【2025年最新】サウジダービー、日本馬の過去成績、出走馬の一覧 フォーエバーヤングが優勝 フルフラット、ピンクカメハメハで森秀行厩舎が連覇

サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場ダート1600mで行われるサウジダービー(G3)。サウジカップ開催に組み込まれる3歳限定の競走で、総賞金150万米ドル、1着賞金90万米ドル(いずれも2025年)という高水準の賞金設定。日本馬は「サンバサウジダービー」の名称でスタートした第1回から参戦し、フルフラットが4コーナー先頭から粘りこんで記念すべき初代王者に輝くと、翌年もピンクカメハメハが王道の先行抜け出しで勝ち切り、森秀行厩舎の管理馬が連覇を成し遂げました。2024年は全日本2歳優駿覇者フォーエバーヤング、札幌2歳S勝ち馬セットアップらが参戦し、フォーエバーヤングが見事優勝しました。日本でもダート三冠競走とステップレースの整備が進み、砂の舞台へ熱い視線が注がれる中、サウジダービーからUAEダービー、さらにアメリカ三冠競走など、世界各国を股にかけるローテーションも決して珍しいものではなくなるはずです。
「サウジダービー」日本馬の過去成績一覧
年 | 出走馬 | 騎手 | 厩舎 | 着順 | 勝ち馬 |
2020 | フルフラット | 武豊 | 森秀行 | 1着 | – |
2021 | ピンクカメハメハ | 戸崎圭太 | 森秀行 | 1着 | – |
2022 | セキフウ | C.デムーロ | 武幸四郎 | 2着 | Pinehurst |
2022 | コンシリエーレ | C.ルメール | 稲垣幸雄 | 3着 | Pinehurst |
2023 | デルマソトガケ | 松若風馬 | 音無秀孝 | 3着 | Commissioner King |
2023 | コンティノアール | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 5着 | Commissioner King |
2023 | フロムダスク | 川田将雅 | 森秀行 | 9着 | Commissioner King |
2023 | エコロアレス | 福永祐一 | 森秀行 | 12着 | Commissioner King |
2024 | フォーエバーヤング | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 1着 | – |
2024 | サトノフェニックス | J.モレイラ | 西園正都 | 10着 | フォーエバーヤング |
2024 | セットアップ | 横山武史 | 鹿戸雄一 | 11着 | フォーエバーヤング |
2025 | シンフォーエバー | 菅原明良 | 森秀行 | 2着 | Golden Vekoma |
2025 | ミストレス | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 4着 | Golden Vekoma |
2025 | ミリアッドラヴ | 西村淳也 | 新谷功一 | 7着 | Golden Vekoma |
※2020、2021年は国際格付けなし、2020年は「サンバサウジダービーカップ」の名称で施行
「サウジダービー」出走予定の日本馬(2025年)
OBSマーチセールを経て来日した米国産馬。豊かなスピードを武器に新潟の新馬戦を逃げ切り、続く新潟2歳ステークスは2番人気の支持を受けながら9着に大敗したものの、サウジアラビアロイヤルカップ4着、ベゴニア賞2着と立て直してきた。森厩舎らしい意欲的な海外遠征で、父Complexityは2歳ダートG1シャンペンS勝ち馬だけに対応できる素地はある。
セレクトセールで1億円近い値がついたグランド牧場生産馬。新馬戦は減量の古川奈穂騎手を背に悠々と逃げ切り、2戦目となるアルテミスステークスでも果敢にハナを叩き、勝ち馬ブラウンラチェットから0秒2差の2着に粘って賞金を加算した。前走の船橋・ブルーバードカップでは大敗したが、中東ダートでの巻き返しを図る。
1400mデビューからエーデルワイス賞を完勝し、さらに距離延長となる全日本2歳優駿ではライバル・ナチュラルライズがコーナリングに手こずる中、そつのないレース運びで無傷3連勝、2歳ダート女王の座に就いた。ここまでのレース運びから1800mもギリギリ対応できそうで、結果を出せば先々に楽しみが広がる一戦だ。
サウジダービー・予備登録した日本馬一覧(2025年)
※成績は2025年1月15日現在
参考:「サウジダービー」出走予定の日本馬(2024年)
祖母に全日本2歳優駿を制したグレイスティアラの名が見え、きょうだいにはショウナンアーチー、サンライズジャストと活躍馬が出ている血統構成。新馬戦、ヤマボウシ賞と連勝し、初の重賞挑戦となった兵庫ジュニアグランプリではイーグルノワールのハナ差2着と実績は十分。全日本2歳優駿大敗のリベンジを果たしたい。
新馬戦ではホープフルS覇者レガレイラから0秒2差の2着、未勝利戦をあっさり逃げ切ると次走の札幌2歳Sで2着パワーホールに0秒7差をつけて重賞初制覇を果たした。初のマイルとなった朝日杯FSで7着に敗れ、一転砂へのチャレンジ。ダートでの活躍馬も多いデクラレーションオブウォー産駒だけに新味が出る可能性も。
セレクトセールで1億円を超える値が付いた素質馬で、新馬戦は1頭だけ質の違う伸び脚で圧勝、2戦目のJpn3北海道2歳優駿は豪快なマクりであっさりタイトルを獲得すると、3戦目の大一番、Jpn1全日本2歳優駿では先行策からリードを広げる一方、ワンサイドゲームの内容で2歳ダート王者に輝いた。整備された国内ダート三冠路線か、あるいは海外のビッグレースを渉猟するか、今後のローテーションをも占いそうな一戦だ。
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