【2024年最新】ドバイゴールデンシャヒーン、日本馬挑戦の歴史 過去の出走馬と結果 イグナイター、ドンフランキー、リメイク、ケイアイドリーが参戦予定
アラブ首長国連邦(UAE)・メイダン競馬場ダート1200mで行われるドバイゴールデンシャヒーン(G1)。ビッグレース目白押しの一大イベント「ドバイワールドカップデー」の一翼をなすスプリント戦で、世界各国のスピード自慢たちが一堂に会する砂の最速決定戦です。2024年の総賞金は200万米ドル、1着賞金は116万米ドルとなっています。日本馬は2002年、快速牝馬ブロードアピール5着から挑戦をスタートさせ、2009年にはバンブーエールが、2010年にはローレルゲレイロが4着に入線。初挑戦から17年経過した2019年にマテラスカイが2着に入り、日本馬史上初めてドバイGSの連対圏に突入しました。その後2021年・2022年にもレッドルゼルが2着となりましたが、未だ先頭でゴールを駆け抜けた日本馬はいません。日本でなじみ深い「ドバイ4競走」のうち、唯一栄冠を手にしていないレースであり、悲願達成が待たれるところです。
「ドバイゴールデンシャヒーン」日本馬の過去成績一覧
年 | 出走馬 | 騎手 | 厩舎 | 着順 | 勝ち馬 |
2002 | ブロードアピール | O.ペリエ | 松田国英 | 5着 | Caller One |
2004 | マイネルセレクト | 武豊 | 中村均 | 5着 | Our New Recruit |
2006 | アグネスジェダイ | 吉原寛人 | 森秀行 | 6着 | Proud Tower Too |
2007 | アグネスジェダイ | 武豊 | 森秀行 | 10着 | Kelly’s Landing |
2007 | シーキングザベスト | 福永祐一 | 森秀行 | 11着 | Kelly’s Landing |
2009 | バンブーエール | 武豊 | 安達昭夫 | 4着 | Big City Man |
2010 | ローレルゲレイロ | 藤田伸二 | 昆貢 | 4着 | Kinsale King |
2013 | タイセイレジェンド | R.ムーア | 矢作芳人 | 12着 | Reynaldothewizard |
2017 | ディオスコリダー | S.フォーリー | 高橋義忠 | 11着 | Mind Your Biscuits |
2018 | マテラスカイ | 武豊 | 森秀行 | 5着 | Mind Your Biscuits |
2019 | マテラスカイ | 武豊 | 森秀行 | 2着 | X Y Jet |
2021 | レッドルゼル | R.ムーア | 安田隆行 | 2着 | Zenden |
2021 | コパノキッキング | W.ビュイック | 村山明 | 5着 | Zenden |
2021 | ジャスティン | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 11着 | Zenden |
2021 | マテラスカイ | 戸崎圭太 | 森秀行 | 12着 | Zenden |
2022 | レッドルゼル | 川田将雅 | 安田隆行 | 2着 | Switzerland |
2022 | チェーンオブラブ | 坂井瑠星 | 小笠倫弘 | 4着 | Switzerland |
2023 | リメイク | 武豊 | 新谷功一 | 5着 | Sibelius |
2023 | レッドルゼル | 川田将雅 | 安田隆行 | 6着 | Sibelius |
2023 | レモンポップ | 坂井瑠星 | 田中博康 | 10着 | Sibelius |
2023 | ジャスティン | B.ムルザバエフ | 矢作芳人 | 12着 | Sibelius |
2024 | ドンフランキー | C.デムーロ | 斉藤崇史 | 2着 | Tuz |
2024 | リメイク | 川田将雅 | 新谷功一 | 4着 | Tuz |
2024 | イグナイター | 笹川翼 | 新子雅司 | 5着 | Tuz |
2024 | ケイアイドリー | C.ルメール | 村山明 | 9着 | Tuz |
※2002年~2009年はナドアルシバ競馬場ダート1200m
「ドバイゴールデンシャヒーン」出走予定の日本馬(2024年)
交流重賞路線で中央勢と互角以上に渡り合ってきた兵庫の雄。昨年はさきたま杯を制すると秋のマイルCS南部杯で2着、さらにJBCスプリントを勝って悲願のJpn1タイトルを獲得、南関東の無敗三冠馬ミックファイアを抑えて2年連続のNAR年度代表馬に輝いた。前走はフェブラリーSに挑戦し(11着)、今回は世界最速のダートスプリンターが集まる舞台に遠征、持ち前のスピードを存分に生かしてほしい。
デビュー当初はダート1800mを中心に使われていたが、短距離戦線に矛先を向けてからその才能が開花、ダートOP競走を3勝し、層の厚い交流重賞路線への挑戦権を獲得すると、3度目のJpn3挑戦となる北海道スプリントカップを快勝した。初海外となった前走のリヤドダートスプリントは6着とまずまずの結果、慣れが見込める今回はパフォーマンスの向上が見込めそうだ。
600kgに迫る恵まれた馬体を生かしたフットワークでダート短距離路線を渉猟する巨漢馬。昨年のプロキオンSではリメイクを撃破し、東京盃では1分10秒0の好時計で重賞2勝目を飾った。前走のフェブラリーSは長いマイルながら果敢に逃げ、前半3F33秒台の厳しい流れから9着に踏ん張った。適距離に戻る今回は大幅に条件好転で、世界を驚かせるシーンがあってもおかしくない。
2022年カペラSで良馬場ながら1分8秒9という猛時計をマークした、現役で最強クラスの砂のスプリンター。今季初戦のリヤドダートスプリントは中団から直線で伸び続け快勝、昨年3着のリベンジを果たすとともに、コリアスプリントに続いて海外重賞2勝目をマークした。日本馬初のドバイゴールデンシャヒーン制覇の夢を託せるエース級の存在だ。
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