2026年皐月賞(G1)特集

中山11R/芝2000m/(国際) 牡・牝 (指)
2025皐月賞_ミュージアムマイル

出走予定注目馬

サトノフラッグ、サトノレイナス、カラマティアノスらと同じバラダセール牝系の良血馬。中京マイルの新馬戦を完勝して臨んだデイリー杯2歳ステークスでは粗削りなレースに終始し、アドマイヤクワッズの完璧な競馬の前に敗戦を喫したが、朝日杯FSでは重馬場をものともしない重厚な末脚でG1タイトルをつかんだ。直行ローテで挑む未経験の2000mは不安要素だが、血統的にはこなせる素地があり、一介のマイラーと侮ってはいけない。

シングスピール肌にスワーヴリチャードを配してデザイン通りに誕生した才能あふれる中距離馬。毎年素質馬が集結する6月東京の芝1800m戦は3着に敗れたが、立て直した秋の東京芝2000mで上がり3ハロン32秒9を計時する完勝を決め、年明けの京成杯では4角10番手から極上の末脚を繰り出して重賞初制覇を飾った。近年の皐月賞は時計勝負でコースロスが命取りになるだけに好走の形は選びそうだが、破壊力はメンバー中最上位クラスだ。

牡3 栗東・杉山晴紀 厩舎
ロブチェン

たった1頭で父ワールドプレミアの名を上げた孝行息子。11月京都の新馬戦は前半5ハロン通過が64秒0、そこからペースが上がらず2ハロン勝負で平凡な内容だったが、次走のホープフルSでは中団追走からタフな中山をしぶとく伸びる味のある内容で勝利、わずかキャリア2戦目にして2歳中距離路線の頂点に立った。3番人気とファンからはまだ半信半疑の評価にとどまった共同通信杯でもタイム差なし3着に好走し、型通りに良化して本番の一冠目に挑む。

産駒数は少ないものの走る若駒が次々と現れ、俄然注目を集めているポエティックフレアを父に持つマイラー。新馬戦を大楽勝して臨んだ新潟2歳ステークスでは番手からの競馬、直線では豊かな持続力を発揮して2着タイセイボーグに0秒7差で圧勝し、朝日杯FS5着から挑んだ共同通信杯でもスピードを生かし切る見事な先行策で重賞2勝目を勝ち取った。NHKマイルC路線に進むか、ダービーへ夢をつなげるか、まさに試金石となる一戦だ。

牡3 栗東・斉藤崇史 厩舎
バステール

現代日本競馬を引っ張るスーパーサイアー、キタサンブラックが送り込むスター候補。11月最終週の東京芝1800mでデビューし、素質馬ゴーラッキーを猛追するも届かず2着に終わったが、未勝利戦を圧巻の末脚で制し、続く弥生賞ディープインパクト記念ではライヒスアドラー、アドマイヤクワッズという世代トップレベルの強敵2頭をまとめて撫で切った。同コースとはいえ少頭数でのレース、本番で同じ形の競馬は難しそうでさらなる成長が欲しいものの、楽しみな1頭には間違いない。

その他ホープフルS2着フォルテアンジェロ、ホープフルS3着、スプリングS2着など堅実に結果を残してきたアスクエジンバラ、毎日杯覇者アルトラムス、若葉Sを快勝したマテンロウゲイル、きさらぎ賞を勝ったゾロアストロ、弥生賞組のライヒスアドラーアドマイヤクワッズなども十分タイトルを狙える力関係。近年ではまれに見る群雄割拠の状況で、予想しがいのあるクラシック開幕戦となった。

皐月賞(G1)出馬表

馬名性齢重量騎手
1カヴァレリッツォ牡357D.レーン
2サウンドムーブ牡357団野大成
3サノノグレーター牡357田辺裕信
4ロブチェン牡357松山弘平
5アスクエジンバラ牡357岩田康誠
6フォルテアンジェロ牡357荻野極
7ロードフィレール牡357武豊
8マテンロウゲイル牡357横山和生
9ライヒスアドラー牡357佐々木大輔
10ラージアンサンブル牡357高杉吏麒
11パントルナイーフ牡357C.ルメール
12グリーンエナジー牡357戸崎圭太
13アクロフェイズ牡357西村淳也
14ゾロアストロ牡357岩田望来
15リアライズシリウス牡357津村明秀
16アルトラムス牡357横山武史
17アドマイヤクワッズ牡357坂井瑠星
18バステール牡357川田将雅

トライアル他結果

2025.12.21 阪神11R 芝1600m 14頭 小雨 重
朝日杯フューチュリティS

2025.12.27 中山11R 芝2000m 16頭 曇 良
ホープフルS

1着 ロブチェン (7人気)
2着 フォルテアンジェロ (4人気)
3着 アスクエジンバラ (9人気)
2025ホープフルS_ロブチェン

2026.01.18 中山11R 芝2000m 15頭 晴 良
京成杯

1着 グリーンエナジー (2人気)
2着 マテンロウゲイル (6人気)
3着 ソラネルマン (1人気)
2026京成杯_グリーンエナジー

2026.02.10 京都11R 芝1800m 9頭 曇 良
きさらぎ賞

1着 ゾロアストロ (1人気)
2着 エムズビギン (2人気)
3着 ラフターラインズ (4人気)
2026きさらぎ賞_ゾロアストロ

2026.02.15 東京11R 芝1800m 9頭 晴 良
共同通信杯

1着 リアライズシリウス (2人気)
2着 ベレシート (4人気)
3着 ロブチェン (3人気)
2026共同通信杯_リアライズシリウス

2026.03.08 中山11R 芝2000m 10頭 晴 良
ディープインパクト記念3着以内優先出走

1着 バステール (3人気)
2着 ヴィンセンシオ (2人気)
3着 アドマイヤクワッズ (1人気)
2026ディープインパクト記念_バステール

2026.03.15 中山11R 芝1800m 16頭 晴 良
スプリングS3着以内優先出走

1着 アウダーシア (8人気)
2着 アスクエジンバラ (2人気)
3着 アクロフェイズ (7人気)
2026スプリングS_アウダーシア

2026.03.21 阪神11R 芝2000m 12頭 晴 良
若葉SL2着以内優先出走

1着 マテンロウゲイル (1人気)
2着 ロードフィレール (6人気)
3着 サヴォアフェール (2人気)
2026若葉S_マテンロウゲイル

2026.03.28 阪神11R 芝1800m 16頭 晴 良
毎日杯

1着 アルトラムス (1人気)
2着 ローベルクランツ (3人気)
3着 カフジエメンタール (2人気)
2026毎日杯_アルトラムス

出走予定馬の「調教後の馬体重」

出走予定馬の「調教後の馬体重」は下記となります。

馬名馬体重計量日計量
場所
前走
馬体重
カヴァレリッツォ4924/16(木)栗東482
サウンドムーブ4524/15(水)栗東454
サノノグレーター4604/16(木)美浦456
ロブチェン5244/15(水)栗東518
アスクエジンバラ4704/15(水)栗東458
フォルテアンジェロ4534/16(木)美浦450
ロードフィレール5184/16(木)栗東524
マテンロウゲイル4984/15(水)栗東502
ライヒスアドラー5204/16(木)美浦512
ラージアンサンブル4704/15(水)美浦472
パントルナイーフ5104/15(水)美浦512
グリーンエナジー4944/16(木)美浦490
アクロフェイズ4764/15(水)栗東476
ゾロアストロ4704/15(水)美浦468
リアライズシリウス5304/16(木)美浦530
アルトラムス4724/15(水)栗東474
アドマイヤクワッズ4824/16(木)栗東480
バステール4564/15(水)栗東456
  • 馬体重の数値は「kg」。
  • 開催場以外で計量した競走馬については、計量後に開催場へ「輸送」しています。
  • 馬体重は、「調教」「輸送」「飼付」「排糞」等により、常に大きく変動します。
  • 上記馬体重は、あくまでも計量時のデータであり、レース当日の馬体重とは異なります。
  • レース当日に発表する馬体重は、発走時刻の概ね70分前に計量しています。
  • 前走が海外の競馬であっても馬体重を計量している場合には、「前走馬体重」を表記しています。

詳細については、JRAのHPをご確認ください。

皐月賞・馬体診断

皐月賞プレレーティング

馬名2025年度
JPN
ランキング
2026年度
レーティング
最高値
2026年
レーティング該当レース
(2025年該当レース)
アクロフェイズ112 MスプリングS3着
アスクイキゴミ110 MチャーチルC1着
アスクエジンバラ112112 MスプリングS2着
(ホープフルS3着)
アドマイヤクワッズ112112 I弥生賞3着
(デイリー杯2歳S1着
朝日杯FS3着)
アルトラムス109 M毎日杯1着
オルフセン107(ホープフルS6着)
カヴァレリッツォ116(朝日杯FS1着)
グリーンエナジー111 I京成杯1着
サイモンシャリオ
サウンドムーブ111 MスプリングS4着
サノノグレーター
ゾロアストロ110111 Mきさらぎ賞1着
(東京スポーツ杯2歳S2着)
バステール114 I弥生賞1着
パントルナイーフ111(東京スポーツ杯2歳S1着)
フォルテアンジェロ113(ホープフルS2着)
マテンロウゲイル111 I若葉S1着
ライヒスアドラー108112 I弥生賞2着
(東京スポーツ杯2歳S3着)
ラージアンサンブル109 LすみれS1着
リアライズシリウス110113 M共同通信杯1着
(新潟2歳S1着)
ロブチェン115112 M共同通信杯3着
(ホープフルS1着)
ロードフィレール107 I若葉S2着

【プレレーティング表の見かた】
(1)レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、着差・負担重量・過去の勝馬との比較などをもとに、国際的に統一された基準により、数値化したものです。
(2)ここに示すプレレーティング表は、登録各馬が本年度のレースで獲得した最高値(原則として、G1・Jpn1競走は6着まで、その他の重賞・オープン競走は4着までが対象)と、昨年度のJPNサラブレッドランキングの数値を掲載しています。
(3)空欄の馬は、上記(2)の基準を満たしていない馬です。
(4)レーティングに付随するアルファベット(SMILE)は、そのレーティングを獲得したレースの競走距離を示すもので、区分は以下のとおりです。
S 【Sprint】 1,000m-1,300m [1,000m-1,599m(CAN/USA)]
M 【Mile】 1,301m-1,899m [1,600m-1,899m(CAN/USA)]
I 【Intermediate】 1,900m-2,100m
L 【Long】 2,101m-2,700m
E 【Extended】 2,701m-
※詳細については、JRAのHPをご確認ください。

皐月賞(G1)歴代優勝馬

2025.04.20 中山11R 芝2000m 18頭 曇 良
皐月賞

ミュージアムマイル
単勝 10.6倍 (3人気)
R 1:57.0 (34.1)
J.モレイラ騎手
牡3 栗東・高柳大輔厩舎
2025皐月賞_ミュージアムマイル

2024.04.14 中山11R 芝2000m 18頭 晴 良
皐月賞

ジャスティンミラノ
単勝 4.8倍 (2人気)
R 1:57.1 (34.7)
戸崎圭太騎手
牡3 栗東・友道康夫厩舎
2024皐月賞_ジャスティンミラノ

2023.04.16 中山11R 芝2000m 18頭 晴 重
皐月賞

ソールオリエンス
単勝 5.2倍 (2人気)
2:00.6 (35.5)
横山武史騎手
牡3 美浦・手塚貴久厩舎
2023皐月賞_ソールオリエンス

2022.04.17 中山11R 芝2000m 18頭 曇 良
皐月賞

ジオグリフ
単勝 9.1倍 (5人気)
1:59.7 (34.3)
福永祐一騎手
牡3 美浦・木村哲也厩舎
2022皐月賞_ジオグリフ

2021.04.18 中山11R 芝2000m 16頭 晴 稍重
皐月賞

エフフォーリア
単勝 3.7倍 (2人気)
2:00.6 (36.7)
横山武史騎手
牡3 美浦・鹿戸雄一厩舎
2021皐月賞_エフフォーリア

データ分析

脚質

脚質成績勝率連対率3着内率
逃げ0-1-0-130.0%7.1%7.1%
先行4-5-3-2610.5%23.7%31.6%
差し5-3-5-577.1%11.4%18.6%
追込1-1-2-491.9%3.8%7.5%

人気

人気成績勝率連対率3着内率
1番人気2-1-3-420.0%30.0%60.0%
2番人気3-0-0-730.0%30.0%30.0%
3番人気1-3-2-410.0%40.0%60.0%
4番人気0-2-1-70.0%20.0%30.0%
5番人気1-1-0-810.0%20.0%20.0%
6-9番人気3-3-3-317.5%15.0%22.5%
10番人気以下0-0-1-840.0%0.0%1.2%

枠番

枠番成績勝率連対率3着内率
1枠2-0-0-1810.0%10.0%10.0%
2枠0-1-2-170.0%5.0%15.0%
3枠0-0-1-190.0%0.0%5.0%
4枠2-3-2-1310.0%25.0%35.0%
5枠0-1-2-170.0%5.0%15.0%
6枠3-1-2-1415.0%20.0%30.0%
7枠2-3-0-237.1%17.9%17.9%
8枠1-1-1-243.7%7.4%11.1%

前走着順

前走着順成績勝率連対率3着内率
1着7-9-6-578.9%20.3%27.8%
2着2-0-2-335.4%5.4%10.8%
3着0-0-1-210.0%0.0%4.5%
4着1-1-0-99.1%18.2%18.2%
5着0-0-1-50.0%0.0%16.7%
6-9着0-0-0-130.0%0.0%0.0%
10着以下0-0-0-70.0%0.0%0.0%

ステップレース

レース成績勝率連対率3着内率
ホープフルS2-1-0-525.0%37.5%37.5%
京成杯1-0-1-711.1%11.1%22.2%
きさらぎ賞0-0-1-80.0%0.0%11.1%
共同通信杯4-0-5-1318.2%18.2%40.9%
弥生賞1-5-2-302.6%15.8%21.1%
若葉S1-0-1-332.9%2.9%5.7%
スプリングS0-1-0-180.0%5.3%5.3%
毎日杯1-0-0-420.0%20.0%20.0%
その他0-3-0-270.0%10.0%10.0%

所属

所属成績勝率連対率3着内率
関東馬4-5-4-536.1%13.6%19.7%
関西馬6-5-6-925.5%10.1%15.6%

騎手

順位騎手成績勝率連対率3着内率
1横山武史2-0-1-240.0%40.0%60.0%
2戸崎圭太2-0-1-622.2%22.2%33.3%
3福永祐一2-0-0-528.6%28.6%28.6%
4ルメール1-1-2-511.1%22.2%44.4%
5松山弘平1-1-0-416.7%33.3%33.3%
6モレイラ1-1-0-050.0%100.0%100.0%
7蛯名正義1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8川田将雅0-2-1-40.0%28.6%42.9%
9田辺裕信0-1-1-60.0%12.5%25.0%
10M.デムーロ0-1-0-80.0%11.1%11.1%

調教師

順位調教師成績勝率連対率3着内率
1友道康夫1-1-1-107.7%15.4%23.1%
2池江泰寿1-1-1-710.0%20.0%30.0%
3木村哲也1-1-0-320.0%40.0%40.0%
4手塚貴久1-0-1-225.0%25.0%50.0%
5矢作芳人1-0-0-614.3%14.3%14.3%
6鹿戸雄一1-0-0-325.0%25.0%25.0%
7角居勝彦1-0-0-150.0%50.0%50.0%
7藤原英昭1-0-0-150.0%50.0%50.0%
9二ノ宮敬宇1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
9高柳大輔1-0-0-0100.0%100.0%100.0%

馬主

順位馬主成績勝率連対率3着内率
1サンデーR3-1-1-823.1%30.8%38.5%
2キャロット2-1-0-916.7%25.0%25.0%
3社台RH1-0-2-316.7%16.7%50.0%
4三木正浩1-0-0-233.3%33.3%33.3%
5前田晋二1-0-0-150.0%50.0%50.0%
5ヒダカBU1-0-0-150.0%50.0%50.0%
7嶋田賢1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8金子真人HD0-2-0-70.0%22.2%22.2%
9シルクR0-2-0-20.0%50.0%50.0%
10G1レーシング0-1-0-10.0%50.0%50.0%

生産者

順位生産者成績勝率連対率3着内率
1ノーザンF6-6-4-568.3%16.7%22.2%
2社台F1-0-2-136.3%6.3%18.8%
3ノースヒルズ1-0-0-233.3%33.3%33.3%
4田上徹1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
4服部牧場1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
6ビッグレッドF0-1-0-20.0%33.3%33.3%
6追分F0-1-0-20.0%33.3%33.3%
8岡田スタツド0-1-0-10.0%50.0%50.0%
9斉藤安行0-1-0-00.0%100.0%100.0%
10谷川牧場0-0-1-30.0%0.0%25.0%

種牡馬

順位種牡馬成績勝率連対率3着内率
1ディープインパクト3-1-2-2011.5%15.4%23.1%
2キタサンブラック1-2-0-125.0%75.0%75.0%
3キズナ1-0-0-811.1%11.1%11.1%
4ロードカナロア1-0-0-614.3%14.3%14.3%
5エピファネイア1-0-0-516.7%16.7%16.7%
6オルフェーヴル1-0-0-325.0%25.0%25.0%
7ドレフォン1-0-0-233.3%33.3%33.3%
8リオンディーズ1-0-0-150.0%50.0%50.0%
9ハーツクライ0-1-1-130.0%6.7%13.3%
10ドゥラメンテ0-1-1-60.0%12.5%25.0%

※過去10年の皐月賞集計

レースガイド

■「最もはやい馬が勝つ」クラシック三冠レース第一弾!

繁殖馬選定レースとしての意味合いを持つイギリスのクラシック競走の中で、3歳牡馬・牝馬限定戦の2000ギニー(ニューマーケット・直線1マイル)を模範として1939年に「横浜農林省賞典四歳呼馬」(芝1850m・横浜競馬場)の名で創設。1932年創設の「東京優駿競走(現在の日本ダービー)」および1938年創設の「京都農林省賞典四歳呼馬(現在の菊花賞)」と併せて日本のクラシック三冠が形成された。その後、1943~47年にレース名・距離・競馬場が時代背景と共に変更され、1949年に中山競馬場に開催場を移し、1950年に距離を芝2000mなって基盤が作られた。

また、1984年グレード制施行によりG1に格付けされ、1995年に地方馬、2002年からは外国馬の出走が可能となり、2010年に国際G1競走に認定されて現在に至る。三冠レース中で距離が一番短く、第一弾として施行されることから高いスピード値が必須とされ、日本ダービーの「運のある馬」、菊花賞の「強い馬」に対し「最もはやい馬が勝つ」と言われている。

1990年代前半~後半までは芝の保護を目的として前開催までを仮柵Bコースで施行し、皐月賞の開催で仮柵のないAコースに戻すという施策が行われていた。結果内ラチ3メートルまでは全く荒れていないグリーンベルトが出現し、内を通った馬が伸び、3メートルより外(Bコースでのレースで馬場が最も荒れている箇所)を通った馬が伸びないという現象が起きていた。サンデーサイレンス初期産駒で、ブエナビスタの父でも知られるスペシャルウィークはこのグリーンベルトの為、逃げたセイウンスカイを捕まえられなかったと言われている。なお、1999年以降は本競走もBコースに変更されたことにより、内外の差はほとんどなくなり、実力を発揮しやすいコースとなった。

過去に本競走を制し、後の三冠馬となった馬は日本競馬史上で僅か8頭(1941年セントライト、1964年シンザン、1983年ミスターシービー、1984年シンボリルドルフ、1994年ナリタブライアン、2005年ディープインパクト、2011年オルフェーヴル、2020年コントレイル)。兎にも角にもこの皐月賞を勝たなければ三冠馬への道はなく、勝った馬にその唯一の挑戦権が与えられる。距離体系の整備や競馬番組の拡充に伴い、近年は皐月賞をパスしNHKマイルCから日本ダービーなどのローテーションを取る馬も多いが、やはりいつの時代も競馬ファンは三冠馬の存在を望んでおり、本競走がまさにその開幕レースなのである。