【2024年最新】POG2024-2025 キズナ産駒特集 エリキング、ダノンフェアレディ、シークなど素質馬・注目馬を紹介

POG キズナ産駒 特集

POG2024-2025シーズンにおけるキズナ産駒特集です。1998年の二冠牝馬・ファレノプシスの弟にしてディープインパクトの傑作、2013年の日本ダービーを鮮やかに差し切り、フランスではニエル賞を勝ち、凱旋門賞でも4着に健闘した同馬は、種牡馬としてもソングライン、ジャスティンミラノ、アカイイトといったG1馬を送り出しています。偉大な父の血を次世代につなぐため、ますます注目が集まる産駒たちを見ていきましょう(敬称略、2024年5月20日現在)。

POG2024-25 注目のキズナ産駒

2月12日生まれ 牡馬
厩舎:中内田充正 調教師
馬主:藤田晋
生産者:ノーザンファーム
主なきょうだい:なし

母ヤングスターはオーストラリアのG1、BRCクイーンズランドオークス(芝2000m)勝ち馬。本馬が初子となる。曾祖母にはデビュー6連勝でイギリスオークス・アイルランドオークス・ヨークシャーオークス・イギリスセントレジャーとG1・4連勝を決め、1992年のジャパンCに1番人気で出走したユーザーフレンドリーがいる、由緒正しい牝系。本馬は2023年セレクトセール1歳セッションで2億3100万円の値がついた。

3月23日生まれ 牡馬
厩舎:手塚貴久 調教師
馬主:藤田在子
生産者:天羽禮治
主なきょうだい:マルターズディオサ(写真)

母トップオブドーラはGrand Slam産駒で、現役時代はダート1000mを3勝した快速馬だった。産駒にはG3ユニコーンS3着、オアシスS・ポルックスSとOP競走で勝ち鞍をあげたアルタイル(父カネヒキリ)、本馬と同じくキズナを父に持つ、G1阪神JF2着、G2チューリップ賞、G3紫苑Sを勝ったマルターズディオサがいる。マルターズディオサ以来となるキズナとのカップリング、否が応でも期待が高まるところ。

5月1日生まれ 牡馬
厩舎:角田晃一 調教師
馬主:ノースヒルズ
生産者:土居牧場
主なきょうだい:ベルカント(写真)

母セレブラールはコンスタントに走る子どもを送り出す名牝で、代表産駒であるベルカントはG2フィリーズレビュー、G3ファンタジーSなど重賞を5勝、ロードカナロアとのカップリングで誕生したイベリスはG3アーリントンC、G3京都牝馬Sを制覇。エレヴァート、ヘネラルカレーラ、サイード、サルヴァトーレも中央で3勝を挙げており、本馬も堅実に上位クラスへ出世する可能性が高い。

1月27日生まれ 牡馬
母・ローブティサージュ(写真)
厩舎:中内田充正 調教師
馬主:シルクレーシング
生産者:ノーザンファーム
主なきょうだい:リアンティサージュ

シルクホースクラブにて1億円募集(20万×500口)されている注目馬。母ローブティサージュは2012年のG1阪神JFを勝った2歳女王で、クラシックシーズンは不振にあえいだものの、4歳時にはG3キーンランドCを勝っている。4代母Much Too Riskyからはホワイトウォーターアフェアが出ており、ヴィクトワールピサ、アサクサデンエンといった活躍馬につながるファミリー出身。

3月25日生まれ 牡馬
厩舎:須貝尚介 調教師
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム
主なきょうだい:コナコースト(写真)

キングカメハメハ産駒の母コナブリュワーズは現役時代に4勝。うずしおSなど芝1200~1400m路線で結果を残した。産駒にはG1桜花賞2着馬コナコーストがいる。4代母バレークイーンはダービー馬フサイチコンコルド、皐月賞馬アンライバルド、京成杯覇者ボーンキングを産み、孫には皐月賞馬ヴィクトリー、2000年代半ばの中長距離路線を盛り上げたリンカーンなどの名が並ぶ。

4月2日生まれ 牝馬
厩舎:手塚貴久 調教師
馬主:藤田晋
生産者:ノーザンファーム
主なきょうだい:オープンファイア(写真)

母ゴーマギーゴーはアメリカのG2・ブラックアイドスーザンS(ダート9F)、ガルフストリームパークオークス(ダート8.5F)覇者。産駒にはディープインパクトの最終世代としてデビューし、G3きさらぎ賞で2着に好走したオープンファイアがいる。セレクトセールでは9680万円で取引され、同じキズナ産駒であるマルターズディオサを出世させた手塚貴久調教師が管理している。

4月19日生まれ 牝馬
厩舎:佐々木晶三 調教師
馬主:岡浩二
生産者:サンデーヒルズ
主なきょうだい:アカイイト(写真)

全姉アカイイトはG1エリザベス女王杯を10番人気で快勝。タフな展開を外から力強く伸びたレース内容が印象的だった。同じく全姉にあたるエニシノウタは小倉、京都といった平坦コースでの活躍が目立っていた点は覚えておきたいところ。上の成長曲線と4月生まれである点を考えると即戦力とはいかないだろうが、長い目で見れば伸びてくる可能性のある一頭。

2月18日生まれ 牝馬
厩舎:松下武士 調教師
馬主:国本哲秀
生産者:ノーザンファーム
主なきょうだい:ミスエルテ(写真)

2022年セレクトセール当歳セッションで2億円超の値が付いた高額馬。母ミスエーニョはアメリカの2歳G1・デルマーデビュータントステークスを勝ち、産駒のミスエルテは同じく2歳G3・ファンタジーSを勝ち、牝馬ながら朝日杯FSに挑戦し1番人気の支持を受けた(4着)。デビューした牝馬がきっちり走っている血統で、同馬にも姉以上の戦績を残してほしいところ。

1月19日生まれ 牝馬
厩舎:橋口慎介 調教師
馬主:ダノックス
生産者:ノーザンファーム
主なきょうだい:ダイヤモンドハンズ(写真)

母メチャコルタはアルゼンチンG1・亜1000ギニー大賞典ウィナー。サトノフラッグ、サトノレイナスを出したバラダセール、レシステンシアやグラティアスを産んだマラコスタムブラダなどと同じく、成功例が早期から動ける南米血統を引いている。兄ダイヤモンドハンズはサトノダイヤモンド産駒ながら6月の新馬を勝ってG3札幌2歳S3着と2歳から結果を出しており、非常にパワーのある牝系といえる。

1月21日生まれ 牝馬
厩舎:福永祐一 調教師
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム
主なきょうだい:ダノンベルーガ(写真)

兄ダノンベルーガは共同通信杯を勝ち、ダービーで1番人気に支持された逸材。天皇賞(秋)、ドバイターフなど世界レベルの1800~2000m路線で健闘している。姉ボンドガールも新馬戦で素晴らしいラップを計時し、高い素質を満天下に示した。ハズレのない血統に新鋭・福永祐一調教師のタッグで、マイル~2000mあたりで出世街道に乗る姿がありありとイメージできる。

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