【2025年最新】チャンピオンズマイル 過去に出走した日本馬と結果を振り返る

香港・シャティン競馬場芝1600mで行われるチャンピオンズマイル(G1)。香港競馬の下半期を締めくくる国際競走として設立された「チャンピオンズデー」内で開催されるマイル戦です。スプリント~マイル路線においては世界最高レベルといっていい香港馬相手に日本馬は苦戦が続き、初挑戦となった2005年のコスモバルクから2008年のマイネルシーガル、2014年のマイネルラクリマはいずれも10着と掲示板に届かない大敗を繰り返していました。しかし2016年、日本最強マイラーであるモーリスが堂々の勝利。自身7連勝を飾るとともに重い扉をこじ開けました。近年は日本馬の挑戦が途絶えており、2018年・2019年はビューティージェネレーションが連覇、2021年~2023年にはゴールデンシックスティが3連覇と香港勢が強さを見せています。
「チャンピオンズマイル」日本馬の過去成績(2025年)
7R「チャンピオンズマイル」(17:00発走)出走予定の日本馬(2025年)
新馬戦でドウデュースの僅差2着、セントライト記念ではのちの菊花賞馬アスクビクターモアを倒すなど早くから活躍している芦毛のキタサンブラック産駒。長らく勝利からは見放されているものの、2024年フェブラリーS2着、2023年と2024年に安田記念4着とワンターンのマイルなら芝・ダート問わず戦えるところを見せている。初の海外挑戦となる今回、久々の美酒を味わいたい。
「チャンピオンズマイル」出走予定の日本馬(参考・2024年)
ディープブリランテ産駒の星。未勝利時代からソーダズリング、サトノグランツなどのちの重賞ウィナーにもまれ、初勝利を挙げてからは怒涛の4連勝で重賞2勝馬に。特に毎日王冠ではソングライン、シュネルマイスターという日本最強クラスのマイラーを従えてのタイトル獲得で価値が高い。年明け初戦の中山記念は大敗も、本来の脚力をフルに生かせば巻き返せる。
4歳マイラーの最強格として世界を股にかけて戦う国際派。昨年はアーリントンC制覇からNHKマイルC3着、オーストラリア遠征では高額賞金レース・ゴールデンイーグルをジョシュア・パー騎手のイン突きで鮮やかに制し、1着賞金525万豪ドルを獲得。年明け初戦のドンカスターマイルは13着に終わったものの、極悪馬場に苦しみながら勝ち馬と0秒6差なら及第点だろう。初の香港で再び「大盤振る舞い」といきたい。
バルドウィナ牝系出身、桜花賞馬ジュエラーやワンカラット、アラタなどと同じファミリーの4歳牡馬。昨年のNHKマイルCでは雨降りしきる中で強烈な差し脚を披露し、人気馬を一刀両断して先頭でゴールイン。3歳マイル王者に輝くとともに、剛腕・内田博幸騎手へ久しぶりのG1タイトルを贈った。近走は大きな着順を並べているが、香港の地で復調のきっかけをつかめるか。