【2024年最新】ドバイワールドカップ、日本馬挑戦の歴史 過去の出走馬と結果を振り返る ウシュバテソーロ2着で賞金ランキング首位へ

ドバイワールドカップ

アラブ首長国連邦(UAE)・メイダン競馬場ダート2000mで行われるドバイワールドカップ(G1)。ビッグレース目白押しの一大イベント「ドバイワールドカップデー」のメインイベントで、1996年の創設以来、世界最強の古馬ダートホース決定戦としてその威厳を保ち、2024年の総賞金は1200万米ドル、1着賞金は696万米ドルと世界屈指の高額レースとしても知られています。日本馬は第1回のライブリマウント(6着)以来、数多くの挑戦者を送り込み、オールウェザー(AW)2000m時代の2011年にはヴィクトワールピサとトランセンドで日本馬ワンツーを達成、東日本大震災で傷つく日本に勇気と希望を与えました。その後ホッコータルマエ、アウォーディー、チュウワウィザードらの健闘を挟み、大挙8頭で臨んだ2023年、ウシュバテソーロが豪快な差し切りを決め、史上初めてダートコースで行われるドバイワールドカップを制した日本馬となりました。

「ドバイワールドカップ」日本馬の過去成績一覧

出走馬騎手厩舎着順勝ち馬
1996ライブリマウント石橋守柴田不二男6着Cigar
1997ホクトベガ横山典弘中野隆良中止Singspiel
1998キョウトシチー松永幹夫中尾謙太郎6着Silver Charm
2000ワールドクリーク加藤和宏新井仁6着Dubai Millennium
2001トゥザヴィクトリー武豊池江泰郎2着Captain Steve
2001レギュラーメンバー松永幹夫山本正司9着Captain Steve
2002アグネスデジタル四位洋文白井寿昭6着Street Cry
2002トゥザヴィクトリーO.ペリエ池江泰郎11着Street Cry
2004アドマイヤドン安藤勝己松田博資8着Pleasantly Perfect
2004リージェントブラフ吉田豊大久保洋吉9着Pleasantly Perfect
2004サイレントディール武豊池江泰郎12着Pleasantly Perfect
2005アジュディミツオー内田博幸川島正行6着Roses in May
2006カネヒキリ武豊角居勝彦4着Electrocutionist
2006スターキングマンO.ペリエ森秀行7着Electrocutionist
2007ヴァーミリアンC.ルメール石坂正4着Invasor
2008ヴァーミリアン武豊石坂正12着Curlin
2009カジノドライヴ安藤勝己藤沢和雄8着Well Armed
2010レッドディザイアC.スミヨン松永幹夫11着Gloria de Campeao
2011ヴィクトワールピサM.デムーロ角居勝彦1着
2011トランセンド藤田伸二安田隆行2着ヴィクトワールピサ
2011ブエナビスタR.ムーア松田博資8着ヴィクトワールピサ
2012エイシンフラッシュC.ルメール藤原英昭6着Monterosso
2012スマートファルコン武豊小崎憲10着Monterosso
2012トランセンド藤田伸二安田隆行13着Monterosso
2014ベルシャザールC.ルメール松田国英11着African Story
2014ホッコータルマエ幸英明西浦勝一16着African Story
2015ホッコータルマエ幸英明西浦勝一5着Prince Bishop
2015エピファネイアC.スミヨン角居勝彦9着Prince Bishop
2016ホッコータルマエ幸英明西浦勝一9着California Chrome
2017アウォーディー武豊松永幹夫5着Arrogate
2017ラニR.ムーア松永幹夫8着Arrogate
2017アポロケンタッキーC.ルメール山内研二9着Arrogate
2017ゴールドドリームJ.モレイラ平田修14着Arrogate
2018アウォーディー武豊松永幹夫6着Thunder Snow
2019ケイティブレイブJ.モレイラ杉山晴紀取消Thunder Snow
2021チュウワウィザード戸崎圭太大久保龍志2着Mystic Guide
2022チュウワウィザード川田将雅大久保龍志3着Country Grammer
2023ウシュバテソーロ川田将雅高木登1着
2023テーオーケインズO.マーフィー高柳大輔4着ウシュバテソーロ
2023クラウンプライドD.レーン新谷功一5着ウシュバテソーロ
2023パンサラッサ吉田豊矢作芳人10着ウシュバテソーロ
2023ジオグリフC.ルメール木村哲也11着ウシュバテソーロ
2023カフェファラオJ.モレイラ堀宣行12着ウシュバテソーロ
2023ヴェラアズールC.デムーロ渡辺薫彦13着ウシュバテソーロ
2023ジュンライトボルトR.ムーア友道康夫15着ウシュバテソーロ
2024ウシュバテソーロ川田将雅高木登2着Laurel River
2024ウィルソンテソーロ原優介小手川準4着Laurel River
2024ドゥラエレーデB.ムルザバエフ池添学5着Laurel River
2024デルマソトガケO.マーフィー音無秀孝6着Laurel River

※1996年~2009年はナドアルシバ競馬場ダート2000m。2010~2014年はメイダン競馬場オールウェザー2000m

「ドバイワールドカップ」出走予定の日本馬(2024年)

2019年02月25日生 牡5
美浦・小手川準 厩舎
通算成績:15戦7勝(うち重賞3勝)
ウィルソンテソーロ

昨年のJpn3・3連勝からメキメキと力をつけ、暮れの大舞台であるチャンピオンズCと東京大賞典で連続2着に好走。前走のフェブラリーSは大敗を喫したものの、ドンフランキーがつくるハイペースに巻き込まれた上、本質的にマイラーではない点を鑑みれば度外視可能だろう。初の海外挑戦がこのビッグレース、自らの力を出し切って一つでも上の着順を勝ち取ってほしい。

2017年03月04日生 牡7
美浦・高木登 厩舎
通算成績:33戦11勝(うち重賞5勝)
主な勝ち鞍:2023年ドバイWC(G1)
ウシュバテソーロ

5歳春のダート転向で自らの競走生活を一変させた、遅咲きの国内ダート最強中距離馬。2023年のドバイWCでは豪快な差し切り勝ちを決め、日本馬としては2011年ヴィクトワールピサ以来12年ぶり、オールダートコースでは初めて同レースを制覇した。現役ラストイヤーの始動戦、前走のサウジCは後方から鋭く追い込んで2着とさすがの内容で能力の減衰はない。ディフェンディングチャンピオンとして王者の走りを期待したい。

2020年04月28日生 牡4
栗東・音無秀孝 厩舎
通算成績:11戦4勝(うち重賞2勝)
主な勝ち鞍:2023年UAEダービー(G2)
デルマソトガケ

2歳暮れのJpn1全日本2歳優駿制覇を置き土産に海外へと旅立ち、中東とアメリカで世界の強豪と戦っている国際派。昨年はUAEダービーを勝って日本馬の連覇に貢献すると、秋のBCクラシックでは史上初めて同レースの連対圏に突入する2着と大健闘。前走のサウジCは休み明けでもうひとつ伸びきれずの5着、一度使われた今回は型通りの上昇を見込んでいいだろう。

2020年01月29日生 牡4
栗東・池添学 厩舎
通算成績:12戦2勝(うち重賞1勝)
主な勝ち鞍:2022年ホープフルS(G1)
ドゥラエレーデ

芝の中距離G1ホープフルS覇者というプロフィールから想定されるローテーションを軽く逸脱する道のりを歩んできた、現役屈指の個性派ホース。昨年のチャンピオンズC3着からダート戦線へ本格的に舵を切り、東京大賞典でも強力メンバー相手に3着を確保した。前走のフェブラリーSは距離適性の問題が大きく、2000mへの距離延長で巻き返したい。

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