【2024年最新】POG2024-2025 ドゥラメンテ産駒特集 ラストクロップに大物は潜むか、父の血を受け継ぐ存在に

POG2024-2025シーズンにおけるドゥラメンテ産駒特集です。血統表を見るとゾクゾクするような、社台グループの粋を集めた近代日本競馬の結晶といえる存在。現役時代は暴力的な強さで二冠を達成し、生涯9戦で一度も連対を外しませんでした。種牡馬となってからはリバティアイランドをはじめ、タイトルホルダー、スターズオンアースという当代最強クラスの馬を続々と送り出したものの、2021年8月、わずか9歳の若さで早逝。ラストクロップから最後の大物が登場するか、当然ながら期待は高まるところです(敬称略、2024年5月20日現在)。
POG2024-25 注目のドゥラメンテ産駒
母はアルゼンチンG1・CEジュヴェナイルフィリーズを勝ち、亜1000ギニーでも2着に入った南米血統。2022年セレクトセール当歳セッションで1億6500万円(税込)の値がついた。CEジュヴェナイルフィリーズ勝ち馬は日本と相性がよく、2015年の同レースを勝ったセレスタは母としてJpn1・JBCレディスクラシックを勝ったヴァレーデラルナ、G1オークス2着馬ハーパーを出している。
母リトルモンスターはInto Mischief産駒。2018~2020年に現役生活を送り、JRAのダート1300~1600mで3勝を挙げた。本馬が初子となる。母父Into Mischiefの血統構成では今年のOP昇竜Sを勝ち、Jpn2兵庫ジュニアグランプリでも2着に好走したチカッパ(父リアルスティール)がいる。
母パスオブドリームズは米G1・BCディスタフ、ラブレアSなどを勝ったSpainと同族の牝系出身。産駒には勝ち鞍こそ新馬戦の1勝にとどまったものの、G2チューリップ賞2着、G3サウジアラビアロイヤルカップ2着、G1阪神ジュベナイルフィリーズ3着とデアリングタクト世代で上位だったクラヴァシュドール、OP馬ノースザワールドがいる。4月生まれながらロマンを感じさせる血統だ。
母マスクオフはビハインドザマスクの娘で、現役時代【1-3-1-0】とキャリアこそ少ないながら堅実に走った。産駒には東京コースでキャリアの全4勝を稼ぎ出しOP入りを果たしたトゥーフェイス、G2ローズSで1分43秒0という驚異的なタイムをマークしてのちのエリザベス女王杯勝ち馬ブレイディヴェーグを下し、G1秋華賞ではリバティアイランドに唯一迫る2着、G1ヴィクトリアマイルも不利がありながら3着に頑張ったマスクトディーヴァがいる。
母サロミナは「シュレンダーハン牧場のSライン」出身、日本でもすっかりおなじみとなった。同族からはソウルスターリング、スターズオンアース、ヴェロックス、シュネルマイスター、ビワハイジ、ブエナビスタ、ジョワドヴィーヴル、マンハッタンカフェというすさまじいビッグネームが出ており、産駒にはサリオス、サラキア、サリエラとこちらも活躍馬がズラリ。名門が送り出すクラシック候補だ。
母ドナブリーニの最高傑作は言わずと知れたG1・7勝馬、牝馬三冠を達成してジャパンCではオルフェーヴルを撃破、引退レースの有馬記念まで輝き続けた名牝ジェンティルドンナだが、その他にもドナアトラエンテ、スレイマン、ドナウブルーと高い打率で活躍馬を送り出している。偉大な姉、兄たちに追いつき追い越すキャリアを積み重ねて欲しい。
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