2025年皐月賞(G1)特集

中山11R/芝2000m/(国際) 牡・牝 (指)
2024皐月賞_ジャスティンミラノ

関連最新ニュース

出走予定注目馬

牡3 栗東・斉藤崇史 厩舎舎
クロワデュノール

キタサンブラックがまたも送り出した次世代のスター候補。6月東京の新馬戦を衝撃的なラップで制し、東スポ杯2歳Sでは万全ではない中サトノシャイニングを撃破。ホープフルSはただ1頭古馬のような内容で2着ジョバンニに2馬身差の快勝を決め、以後は敗れた馬の活躍で相対的な価値が上がり続けている。図式はまさに1対17、包囲網を潜り抜けて三冠の夢をつなげられるか。

牡3 栗東・中内田充正 厩舎
エリキング

母ヤングスターは豪G1勝ち馬、セレクトセール2億円超の良血キズナ産駒。出世レースとして知られる宝塚記念デーの芝1800m新馬戦では重馬場を力強く伸びて初陣を飾ると、野路菊S、京都2歳SとのちのホープフルS2着馬ジョバンニを下し無傷の3連勝を決めた。骨折のアクシデントがあり、京都2歳S以来ぶっつけで本番を迎えるだけに、当週まで気配に注目したいところ。

海外G1制覇で波に乗る下河辺牧場のキズナ産駒。新馬戦、東スポ杯2歳Sはスローの上がり勝負となり実力を測りかねる内容だったが、きさらぎ賞では朝日杯FS3着、チャーチルダウンズC勝ち馬ランスオブカオスらを寄せ付けない圧勝でクラシック有力候補に名乗りを上げた。これまでのキャリア3戦は11頭立てが最多で、多頭数替わりの克服がカギだ。

牡3 栗東・杉山晴紀 厩舎
ジョバンニ

小倉芝1800mの新馬戦で上々の数字をマークし、野路菊S、京都2歳Sでは素質馬エリキングの2着。ホープフルSでは最内枠を利した松山弘平騎手の素晴らしい騎乗に導かれ、直線で鋭く伸びて勝ち馬クロワデュノールに迫る2着だった。今季初戦となった若葉Sは着差こそわずかでも貫禄を感じる勝ちっぷり、叩いて型通りに上昇すれば逆転がある。

レースのゲームチェンジャ―になり得る、きわめて個性的なモズアスコット産駒。初めてブリンカー着用で臨んだホープフルSではスローをマクり上げて17番人気3着に激走すると、続く弥生賞でも7番人気と低評価ながら同様の運びで極端な消耗戦に持ち込み、他馬の体力を削り切って堂々とタイトルをつかんだ。この連続好走は決してフロックではない。

その他スプリングSをキッチリ勝ったピコチャンブラック、同レース3着馬で札幌の新馬戦が秀逸だったキングスコール、日本競馬を代表する名牝シーザリオの血を引く良血ヴィンセンシオ、共同通信杯で圧巻の走りを披露したマスカレードボールと世代有数の才能が集結。トリッキーな中山芝2000mだけに枠の並びによる展開想定を入念に行いたい。

皐月賞(G1)出馬表

馬名性齢重量騎手
1ニシノエージェント牡357津村明秀
2エリキング牡357川田将雅
3キングスコール牡357藤岡佑介
4ジュタ牡357坂井瑠星
5ジョバンニ牡357松山弘平
6マスカレードボール牡357横山武史
7フクノブルーレイク牡357松岡正海
8ジーティーアダマン牡357岩田望来
9ピコチャンブラック牡357石橋脩
10クロワデュノール牡357北村友一
11ミュージアムマイル牡357J.モレイラ
12ドラゴンブースト牡357丹内祐次
13アロヒアリイ牡357横山和生
14カラマティアノス牡357戸崎圭太
15ヴィンセンシオ牡357C.ルメール
16サトノシャイニング牡357西村淳也
17ファウストラーゼン牡357杉原誠人
18マジックサンズ牡357佐々木大輔

トライアル他結果

2024.12.28 中山11R 芝2000m 18頭 晴 良
ホープフルS

1着 クロワデュノール (1人気)
2着 ジョバンニ (6人気)
3着 ファウストラーゼン (17人気)
2024ホープフルS_クロワデュノール

2025.01.19 中山11R 芝2000m 14頭 小雨 良
京成杯

1着 ニシノエージェント (11人気)
2着 ドラゴンブースト (7人気)
3着 ミニトランザット (9人気)
2025京成杯_ニシノエージェント

2025.02.09 京都11R 芝1800m 10頭 晴 稍重
きさらぎ賞

2025.02.16 東京11R 芝1800m 9頭 曇 良
共同通信杯

2025.03.09 中山11R 芝2000m 14頭 晴 稍重
ディープインパクト記念3着以内優先出走

1着 ファウストラーゼン (7人気)
2着 ヴィンセンシオ (2人気)
3着 アロヒアリイ (5人気)
2025ディープインパクト記念_ファウストラーゼン

2025.03.16 中山11R 芝1800m 12頭 小雨 重
スプリングS3着以内優先出走

2025.03.22 阪神11R 芝2000m 9頭 晴 良
若葉SL2着以内優先出走

1着 ジョバンニ (1人気)
2着 ローランドバローズ (5人気)
3着 ミッキーゴールド (2人気)
2025若葉S_ジョバンニ

出走予定馬の「調教後の馬体重」

出走予定馬の「調教後の馬体重」は下記となります。

馬名馬体重計量日計量
場所
前走
馬体重
ニシノエージェント4804/17(木)美浦472
エリキング5044/16(水)栗東498
キングスコール4964/17(木)栗東496
ジュタ5104/17(木)栗東498
ジョバンニ4844/16(水)栗東480
マスカレードボール4644/17(木)美浦464
フクノブルーレイク4594/16(水)美浦452
ジーティーアダマン5004/17(木)栗東492
ピコチャンブラック4864/17(木)美浦488
クロワデュノール4944/16(水)栗東496
ミュージアムマイル5024/16(水)栗東502
ドラゴンブースト4794/17(木)栗東470
アロヒアリイ5034/16(水)美浦494
カラマティアノス4684/17(木)美浦466
ヴィンセンシオ5064/17(木)美浦516
サトノシャイニング4904/16(水)栗東492
ファウストラーゼン4624/17(木)栗東456
マジックサンズ5164/17(木)栗東510
  • 馬体重の数値は「kg」。
  • 開催場以外で計量した競走馬については、計量後に開催場へ「輸送」しています。
  • 馬体重は、「調教」「輸送」「飼付」「排糞」等により、常に大きく変動します。
  • 上記馬体重は、あくまでも計量時のデータであり、レース当日の馬体重とは異なります。
  • レース当日に発表する馬体重は、発走時刻の概ね70分前に計量しています。
  • 前走が海外の競馬であっても馬体重を計量している場合には、「前走馬体重」を表記しています。

詳細については、JRAのHPをご確認ください。

皐月賞・馬体診断

皐月賞プレレーティング

馬名2024年度
JPN
ランキング
2025年度
レーティング
最高値
2025年
レーティング該当レース
(2024年該当レース)
アスクシュタイン105106 M毎日杯4着
(コスモス賞1着
ホープフルS6着)
アロヒアリイ110 I弥生賞3着
ヴィンセンシオ111 I弥生賞2着
エリキング112(京都2歳S1着)
カラマティアノス111 M共同通信杯2着
キングスコール108 MスプリングS3着
クロワデュノール117(ホープフルS1着)
サトノシャイニング110113 Mきさらぎ賞1着
(東京スポ2歳S2着)
ジュタ108108 I若駒S1着
(ホープフルS4着)
ジョバンニ112110 I若葉S1着
(ホープフルS2着)
ジーティーアダマン109 LすみれS1着
ドラゴンブースト107109 I京成杯2着
(デイリー杯2歳S2着)
ニシノエージェント110 I京成杯1着
ピコチャンブラック105112 MスプリングS1着
(アイビーS2着)
ファウストラーゼン110112 I弥生賞1着
(ホープフルS3着)
フクノブルーレイク111 MスプリングS2着
マジックサンズ110(札幌2歳S1着)
マスカレードボール108113 M共同通信杯1着
(アイビーS1着)
マテンロウバローズ108 MスプリングS4着
ミュージアムマイル111108 I弥生賞4着
(朝日杯FS2着)
ローランドバローズ109 I若葉S2着

【プレレーティング表の見かた】
(1)レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、着差・負担重量・過去の勝馬との比較などをもとに、国際的に統一された基準により、数値化したものです。
(2)ここに示すプレレーティング表は、登録各馬が本年度のレースで獲得した最高値(原則として、G1・Jpn1競走は6着まで、その他の重賞・オープン競走は4着までが対象)と、昨年度のJPNサラブレッドランキングの数値を掲載しています。
(3)空欄の馬は、上記(2)の基準を満たしていない馬です。
(4)レーティングに付随するアルファベット(SMILE)は、そのレーティングを獲得したレースの競走距離を示すもので、区分は以下のとおりです。
S 【Sprint】 1,000m-1,300m [1,000m-1,599m(CAN/USA)]
M 【Mile】 1,301m-1,899m [1,600m-1,899m(CAN/USA)]
I 【Intermediate】 1,900m-2,100m
L 【Long】 2,101m-2,700m
E 【Extended】 2,701m-
※詳細については、JRAのHPをご確認ください。

皐月賞(G1)歴代優勝馬

2024.04.14 中山11R 芝2000m 18頭 晴 良
皐月賞

ジャスティンミラノ
単勝 4.8倍 (2人気)
R 1:57.1 (34.7)
戸崎圭太騎手
牡3 栗東・友道康夫厩舎
2024皐月賞_ジャスティンミラノ

2023.04.16 中山11R 芝2000m 18頭 晴 重
皐月賞

ソールオリエンス
単勝 5.2倍 (2人気)
2:00.6 (35.5)
横山武史騎手
牡3 美浦・手塚貴久厩舎
2023皐月賞_ソールオリエンス

2022.04.17 中山11R 芝2000m 18頭 曇 良
皐月賞

ジオグリフ
単勝 9.1倍 (5人気)
1:59.7 (34.3)
福永祐一騎手
牡3 美浦・木村哲也厩舎
2022皐月賞_ジオグリフ

2021.04.18 中山11R 芝2000m 16頭 晴 稍重
皐月賞

エフフォーリア
単勝 3.7倍 (2人気)
2:00.6 (36.7)
横山武史騎手
牡3 美浦・鹿戸雄一厩舎
2021皐月賞_エフフォーリア

2020.04.19 中山11R 芝2000m 18頭 晴 稍重
皐月賞

コントレイル
単勝 2.7倍 (1人気)
2:00.7 (34.9)
福永祐一騎手
牡3 栗東・矢作芳人厩舎
2020皐月賞_コントレイル

データ分析

脚質

脚質成績勝率連対率3着内率
逃げ0-1-0-120.0%7.7%7.7%
先行4-5-4-2510.5%23.7%34.2%
差し5-3-5-587.0%11.3%18.3%
追込1-1-1-472.0%4.0%6.0%

人気

人気成績勝率連対率3着内率
1番人気2-0-3-520.0%20.0%50.0%
2番人気3-1-0-630.0%40.0%40.0%
3番人気1-3-2-410.0%40.0%60.0%
4番人気0-2-1-70.0%20.0%30.0%
5番人気1-1-0-810.0%20.0%20.0%
6-9番人気3-3-3-317.5%15.0%22.5%
10番人気以下0-0-1-810.0%0.0%1.2%

枠番

枠番成績勝率連対率3着内率
1枠2-0-0-1710.5%10.5%10.5%
2枠1-1-2-165.0%10.0%20.0%
3枠0-1-0-190.0%5.0%5.0%
4枠2-3-3-1210.0%25.0%40.0%
5枠0-0-2-180.0%0.0%10.0%
6枠2-1-2-1510.0%15.0%25.0%
7枠2-3-0-227.4%18.5%18.5%
8枠1-1-1-233.8%7.7%11.5%

前走着順

前走着順成績勝率連対率3着内率
1着7-8-6-539.5%20.3%28.4%
2着3-1-2-327.9%10.5%15.8%
3着0-0-1-210.0%0.0%4.5%
4着0-1-0-100.0%9.1%9.1%
5着0-0-1-50.0%0.0%16.7%
6-9着0-0-0-160.0%0.0%0.0%
10着以下0-0-0-50.0%0.0%0.0%

ステップレース

レース成績勝率連対率3着内率
ホープフルS2-0-0-433.3%33.3%33.3%
京成杯1-0-1-514.3%14.3%28.6%
きさらぎ賞0-0-1-70.0%0.0%12.5%
共同通信杯5-0-4-1223.8%23.8%42.9%
弥生賞0-5-2-320.0%12.8%17.9%
若葉S0-1-0-180.0%5.3%5.3%
スプリングS1-1-2-322.8%5.6%11.1%
毎日杯1-0-0-614.3%14.3%14.3%
その他0-3-0-260.0%10.3%10.3%

所属

所属成績勝率連対率3着内率
関東馬5-5-3-527.7%15.4%20.0%
関西馬5-5-7-904.7%9.3%15.9%

騎手

順位騎手成績勝率連対率3着内率
1福永祐一2-1-0-625.0%37.5%37.5%
2戸崎圭太2-0-0-122.2%22.2%33.3%
3横山武史2-0-0-150.0%50.0%50.0%
4ルメール1-1-2-511.1%22.2%44.4%
5M.デムーロ1-1-0-710.0%20.0%20.0%
6松山弘平1-1-0-220.0%40.0%40.0%
7蛯名正義1-0-1-750.0%50.0%50.0%
8川田将雅0-3-0-30.0%33.3%50.0%
9田辺裕信0-1-1-80.0%11.1%22.2%
10藤岡佑介0-1-0-40.0%16.7%16.7%

調教師

順位調教師成績勝率連対率3着内率
1堀宣行1-2-0-512.5%37.5%37.5%
2友道康夫1-1-1-117.1%14.3%21.4%
3池江泰寿1-1-1-89.1%18.2%27.3%
4矢作芳人1-1-0-416.7%33.3%33.3%
5木村哲也1-1-0-320.0%40.0%40.0%
6鹿戸雄一1-0-0-325.0%25.0%25.0%
7手塚貴久1-0-0-233.3%33.3%33.3%
8角居勝彦1-0-0-150.0%50.0%50.0%
8藤原英昭1-0-0-150.0%50.0%50.0%
10二ノ宮敬宇1-0-0-0100.0%100.0%100.0%

馬主

順位馬主成績勝率連対率3着内率
1サンデーR3-1-1-823.1%30.8%38.5%
2キャロット2-1-0-818.2%27.3%27.3%
3社台RH1-0-1-320.0%20.0%40.0%
4三木正浩1-0-0-233.3%33.3%33.3%
5ヒダカBU1-0-0-150.0%50.0%50.0%
5前田晋二1-0-0-150.0%50.0%50.0%
7嶋田賢1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8金子真人HD0-2-0-70.0%22.2%22.2%
9シルクR0-2-0-30.0%40.0%40.0%
10G1レーシング0-1-0-10.0%50.0%50.0%

生産者

順位生産者成績勝率連対率3着内率
1ノーザンF6-6-4-548.6%17.1%22.9%
2社台F1-0-1-146.3%6.3%12.5%
3ノースヒルズ1-0-0-233.3%33.3%33.3%
4田上徹1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
4服部牧場1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
6ビッグレッドF0-1-0-20.0%33.3%33.3%
6追分F0-1-0-20.0%33.3%33.3%
8岡田スタツド0-1-0-10.0%50.0%50.0%
9斉藤安行0-1-0-00.0%100.0%100.0%
10谷川牧場0-0-1-30.0%0.0%25.0%

種牡馬

順位種牡馬成績勝率連対率3着内率
1ディープインパクト3-2-2-2110.7%17.9%25.0%
2キタサンブラック1-1-0-050.0%100.0%100.0%
3キングカメハメハ1-0-0-712.5%12.5%12.5%
4ロードカナロア1-0-0-614.3%14.3%14.3%
5キズナ1-0-0-516.7%16.7%16.7%
6エピファネイア1-0-0-420.0%20.0%20.0%
7オルフェーヴル1-0-0-325.0%25.0%25.0%
8ドレフォン1-0-0-233.3%33.3%33.3%
9ハーツクライ0-1-1-140.0%6.3%12.5%
10ハービンジャー0-1-1-60.0%12.5%25.0%

※過去10年の皐月賞集計

レースガイド

■「最もはやい馬が勝つ」クラシック三冠レース第一弾!

繁殖馬選定レースとしての意味合いを持つイギリスのクラシック競走の中で、3歳牡馬・牝馬限定戦の2000ギニー(ニューマーケット・直線1マイル)を模範として1939年に「横浜農林省賞典四歳呼馬」(芝1850m・横浜競馬場)の名で創設。1932年創設の「東京優駿競走(現在の日本ダービー)」および1938年創設の「京都農林省賞典四歳呼馬(現在の菊花賞)」と併せて日本のクラシック三冠が形成された。その後、1943~47年にレース名・距離・競馬場が時代背景と共に変更され、1949年に中山競馬場に開催場を移し、1950年に距離を芝2000mなって基盤が作られた。

また、1984年グレード制施行によりG1に格付けされ、1995年に地方馬、2002年からは外国馬の出走が可能となり、2010年に国際G1競走に認定されて現在に至る。三冠レース中で距離が一番短く、第一弾として施行されることから高いスピード値が必須とされ、日本ダービーの「運のある馬」、菊花賞の「強い馬」に対し「最もはやい馬が勝つ」と言われている。

1990年代前半~後半までは芝の保護を目的として前開催までを仮柵Bコースで施行し、皐月賞の開催で仮柵のないAコースに戻すという施策が行われていた。結果内ラチ3メートルまでは全く荒れていないグリーンベルトが出現し、内を通った馬が伸び、3メートルより外(Bコースでのレースで馬場が最も荒れている箇所)を通った馬が伸びないという現象が起きていた。サンデーサイレンス初期産駒で、ブエナビスタの父でも知られるスペシャルウィークはこのグリーンベルトの為、逃げたセイウンスカイを捕まえられなかったと言われている。なお、1999年以降は本競走もBコースに変更されたことにより、内外の差はほとんどなくなり、実力を発揮しやすいコースとなった。

過去に本競走を制し、後の三冠馬となった馬は日本競馬史上で僅か8頭(1941年セントライト、1964年シンザン、1983年ミスターシービー、1984年シンボリルドルフ、1994年ナリタブライアン、2005年ディープインパクト、2011年オルフェーヴル、2020年コントレイル)。兎にも角にもこの皐月賞を勝たなければ三冠馬への道はなく、勝った馬にその唯一の挑戦権が与えられる。距離体系の整備や競馬番組の拡充に伴い、近年は皐月賞をパスしNHKマイルCから日本ダービーなどのローテーションを取る馬も多いが、やはりいつの時代も競馬ファンは三冠馬の存在を望んでおり、本競走がまさにその開幕レースなのである。