【2024年最新】POG2024-2025 エピファネイア産駒特集 ブラストワンピースの妹、ダービー馬の弟など今年も注目株続々

POG2024-2025シーズンにおけるエピファネイア産駒特集です。シーザリオの子、かつ父シンボリクリスエスという現在の日本競馬にジャストフィットする血統構成、2014年のジャパンCに代表される暴力的なまでの脚力を武器に、スタッドイン後は年度代表馬エフフォーリア、無敗の三冠牝馬デアリングタクト、桜花賞を制しオークスでも2着に入ったステレンボッシュなど成功例が続出。POGでも当然エース格の評価を受けるであろう産駒たちを見ていきましょう(敬称略、2024年5月20日現在)。
POG2024-25 注目のエピファネイア産駒
母リュズキナは不出走。産駒にはG2京都新聞杯を制し、G2神戸新聞杯2着からG1菊花賞で1番人気の支持を受けたレッドジェネシス、現3歳世代には未勝利戦、1勝クラスを連勝し、重賞初挑戦となったG3クイーンCで強豪クイーンズウォーク・アルセナールに続く3着に好走したルージュスエルテがいる。同じファミリーからは1998年のG1・英2000ギニーを勝ったキングオブキングスなどが出ている。
母スマッシュはWitchful Thinkingにさかのぼる牝系出身で、G2札幌記念など重賞を3勝し、G1天皇賞(秋)2着、G1マイルCS3着とトップクラスでも活躍したサングレーザー、Jpn1・JBCレディスクラシック覇者のメーデイアらと同族。産駒にはG3ユニコーンSを勝ったスマッシャーや、中山マイルを人気薄で連勝しオープン入りを果たしたモルフェオルフェがいる。
セレクトセール当歳セッションにおいて1億5000万超で取引された高額馬。兄に1勝クラスから4連勝でG3阪急杯を制したアグリ(Caravaggio産駒)がいる。加藤征弘調教師は現3歳世代からG2ニュージーランドTを勝ったエコロブルーム、G2フローラS覇者アドマイヤベルと重賞ウイナーが複数出ており、厩舎の先輩に続く活躍を期待したい。
兄に2019年春東京の極端なまでのイン有利馬場を生かし切り、単勝93.1倍・12番人気で番手からダービー馬の称号を勝ち取ったロジャーバローズがいる。ロジャーバローズ以降は続く馬がなかなか出てこない牝系だが、一発の破壊力は魅力的。4月生まれだけに長い目で見守っていきたいところ。
母モシーンはオーストラリアの名牝で、1600mから2500mと幅広いカテゴリーでG1を4勝、さらに2歳時には1200mのG1、高額レースで知られるゴールデンスリッパーSで2着と短距離でも通用するスピードをもった稀有な存在だった。これまでの産駒にはG3東京新聞杯など重賞3勝のプリモシーン、LプリンシパルSを勝ってダービーへの優先出走権を得たダノンエアズロックらがいる。
母ツルマルワンピースはG1阪神JF5着、JRA3勝。産駒にはハービンジャーとのカップリングで誕生した巨漢馬、3歳でG1有馬記念を勝ち、G2札幌記念、G2・AJCCなども制したブラストワンピース、G2フローラS2着馬ホウオウピースフルがいる。牝馬で成功例が出ているのは心強く、調教中に急死した兄ブラストウェーブの無念を晴らしてほしい。
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