2024年宝塚記念(G1)特集

京都11R/芝2200m/(国際)(指)
2023宝塚記念_イクイノックス

出走予定注目馬

牡5 栗東・友道康夫 厩舎
ドウデュース

昨年のグランプリホース。前走のドバイターフは前が開かず不完全燃焼の5着、今年初戦を白星で飾ることはできなかったが、ダメージが残らない競馬となったことはプラスに捉えてよいだろう。イクイノックスが去り、名実ともに日本競馬を背負って立つべき存在に。ここは結果が求められる。

昨年は天皇賞(春)制覇、宝塚記念3着、天皇賞(秋)2着と古馬中長距離路線で堅実な走りを披露した。有馬記念、ドバイシーマクラシックはともに差し遅れの4着も、ディープインパクト産駒らしく京都外回り替わりは絶好のタイプ。ゲートに慢性的な課題を抱える点はウィークポイントだが、克服すれば巻き返し濃厚。

セ5 美浦・堀宣行 厩舎
シュトルーヴェ

2022年11月の1勝クラスが衝撃的な内容で、条件戦で揉まれながら徐々にレベルアップ。初の右回りをあっさり克服した日経賞、前残りを強引に差し切った目黒記念と重賞を連勝し、ついにG1の舞台へたどり着いた。64回を数える宝塚記念でセン馬の勝利は皆無だが、歴史を変えるだけの資格はある。

4歳世代で孤軍奮闘するロードカナロア産駒。京都記念ではすべての条件が向いた古豪プラダリアに0秒1差の2着、大阪杯は横山和生騎手の好騎乗の後押しを受け、迫るローシャムパークをしのいでG1初制覇を飾った。前走とはメンバーレベルが明らかに違うだけに、ここで連続好走を果たせるかが今後の試金石となる。

阪神大賞典3着から天皇賞(春)2着、当代きってのステイヤーながら、札幌日経OP、日経新春杯の勝ちっぷりには中距離でも対応できるスピードがうかがえた。京都芝2200mは烏丸Sを圧勝した経験があり、適性は折り紙付き、スターホースに隠れた人気の盲点となりそうだが、ここでも引けは取らない。

その他大阪杯2着ローシャムパーク、3着ルージュエヴァイユ、6着プラダリア、7着ソールオリエンス、天皇賞(春)で4年連続の好走を果たしたディープボンドなど役者がそろった。開催日程の変更で京都施行という点が重要なファクターとなりそうで、枠の並びを考慮しながら予想を組み立てたい。

宝塚記念(G1)出馬表

馬名性齢重量騎手
1シュトルーヴェセ558D.レーン
2ジャスティンパレス牡558C.ルメール
3ベラジオオペラ牡458横山和生
4ドウデュース牡558武豊
5ディープボンド牡758幸英明
6ヒートオンビート牡758坂井瑠星
7プラダリア牡558池添謙一
8カラテ牡858岩田望来
9ソールオリエンス牡458横山武史
10ローシャムパーク牡558戸崎圭太
11ヤマニンサンパ牡658団野大成
12ブローザホーン牡558菅原明良
13ルージュエヴァイユ牝556川田将雅

前哨戦・重賞結果

2024.03.31 阪神11R 芝2000m 16頭 晴 良
大阪杯

1着 ベラジオオペラ (2人気)
2着 ローシャムパーク (3人気)
3着 ルージュエヴァイユ (11人気)
2024大阪杯_ジャックドール

2024.04.28 京都11R 芝3200m 18頭 晴 良
天皇賞(春)

1着 テーオーロイヤル (1人気)
2着 ブローザホーン (5人気)
3着 ディープボンド (6人気)
2024天皇賞(春)_テーオーロイヤル

2024.05.26 東京12R 芝2500m 13頭 晴 良
目黒記念

1着 シュトルーヴェ (1人気)
2着 シュヴァリエローズ (10人気)
3着 クロミナンス (2人気)
2024目黒記念_シュトルーヴェ

2024.06.01 京都11R 芝2000m 14頭 晴 良
鳴尾記念

1着 ヨーホーレイク (1人気)
2着 ボッケリーニ (2人気)
3着 エアサージュ (5人気)
2024鳴尾記念_ヨーホーレイク

出走予定馬の「調教後の馬体重」

出走予定馬の「調教後の馬体重」は下記となります。

馬名馬体重計量日計量
場所
前走
馬体重
シュトルーヴェ4786/19(水)美浦478
ジャスティンパレス4806/19(水)栗東海外
ベラジオオペラ5246/20(木)栗東506
ドウデュース5126/20(木)栗東海外
ディープボンド5166/20(木)栗東508
ヒートオンビート4886/20(木)栗東472
プラダリア4766/20(木)栗東470
カラテ5406/20(木)栗東534
ソールオリエンス4606/20(木)美浦456
ローシャムパーク5226/19(水)美浦504
ヤマニンサンパ4786/19(水)栗東484
ブローザホーン4306/20(木)栗東424
ルージュエヴァイユ4726/19(水)美浦464
  • 馬体重の数値は「kg」。
  • 開催場以外で計量した競走馬については、計量後に開催場へ「輸送」しています。
  • 馬体重は、「調教」「輸送」「飼付」「排糞」等により、常に大きく変動します。
  • 上記馬体重は、あくまでも計量時のデータであり、レース当日の馬体重とは異なります。
  • レース当日に発表する馬体重は、発走時刻の概ね65分前に計量しています。
  • 前走が海外の競馬であっても馬体重を計量している場合には、「前走馬体重」を表記しています。

詳細については、JRAのHPをご確認ください。

宝塚記念プレレーティング

馬名2023年度
JPN
ランキング
2024年度
レーティング
最高値
2024年
レーティング該当レース
(2023年該当レース)
カラテ114 I(新潟大賞典1着)
ジャスティンパレス121 I,L118 Lドバイシーマ4着
(天皇賞(秋)2着
有馬記念4着)
シュトルーヴェ114 L目黒記念1着
ソールオリエンス119 I113 M中山記念4着
(皐月賞1着)
ディープボンド117 L114 E天皇賞(春)3着
(宝塚記念5着)
ドウデュース124 L115 Mドバイターフ5着
(有馬記念1着)
ヒートオンビート113 L(目黒記念1着
アルゼンチン杯3着)
プラダリア116 L116 L京都記念1着
(宝塚記念6着)
ブローザホーン107 L115 L,E日経新春杯1着
天皇賞(春)2着
(札幌日経OP1着)
ベラジオオペラ117 I117 I大阪杯1着
(チャレンジC1着)
ヤマニンサンパ101 M,I108 I鳴尾記念4着
(ケフェウスS3着
カシオペアS3着)
ルージュエヴァイユ112 L112 I大阪杯3着
(エリザベス女王杯2着)
ローシャムパーク116 L116 I大阪杯2着
(オールカマー1着)

【プレレーティング表の見かた】
(1)レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、着差・負担重量・過去の勝馬との比較などをもとに、国際的に統一された基準により、数値化したものです。
(2)ここに示すプレレーティング表は、登録各馬が本年度のレースで獲得した最高値(原則として、G1・Jpn1競走は6着まで、その他の重賞・オープン競走は4着までが対象)と、昨年度のJPNサラブレッドランキングの数値を掲載しています。
(3)空欄の馬は、上記(2)の基準を満たしていない馬です。
(4)レーティングに付随するアルファベット(SMILE)は、そのレーティングを獲得したレースの競走距離を示すもので、区分は以下のとおりです。
S 【Sprint】 1,000m-1,300m [1,000m-1,599m(CAN/USA)]
M 【Mile】 1,301m-1,899m [1,600m-1,899m(CAN/USA)]
I 【Intermediate】 1,900m-2,100m
L 【Long】 2,101m-2,700m
E 【Extended】 2,701m-
※詳細については、JRAのHPをご確認ください。

宝塚記念ファン投票

投票期間
5月16日(木)~6月2日(日)
投票結果発表スケジュール
第1回中間発表:5月23日(木)
第2回中間発表:5月30日(木)
最終発表:6月6日(木)

最終発表:6月6日(木)
有効投票数 2,850,427票

順位馬名得票数性齢調教師
1ドウデュース238,367牡5友道康夫
2リバティアイランド195,182牝4中内田充正
3ベラジオオペラ141,489牡4上村洋行
4ドゥレッツァ140,122牡4尾関知人
5ジャスティンパレス137,979牡5杉山晴紀
6テーオーロイヤル136,150牡6岡田稲男
7ディープボンド132,146牡7大久保龍志
8ジャスティンミラノ110,239牡3友道康夫
9ジャンタルマンタル95,490牡3高野友和
10ソールオリエンス90,633牡4手塚貴久
11タスティエーラ87,831牡4堀宣行
12ナミュール84,022牝5高野友和
13ブレイディヴェーグ82,365牝4宮田敬介
14レガレイラ80,832牝3木村哲也
15ジャックドール79,979牡6藤岡健一
16スターズオンアース64,887牝5高柳瑞樹
17ステレンボッシュ57,184牝3国枝栄
18テンハッピーローズ55,572牝6高柳大輔
19アスコリピチェーノ53,543牝3黒岩陽一
20レモンポップ51,164牡6田中博康

特別登録馬のうちファン投票上位10頭は優先して出走できます。
※21位以下などの詳細については、JRAのHPをご確認ください。

第2回中間発表:5月30日(木)
有効投票数 1,713,138票

順位馬名得票数性齢調教師
1ドウデュース143,364牡5友道康夫
2リバティアイランド115,954牝4中内田充正
3ジャスティンパレス85,508牡5杉山晴紀
4ベラジオオペラ85,362牡4上村洋行
5ドゥレッツァ83,638牡4尾関知人
6ディープボンド82,183牡7大久保龍志
7テーオーロイヤル81,249牡6岡田稲男
8ジャスティンミラノ61,517牡3友道康夫
9ジャンタルマンタル56,556牡3高野友和
10ソールオリエンス55,007牡4手塚貴久
11タスティエーラ53,653牡4堀宣行
12ブレイディヴェーグ51,526牝4宮田敬介
13ナミュール51,254牝5高野友和
14ジャックドール48,967牡6藤岡健一
15レガレイラ45,537牝3木村哲也
16スターズオンアース38,250牝5高柳瑞樹
17テンハッピーローズ34,064牝6高柳大輔
18ステレンボッシュ33,410牝3国枝栄
19アスコリピチェーノ32,803牝3黒岩陽一
20レモンポップ30,067牡6田中博康

※21位以下などの詳細については、JRAのHPをご確認ください。

第1回中間発表:5月23日(木)
有効投票数 743,130票

順位馬名得票数性齢調教師
1ドウデュース61,163牡5友道康夫
2リバティアイランド47,506牝4中内田充正
3ジャスティンパレス37,147牡5杉山晴紀
4ディープボンド36,947牡7大久保龍志
5ベラジオオペラ36,193牡4上村洋行
6ドゥレッツァ33,750牡4尾関知人
7テーオーロイヤル33,047牡6岡田稲男
8ジャスティンミラノ24,726牡3友道康夫
9ジャンタルマンタル24,181牡3高野友和
10ソールオリエンス23,196牡4手塚貴久
11ブレイディヴェーグ22,504牝4宮田敬介
12タスティエーラ22,326牡4堀宣行
13ナミュール21,509牝5高野友和
14ジャックドール20,962牡6藤岡健一
15レガレイラ18,146牝3木村哲也
16スターズオンアース15,171牝5高柳瑞樹
17テンハッピーローズ15,083牝6高柳大輔
18アスコリピチェーノ14,467牝3黒岩陽一
19レモンポップ13,007牡6田中博康
20ステレンボッシュ12,880牝3国枝栄

※21位以下などの詳細については、JRAのHPをご確認ください。

宝塚記念(G1)歴代優勝馬

2023.06.25 阪神11R 芝2200m 17頭 曇 良
宝塚記念

イクイノックス
単勝 1.3倍 (1人気)
2:11.2 (34.8)
C.ルメール騎手
牡4 美浦・木村哲也厩舎
2023宝塚記念_イクイノックス

2022.06.26 阪神11R 芝2200m 18頭 晴 良
宝塚記念

タイトルホルダー
単勝 4.2倍 (2人気)
R2:09.7 (36.1)
横山和生騎手
牡4 美浦・栗田徹厩舎
2022宝塚記念_タイトルホルダー

2021.06.27 阪神11R 芝2200m 13頭 晴 良
宝塚記念

クロノジェネシス
単勝 1.8倍 (1人気)
2:10.9 (34.4)
C.ルメール騎手
牝5 栗東・斉藤崇史厩舎
2021宝塚記念_クロノジェネシス

2020.06.28 阪神11R 芝2200m 18頭 曇 稍重
宝塚記念

クロノジェネシス
単勝 4.1倍 (2人気)
2:13.5 (36.3)
北村友一騎手
牝4 栗東・斉藤崇史厩舎
2020宝塚記念_クロノジェネシス

2019.06.23 阪神11R 芝2200m 12頭 曇 良
宝塚記念

リスグラシュー
単勝 5.4倍 (3人気)
2:10.8 (35.2)
D.レーン騎手
牝5 栗東・矢作芳人厩舎
2019宝塚記念_リスグラシュー

データ分析

脚質

脚質成績勝率連対率3着内率
逃げ0-2-2-60.0%20.0%40.0%
先行7-2-2-2917.5%22.5%27.5%
差し3-3-5-435.6%11.1%20.4%
追込0-3-1-410.0%6.7%8.9%

人気

人気成績勝率連対率3着内率
1番人気3-2-0-530.0%50.0%50.0%
2番人気2-0-3-520.0%20.0%50.0%
3番人気2-0-0-820.0%20.0%20.0%
4番人気0-0-2-80.0%0.0%20.0%
5番人気0-2-0-80.0%20.0%20.0%
6-9番人気3-3-2-327.5%15.0%20.0%
10番人気以下0-3-3-530.0%5.1%10.2%

枠番

枠番成績勝率連対率3着内率
1枠0-2-2-110.0%13.3%26.7%
2枠1-1-2-126.3%12.5%25.0%
3枠2-2-1-1112.5%25.0%31.3%
4枠0-0-1-160.0%0.0%5.9%
5枠1-3-1-145.3%21.1%26.3%
6枠0-0-1-190.0%0.0%5.0%
7枠0-2-1-190.0%9.1%13.6%
8枠6-0-1-1725.0%25.0%29.2%

前走着順

前走着順成績勝率連対率3着内率
1着3-2-4-1811.1%18.5%33.3%
2着3-2-1-1117.6%29.4%35.3%
3着1-0-1-117.7%7.7%15.4%
4着1-2-0-107.7%23.1%23.1%
5着0-0-0-140.0%0.0%0.0%
6-9着2-3-4-364.4%11.1%20.0%
10着以下0-1-0-190.0%5.0%5.0%

ステップレース

レース成績勝率連対率3着内率
海外3-2-1-2011.5%19.2%23.1%
大阪杯2-2-1-188.7%17.4%21.7%
天皇賞(春)3-3-3-337.1%14.3%21.4%
ヴィクトリアM0-0-4-40.0%0.0%50.0%
目黒記念1-0-1-136.7%6.7%13.3%
鳴尾記念1-2-0-155.6%16.7%16.7%
その他0-1-0-160.0%5.9%5.9%

年齢

年齢成績勝率連対率3着内率
3歳馬0-0-0-10.0%0.0%0.0%
4歳馬3-1-5-307.7%10.3%23.1%
5歳馬7-4-5-3713.2%20.8%30.2%
6歳馬0-4-0-260.0%13.3%13.3%
7歳上0-1-0-250.0%3.8%3.8%

所属

所属成績勝率連対率3着内率
関東馬4-4-0-2412.5%25.0%25.0%
関西馬6-5-10-955.2%9.5%18.1%
外国馬0-1-0-00.0%100.0%100.0%

性別

性別成績勝率連対率3着内率
牡馬・セン馬6-8-5-1025.0%11.6%15.7%
牝馬4-2-5-1714.3%21.4%39.3%

騎手

順位騎手成績勝率連対率3着内率
1ルメール2-0-0-625.0%25.0%25.0%
2川田将雅1-1-1-611.1%22.2%33.3%
3M.デムーロ1-1-1-512.5%25.0%37.5%
4横山典弘1-1-0-416.7%33.3%33.3%
5レーン1-1-0-133.3%66.7%66.7%
6和田竜二1-0-0-712.5%12.5%12.5%
7北村友一1-0-0-233.3%33.3%33.3%
8横山和生1-0-0-150.0%50.0%50.0%
8蛯名正義1-0-0-150.0%50.0%50.0%
10池添謙一0-2-2-30.0%28.6%57.1%

調教師

順位調教師成績勝率連対率3着内率
1斉藤崇史2-0-0-166.7%66.7%66.7%
2堀宣行1-2-0-316.7%50.0%50.0%
3矢作芳人1-1-0-320.0%40.0%40.0%
4池江泰寿1-0-1-117.7%7.7%15.4%
5音無秀孝1-0-0-811.1%11.1%11.1%
6須貝尚介1-0-0-233.3%33.3%33.3%
6木村哲也1-0-0-233.3%33.3%33.3%
8栗田徹1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8久保田貴士1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
10角居勝彦0-3-0-80.0%27.3%27.3%

馬主

順位馬主成績勝率連対率3着内率
1キャロット2-1-1-718.2%27.3%36.4%
2サンデーR2-1-0-1114.3%21.4%21.4%
3金子真人HD1-1-0-810.0%20.0%20.0%
4野田みづき1-0-1-133.3%33.3%66.7%
5シルクR1-0-0-614.3%14.3%14.3%
6里見治1-0-0-233.3%33.3%33.3%
7小林英一1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
7山田弘1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
9石川達絵0-2-0-20.0%50.0%50.0%
10鈴木隆司0-1-0-30.0%25.0%25.0%

生産者

順位生産者成績勝率連対率3着内率
1ノーザンF8-5-5-5411.1%18.1%25.0%
2岡田スタツド1-0-0-325.0%25.0%25.0%
3出口牧場1-0-0-150.0%50.0%50.0%
4下河辺牧場0-2-0-20.0%50.0%50.0%
5Desert Star0-1-0-10.0%50.0%50.0%
6北勝F0-1-0-00.0%100.0%100.0%
7社台C白老F0-0-1-40.0%0.0%20.0%
7村田牧場0-0-1-40.0%0.0%20.0%
9ヤナガワ牧場0-0-1-30.0%0.0%25.0%
10タガミF0-0-1-10.0%0.0%50.0%

種牡馬

順位種牡馬成績勝率連対率3着内率
1キングカメハメハ2-1-0-1511.1%16.7%16.7%
2バゴ2-0-0-0100.0%100.0%100.0%
3ハーツクライ1-2-1-126.3%18.8%25.0%
4ディープインパクト1-1-5-272.9%5.9%20.6%
5ステイゴールド1-0-0-127.7%7.7%7.7%
6Marju1-0-0-233.3%33.3%33.3%
6ドゥラメンテ1-0-0-233.3%33.3%33.3%
8キタサンブラック1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
9ルーラーシップ0-2-0-40.0%33.3%33.3%
10No Nay Never0-1-0-10.0%50.0%50.0%
10スクリーンヒーロー0-1-0-10.0%50.0%50.0%

※過去10年の宝塚記念集計

レースガイド

■海外遠征ステップを兼ねるグランプリレース

年末のグランプリ有馬記念と同様にファン投票の上位10頭に優先出走が認められているレース。上半期の総決算として1960年に創設された(阪神・芝1800m)。翌年1961年に距離が2000mに変更され、1996年の阪神競馬場の改修の代替として京都競馬場外回り2200mにて施行されると、以後は2200mに固定された。1984年にグレード制導入によりG1に格付けされた後、1995年には地方所属馬が、1997年からは外国産馬の出走が可能となった。そして2001年には国際G1競走に認定され現在に至る。

競馬番組上は夏競馬に属しており、この時期を休養に充てる馬も多いことから、なかなか投票上位の有力馬が集結することが少ない。フルゲートになったのは近年では2007年の一回のみであり(同年ダービー馬ウオッカ、2着馬アサクサキングス出走)、出走頭数の少なさも有馬記念に比べて本レースの認知度が上がらない理由かもしれない。そんな中、過去の関西テレビ競馬中継で当時の実況担当である杉本清アナウンサーの「今年もあなたの、そして私の夢が走ります」という名フレーズは競馬ファンと宝塚記念を繋ぐことに一役買っていたに違いない。

また、近年はここをステップに海外遠征を行う馬も増加しており、2010年の勝馬ナカヤマフェスタ、2012年の覇者オルフェーヴルは、その後の凱旋門賞で僅差の2着と健闘している。2014年はゴールドシップが本競走を制した後、札幌記念を挟み凱旋門賞へ挑戦しており、海外レースのステップとしての位置づけが徐々に確立されてきたと言える。

なお、2011年からはブリーダーズカップ・チャレンジレースに指定されており、本競走の優勝馬にはBCターフへの優先出走権ならび登録料などの免除の優遇を受けることが出来るようになった。このことも、海外を目指す馬のステップレースとなる傾向を一層加速させる要因になり得るだろう。