【2025年最新】ドバイターフ、日本馬挑戦の歴史 過去の出走馬と結果を振り返る

アラブ首長国連邦(UAE)・メイダン競馬場芝1800mで行われるドバイターフ(G1)。ビッグレース目白押しの一大イベント「ドバイワールドカップデー」の一翼をなす競走で、1800mの距離設定を求めてマイラーからスピード型の中距離馬まで数多くのスターホースが遠征してきました。2024年の総賞金は500万米ドル、1着賞金は290万米ドルとなっています。2007年にアドマイヤムーンが制して以降、2014年のジャスタウェイ、2019年のアーモンドアイが衝撃のパフォーマンスを披露、2017年の勝利を含め3年連続連対を果たしたヴィブロスなど日本馬の活躍が目立っています。
「ドバイターフ」日本馬の過去成績一覧
※2014年までは「ドバイデューティーフリー」のレース名で施行、2001年はG2
「ドバイターフ」出走予定の日本馬(2025年)
ルーラーシップ産駒のマイラーという異色なプロフィールで、2022年にマイラーズCを制して以降G1戦線の常連として活躍。6歳シーズンを迎えた昨年もベテランながらますます力をつけ、秋のマイルCSを豪快に差し切って悲願のG1タイトルをつかんだ。7歳初戦となった中山記念は上々の3着、1800mには対応できるだろう。
体質の弱さを抱えるため、5歳ながらわずか8戦のキャリアにとどまるが、おととしのエリザベス女王杯制覇に代表されるようにレース内容は紛れもなくG1級。マイルCS4着など1600mではやや忙しい印象があっただけに、府中牝馬Sで衝撃的な勝ちっぷりを披露した1800mはベスト。大箱のドバイで久々の脚力全開を期待したい。
ゴールドシップ産駒の個性派。重馬場の毎日杯を1分46秒0という好時計で勝利し、神戸新聞杯でもうなりながら逃げて重賞2勝目をつかんだように脚力は申し分ないが、大敗した日経新春杯のようにコントロールが難しく、陣営は1800mへの距離短縮を選択。世界レベルの相手が揃ったが、通用して不思議ないポテンシャルの持ち主。侮れない。
現役屈指の末脚で2023年の三冠牝馬に輝いた女傑。秋華賞以来は勝利が遠いものの、イクイノックスに迫ったジャパンC、ドスローの展開ながら世界最強クラスのレベルスロマンスに迫ったドバイシーマC、ロマンチックウォリアー相手に0秒2差2着だった香港カップと実力は申し分なし。1800mの流れに戸惑わなければ最強のライバル撃破もあり得る。
「ドバイターフ」出走予定の日本馬(2024年・参考)
昨年の同レース2着馬。共同通信杯で圧勝し、日本ダービーではドウデュース、イクイノックスを向こうに回して1番人気に支持された逸材も、タイトルが遠い現状が続いている。共同通信杯、昨年のドバイターフの内容の通り、左回りのワンターン1800mはドンピシャの条件であり、強力なライバルに食らいつきたいところ。
朝日杯FS制覇からドラマチックなエピソードに馬生が彩られるスターホース。昨年秋は三冠路線を皆勤、2走は結果が出なかったものの、天皇賞(秋)当日の負傷から戻ってきたレジェンド武豊騎手とともに見事なマクり差しで有馬記念を制した。昨年は出走さえかなわなかったドバイの地に戻り、1年越しのリベンジを果たす。
阪神JF、桜花賞で1番人気に支持され、その才能を多くの競馬ファンに認められながらG1タイトルに手が届かなかったが、昨年秋は富士Sを快勝すると返す刀でマイルCSを大外強襲で撫で切り、香港マイルでもゴールデンシックスティから0秒4差の3着に健闘。使い詰めできなかった馬がG1連続好走と、ついに殻を破った感がある。円熟味を増す5歳春、2つ目のG1奪取なるか。
先行力と長くいい脚を使う体力を武器に、マイル~1800m路線で実績を積んできた関西馬。前走の中山記念ではマイスター・横山典弘騎手の完璧な手綱さばきに導かれ、4回目の重賞挑戦で初のタイトルを獲得した。勢いそのままに世界最高レベルの1800m戦にエントリー、ドバイの地でも自分の型を貫いて真っ向勝負といく。
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