【2024年最新】POG2024-2025 アドマイヤマーズ産駒特集 3歳で香港を制した天才マイラー、ダイワメジャーの正統後継者へ

POG2024-2025シーズンにおけるアドマイヤマーズ産駒特集です。現役時代は3連勝で臨んだ朝日杯FSで、同世代の強力なライバル・グランアレグリアを下してのG1獲りを果たし、翌年は皐月賞に挑戦(4着)し、適距離のNHKマイルCではまたもやグランアレグリアに1番人気を譲りながら快勝。何よりも同年暮れに挑んだ香港マイルで強力な地元勢を従えて3歳馬による優勝を達成したことが特筆に値します。ダイワメジャーの子とあってPOG期間内での活躍が大いに期待できるアドマイヤマーズ産駒の注目馬を確認していきましょう(敬称略、2024年5月20日現在)。
POG2024-25 注目のアドマイヤマーズ産駒
母ロッテンマイヤーはビワハイジ牝系出身で、現役時代はOP忘れな草賞を勝って桜花賞にも出走した。近親には女傑ブエナビスタを筆頭に、アドマイヤオーラ、アドマイヤジャパン、トーセンレーヴ、ジョワドヴィーヴル、サングレアルとそうそうたる名前が並ぶ。きょうだいのゼーゼマンは喉なりで全能力の発揮を妨げられているものの、素材は優秀なものを見せており、この血統から再度の大物誕生の予感がする。
母スカイダイヤモンズはアメリカで重賞3勝を含む10勝を挙げた名牝。5代母Show Ladyの牝系からは中山金杯を勝ち、菊花賞ではエアシャカールの惜しい2着に頑張ったトーホウシデン、阪神牝馬特別2着、中山牝馬S3着と重賞戦線で活躍したベストダンシングがいる。定年の近づく名伯楽・国枝栄調教師にさらなる勲章を加える活躍に期待したい。
母テディーズプロミスはアメリカのG1・ラブレアステークス(ダート7F)を勝った快速馬で、産駒にはデビューから3連勝でG3京都2歳S、OP野路菊Sを制したマイラプソディ、末脚を武器に条件戦で入着を重ねるマイシンフォニーがいる。父アドマイヤマーズ替わりはいかにも好感で、キーファーズ・武幸四郎調教師のコンビでマイル戦線を沸かせてほしいところ。
きょうだいのベルラップは京都2歳SでのちのジャパンCウィナー・シュヴァルグランを従えて重賞制覇を果たし、カセドラルベルはオープン馬に出世、グーデンドラークはダート中距離戦線の準オープンで好走を続けるなど、コンスタントに走る子を出す血統構成。父アドマイヤマーズを手掛けた友道康夫調教師への預託という点がセールスポイントで、POG戦略的にはぜひとも押さえておきたい。
母レディスキッパー、祖母ライクザウインド、3代母ウインドインハーヘア。今年のクラシックを席巻したステレンボッシュ、アーバンシック、レガレイラと共通する血統で、あらためてディープインパクト、ブラックタイド、レディブロンドを産んだウインドインハーヘアの血の力に感嘆する。きょうだいにアドマイヤミヤビがいることから母の繁殖能力も折り紙付き、トレンドに乗ってG1獲りへ。
ミッキーアイル産駒の姉ナムラクレアはG3小倉2歳Sを勝つなどデビュー当初から活躍し、桜花賞では鬼門といわれるフィリーズレビューからのステップで3着に激走した。以降G1タイトルだけが遠いものの長らく現役最強格のスプリンターとして活躍しており、早熟性・成長力ともに評価できる血統だ。偉大な姉と同じ長谷川浩大調教師・奈村睦弘氏所有のコンビで桜前線へ向かってほしい。
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