【2025年最新】ドバイワールドカップ、日本馬挑戦の歴史 過去の出走馬と結果を振り返る

アラブ首長国連邦(UAE)・メイダン競馬場ダート2000mで行われるドバイワールドカップ(G1)。ビッグレース目白押しの一大イベント「ドバイワールドカップデー」のメインイベントで、1996年の創設以来、世界最強の古馬ダートホース決定戦としてその威厳を保ち、2024年の総賞金は1200万米ドル、1着賞金は696万米ドルと世界屈指の高額レースとしても知られています。日本馬は第1回のライブリマウント(6着)以来、数多くの挑戦者を送り込み、オールウェザー(AW)2000m時代の2011年にはヴィクトワールピサとトランセンドで日本馬ワンツーを達成、東日本大震災で傷つく日本に勇気と希望を与えました。その後ホッコータルマエ、アウォーディー、チュウワウィザードらの健闘を挟み、大挙8頭で臨んだ2023年、ウシュバテソーロが豪快な差し切りを決め、史上初めてダートコースで行われるドバイワールドカップを制した日本馬となりました。
「ドバイワールドカップ」日本馬の過去成績一覧
※1996年~2009年はナドアルシバ競馬場ダート2000m。2010~2014年はメイダン競馬場オールウェザー2000m
「ドバイワールドカップ」出走予定の日本馬(2025年)
昨年は帝王賞、コリアカップ、チャンピオンズC、東京大賞典と2着4回を記録し、もうひとつ勝ちきれないレースが続いたが、佐賀開催のJBCクラシックを地元出身の川田将雅騎手の手綱で勝利し、ビッグタイトルをつかんだ。昨年のドバイワールドカップでは4着と戦える脚力を披露しており、今年はさらなる上の着順を目指したい。
2023年のドバイワールドカップを勝った日本が誇るダートホース。昨年はサウジカップ2着、ドバイワールドカップ2着と古豪健在をアピールし、今年の初戦となったサウジカップもフォーエバーヤングとロマンチックウォリアーの死闘を前に見ながらしぶとく追い込んで3着を確保した。コース相性は間違いなく、自らのスタイルに徹して前を捉え切りたい。
サウジダービー・UAEダービーと中東の二大ダービーを勝ち、ケンタッキーダービーでは日本馬悲願の戴冠があとわずかのところまで見えた3着、BCクラシックも3着と、前人未到の領域を突き進む新世代のスーパースター。前走のサウジカップはロマンチックウォリアーとの歴史に残る死闘を制した。まともに走れば結果はついてくるだろう。
フォーエバーヤングを筆頭にタレントが揃い、史上最強世代といっていい2021年のダート三冠世代の一翼。ユニコーンS、東京ダービーと連勝した内容、東京大賞典でフォーエバーヤングから0秒3差3着に頑張ったレースぶりは今年以降につながる明るい未来を予感させた。相手は強いが、末脚を伸ばすスタイルで世界に挑む。
「ドバイワールドカップ」出走予定の日本馬(2024年・参考)
昨年のJpn3・3連勝からメキメキと力をつけ、暮れの大舞台であるチャンピオンズCと東京大賞典で連続2着に好走。前走のフェブラリーSは大敗を喫したものの、ドンフランキーがつくるハイペースに巻き込まれた上、本質的にマイラーではない点を鑑みれば度外視可能だろう。初の海外挑戦がこのビッグレース、自らの力を出し切って一つでも上の着順を勝ち取ってほしい。
5歳春のダート転向で自らの競走生活を一変させた、遅咲きの国内ダート最強中距離馬。2023年のドバイWCでは豪快な差し切り勝ちを決め、日本馬としては2011年ヴィクトワールピサ以来12年ぶり、オールダートコースでは初めて同レースを制覇した。現役ラストイヤーの始動戦、前走のサウジCは後方から鋭く追い込んで2着とさすがの内容で能力の減衰はない。ディフェンディングチャンピオンとして王者の走りを期待したい。
2歳暮れのJpn1全日本2歳優駿制覇を置き土産に海外へと旅立ち、中東とアメリカで世界の強豪と戦っている国際派。昨年はUAEダービーを勝って日本馬の連覇に貢献すると、秋のBCクラシックでは史上初めて同レースの連対圏に突入する2着と大健闘。前走のサウジCは休み明けでもうひとつ伸びきれずの5着、一度使われた今回は型通りの上昇を見込んでいいだろう。
芝の中距離G1ホープフルS覇者というプロフィールから想定されるローテーションを軽く逸脱する道のりを歩んできた、現役屈指の個性派ホース。昨年のチャンピオンズC3着からダート戦線へ本格的に舵を切り、東京大賞典でも強力メンバー相手に3着を確保した。前走のフェブラリーSは距離適性の問題が大きく、2000mへの距離延長で巻き返したい。
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