【2024年最新】「伝説の新馬戦」一覧 皐月賞馬アンライバルドvs菊花賞馬スリーロールスvs牝馬二冠馬ブエナビスタ、ドウデュースvsガイアフォースなど夢のマッチアップ

伝説の新馬戦 一覧

JRA(中央競馬)における「伝説の新馬戦」一覧です。日本ダービーが終わると翌週から「2歳新馬」がスタートして若馬たちがデビューを果たしますが、出走馬の大半は未勝利のまま引退していくのが現実。しかしごくまれに、出走メンバーから複数頭の重賞勝ち馬、ひいてはG1勝ち馬が生まれる新馬戦が存在します。未来のクラシックホースが対決した一戦など、競馬ファンの間で語り継がれる「伝説」となった新馬戦を取り上げます。

2008年10月26日 京都5R 2歳新馬 芝1800m

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枠番馬名性齢人気着差騎手調教師
111アンライバルド牡231.51.7岩田康誠友道康夫(西)
22リーチザクラウン牡221 1/4小牧太橋口弘次郎(西)
34ブエナビスタ牝213/4安藤勝己松田博資(西)
48スリーロールス牡281 1/2横山典弘武宏平(西)
55エーシンビートロン牡241 3/4内田博幸西園正都(西)

「伝説の新馬戦」の代表格といっていい一戦です。1着アンライバルドはのちに皐月賞を制覇しクラシック一冠を奪取、2着リーチザクラウンはきさらぎ賞を制し、日本ダービーでロジユニヴァースの2着、古馬になってからもマイラーズCを制覇。出世頭は3着のブエナビスタで、続く未勝利戦から怒涛の5連勝でG1・3勝を含む重賞4勝。惜しくも秋華賞で牝馬三冠を逃すも、引退までG1・6勝を積み重ねました。4着スリーロールスは3戦目で未勝利を脱出後、3走続けて馬券圏外となりながら夏に力をつけ、野分特別を勝って臨んだ菊花賞を8番人気ながら勝ち、クラシックホースの称号を獲得。5着エーシンビートロンはダート路線に転向し、2014年の佐賀Jpn3サマーチャンピオンを勝利と、掲示板の5頭がいずれも重賞ウィナーに輝いた稀有なメイクデビューでした。


2007年7月8日 阪神5R 2歳新馬 芝1800m

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枠番馬名性齢人気着差騎手調教師
15アーネストリー牡231.48.7佐藤哲三佐々木晶三(西)
24トールポピー牝222池添謙一角居勝彦(西)
312ドリームシグナル牡26クビ幸英明西園正都(西)
814キャプテントゥーレ牡21(1.50.3)武豊森秀行(西)

1着アーネストリーはクラシックにこそ縁がなかったものの、古馬になってからメキメキと頭角を現し、2009年中日新聞杯を皮切りに重賞を5勝、特に2011年の宝塚記念では2分10秒1の快記録で2番手から押し切り、当時横綱格だったブエナビスタを下しています。2着トールポピーは阪神JFを差し切って2歳女王に輝くと、1番人気に支持された桜花賞こそ8着に敗れますが、次走のオークスでキッチリ巻き返しG1・2勝目をマークしました。3着ドリームシグナルは京王杯2歳Sで12番人気2着、年明けのシンザン記念を4角15番手から豪脚で差し切り勝ち。父アグネスデジタルをほうふつとさせる切れ味で重賞タイトルをつかみました。この新馬戦で1番人気だったキャプテントゥーレは大敗を喫したものの、翌年の皐月賞を制しています。


2003年10月18日 京都3R 2歳新馬(牝) 芝1400m

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枠番馬名性齢人気着差騎手調教師
17スイープトウショウ牝211.22.9角田晃一渡辺栄(西)
211アグネスラズベリ牝223本田優西浦勝一(西)
33ディアチャンス牝232藤田伸二清水出美(西)

1着スイープトウショウは新馬戦で他馬と一線を画す末脚を披露し、3馬身差の快勝。続くファンタジーSも同様のレース内容であっさりと重賞初制覇を飾ると、暮れの阪神JFでは1番人気の支持を受けました(5着)。牝馬三冠ではオークス2着から秋華賞を制し、翌年は豪華メンバーの宝塚記念で11番人気ながら歴戦の牡馬を下すG1・2勝目をマーク。同年のエリザベス女王杯、11カ月の休み明けだった京都大賞典も制するなど、牝馬の枠を超えた活躍を見せました。2着アグネスラズベリはスプリント路線に転向、3歳冬から4連勝でオープン入りを果たし、2007年の函館SSを制覇、3着ディアチャンスは6歳でオープン入り、マーメイドSを勝ちました。


2021年9月5日 小倉5R 2歳新馬 芝1800m

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枠番馬名性齢人気着差騎手調教師
113ドウデュース牡211.50.2武豊友道康夫(西)
210ガイアフォース牡23クビ松山弘平杉山晴紀(西)
311フェーングロッテン牡223鮫島克駿宮本博(西)

1着ドウデュースは新馬戦で衝撃的ラップを刻んで初勝利を飾ると、暮れの朝日杯FSを勝ち、鞍上の武豊騎手に悲願のタイトルをプレゼントし、3歳では日本ダービー、4歳暮れには有馬記念と格高のG1ばかりを3勝しています。そのドウデュースにクビ差まで迫ったガイアフォースは3歳秋にセントライト記念を勝ち、翌年のマイラーズCでシュネルマイスターのタイム差なし2着、2024年のフェブラリーSではダートにも対応しての2着と適性の幅を見せています。3着フェーングロッテンは3歳夏にラジオNIKKEI杯を制覇、4歳シーズンも中山金杯3着、金鯱賞2着、鳴尾記念2着と重賞戦線で活躍しました。


2000年9月2日 札幌5R 2歳新馬 芝1800m

枠番馬名性齢人気着差騎手調教師
16ジャングルポケット牡251.52.0千田輝彦渡辺栄(西)
25タガノテイオー牡21クビ藤田伸二松田博資(西)
51メジロベイリー牡22(1.53.8)武幸四郎武邦彦(西)

8頭立てながら、のちのG1ウィナーが2頭いた珍しい新馬戦です。1着ジャングルポケットは5番人気の低評価を覆して初陣を飾ると、続く札幌3歳Sも制覇。クラシックシーズンは共同通信杯を勝って皐月賞2着、最大のライバル・アグネスタキオン不在の日本ダービーを勝って世代の頂点に立ちました。秋のジャパンカップでは王者テイエムオペラオーに引導を渡すG1・2勝目、現役生活を通して東京コースに圧倒的な強さを誇った、典型的なトニービン産駒でした。2着タガノテイオーは折り返しの新馬を勝利、東スポ杯3歳Sを勝って朝日杯3歳Sでも1番人気に支持され2着に好走。しかしレース後に粉砕骨折が判明し、無念の予後不良となっています。その朝日杯を勝ったのが5着メジロベイリー。未勝利脱出直後の大駆けでした。


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