウジダービーでいきなり2着に好走した。中東のダービー転戦、今度こそ2勝目をつかみたい。

2022年04月21日生 牡3
栗東・松永幹夫 厩舎
武豊 騎手
通算成績:3戦1勝
主な勝ち鞍:2025年 3歳未勝利
ドラゴン

芝2000mを使った未勝利戦は2着に敗れたものの、ダート1800mに条件替わりで迎えた未勝利戦は2着に1秒5差をつける大楽勝と変わり身を見せた。松永幹夫調教師×武豊騎手のUAEダービー挑戦といえば2016年、日本馬にはじめての同レースのタイトルをもたらしたラニと同じタッグ。9年ぶりの同レース2勝目がかかる大事な一戦だ。

2022年05月07日生 牡3
栗東・今野貞一 厩舎
馬主:山田貢一
通算成績:4戦2勝
主な勝ち鞍:2025年 3歳1勝クラス
ドンインザムード

3代母Lady Sauce Boatからレディアルバローザ、キャトルフィーユ、エンジェルフェイスなど活躍馬が多数出ている牝系出身。新馬戦は7番人気、1勝クラスは8番人気と2勝はいずれも人気薄だったが、先行押し切りと王道の競馬で突破し、ヒヤシンスSではルクソールカフェにこそ及ばなかったものの、0秒4差3着に頑張った。レース内容はいずれも光るものがあり、世界を驚かせる激走があって不思議ない。

「UAEダービー」出走予定の日本馬(2024年・参考)

2021年03月07日生 牡3
栗東・西園正都 厩舎
通算成績:5戦2勝
出走取消となりました
サトノフェニックス

祖母に全日本2歳優駿を制したグレイスティアラの名が見え、きょうだいにはショウナンアーチー、サンライズジャストと活躍馬が出ている血統構成。新馬戦、ヤマボウシ賞と連勝し、初の重賞挑戦となった兵庫ジュニアグランプリではイーグルノワールのハナ差2着と実績は十分。前走のサウジダービーは10着、捲土重来の走りで上位進出へ。

2021年02月14日生 牡3
美浦・嘉藤貴行 厩舎
通算成績:7戦2勝
主な勝ち鞍:2024年 3歳1勝クラス
ジョージテソーロ

父ベストウォーリア×母父カジノドライヴと筋の通ったダート血統で、牝系には2008年のフィリーズレビュー2着馬ベストオブミーの名前がある。新潟ダ1200mの新馬戦を大敗したものの、キャリアを重ねながら力をつけ、カトレアSではアマンテビアンコの2着、昇竜Sでは勝ち馬チカッパにハナ差差されたものの、勝ちに等しい内容だった。海外挑戦を糧にもう一回り成長してほしい。

2021年02月15日生 牡3
栗東・松永幹夫 厩舎
通算成績:6戦2勝
主な勝ち鞍:2023年 2歳1勝クラス
バロンドール

曾祖母がオリエンタルアート、近親にオルフェーヴル・ドリームジャーニーの兄弟がいる血統。雄大なフットワークとストライドを武器に未勝利戦を圧勝すると1勝クラスも突破し、年明けの船橋・ブルーバードカップも勝ち馬からタイム差なしの3着に好走した。1900m戦は対応できそうな印象で、先行勢がバテ合いの形になれば上位進出のチャンスだ。

2021年02月24日生 牡3
栗東・矢作芳人 厩舎
通算成績:4戦4勝(うち重賞3勝)
フォーエバーヤング

馬戦は1頭だけ質の違う伸び脚で圧勝、2戦目のJpn3北海道2歳優駿は豪快なマクりであっさりタイトルを獲得すると、3戦目の大一番、Jpn1全日本2歳優駿では先行策からリードを広げる一方、ワンサイドゲームの内容で2歳ダート王者に。さらに年明け初戦のサウジダービーをゴール前で差し切って4連勝を遂げた。ここも突破するようならアメリカ三冠路線がいよいよ現実的になる。

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