2023年宝塚記念(G1)特集

阪神11R/芝2200m/(国際)(指)
2022宝塚記念_タイトルホルダー

出走予定注目馬

押しも押されもせぬ現役最強馬。年内初戦となったドバイシーマクラシックではキャリア初の逃げを打ち、余裕の手応えでレコード勝利、世界一のレーティングを得るにふさわしい衝撃の走りだった。春のグランプリの主役として堂々たるレースを期待したい。

王者タイトルホルダー以下歴戦のライバルを下し、伝統の春盾を勝ち得た若きステイヤー。阪神大賞典から3000m級を2つ使っての5ハロン短縮がどう出るかは未知数だが、類まれな成長を遂げた今なら中距離界の勢力図をも塗り替える可能性も。

初芝からわずか6戦でジャパンCウィナーまで上り詰めたエイシンフラッシュの最高傑作。昨秋の有馬記念は秋3戦目のローテ、前走のドバイワールドカップは世界最高峰のダートで参考外だろう。昨秋に見せた閃光の末脚をもう一度再現したい。

ホープフルS以来勝ち鞍こそないものの、国内外・距離を問わず上位にしぶとく食い込んできた実力派。2200mの距離はキャリア初だが、レースセンスと積み重ねたキャリアで補える範囲内とみる。ビッグネームの影に隠れていても軽視は禁物だ。

名牝ジェンティルドンナの娘としてエリザベス女王杯を勝ち取った超良血。今年2戦は大阪杯、クイーンエリザベス2世Cと本質的に向いていないコースで馬柱を汚し、G1を制した舞台に戻る。外差しが許容される馬場状態なら評価を上げておきたい。

その他近走は本来の走りから遠ざかっているが、菊花賞馬として復活を賭けるアスクビクターモア、今度こそ悲願のG1タイトルが欲しいディープボンド、鳴尾記念を強い内容で制した古豪ボッケリーニなどもグランプリ王者の座を狙う。

宝塚記念(G1)出馬表

馬名性齢重量騎手
1ライラック牝456M.デムーロ
2カラテ牡758菅原明良
3ダノンザキッド牡558北村友一
4ボッケリーニ牡758浜中俊
5イクイノックス牡458C.ルメール
6スルーセブンシーズ牝556池添謙一
7プラダリア牡458菱田裕二
8ヴェラアズール牡658松山弘平
9ジャスティンパレス牡458鮫島克駿
10ディープボンド牡658和田竜二
11ジェラルディーナ牝556武豊
12アスクビクターモア牡458横山武史
13ジオグリフ牡458岩田望来
14ブレークアップ牡558川田将雅
15ユニコーンライオン牡758坂井瑠星
16モズベッロ牡758角田大河
17ドゥラエレーデ牡353幸英明

前哨戦・重賞結果

2023.04.02 阪神11R 芝2000m 16頭 晴 良
大阪杯

1着 ジャックドール (2人気)
2着 スターズオンアース (1人気)
3着 ダノンザキッド (10人気)
2023大阪杯_ジャックドール

2023.04.30 京都11R 芝3200m 17頭 曇 稍重
天皇賞(春)

2023.05.25 東京12R 芝2500m 18頭 曇 良
目黒記念

1着 ヒートオンビート (4人気)
2着 ディアスティマ (6人気)
3着 サリエラ (1人気)
2023目黒記念_ヒートオンビート

2023.06.03 阪神11R 芝2000m 15頭 晴 良
鳴尾記念

1着 ボッケリーニ (5人気)
2着 フェーングロッテン (3人気)
3着 アドマイヤハダル (6人気)
2023鳴尾記念_ボッケリーニ

出走予定馬の「調教後の馬体重」

出走予定馬の「調教後の馬体重」は下記となります。

馬名馬体重計量日計量
場所
前走
馬体重
ライラック4446/22(木)美浦438
カラテ5526/22(木)栗東538
ダノンザキッド5426/22(木)栗東534
ボッケリーニ4746/22(木)栗東468
イクイノックス4926/21(水)栗東海外
スルーセブンシーズ4566/22(木)栗東448
プラダリア4766/22(木)栗東464
ヴェラアズール5226/21(水)栗東海外
ジャスティンパレス4746/21(水)栗東472
ディープボンド5106/22(木)栗東504
ジェラルディーナ4766/22(木)栗東463
アスクビクターモア4886/22(木)美浦482
ジオグリフ5126/21(水)栗東海外
ブレークアップ5026/22(木)栗東496
ユニコーンライオン5326/22(木)栗東海外
モズベッロ5166/22(木)栗東496
ドゥラエレーデ5286/22(木)栗東512
  • 馬体重の数値は「kg」。
  • 開催場以外で計量した競走馬については、計量後に開催場へ「輸送」しています。
  • 馬体重は、「調教」「輸送」「飼付」「排糞」等により、常に大きく変動します。
  • 上記馬体重は、あくまでも計量時のデータであり、レース当日の馬体重とは異なります。
  • レース当日に発表する馬体重は、発走時刻の概ね65分前に計量しています。
  • 前走が海外の競馬であっても馬体重を計量している場合には、「前走馬体重」を表記しています。

詳細については、JRAのHPをご確認ください。

宝塚記念プレレーティング

馬名2022年度
JPN
ランキング
2023年度
レーティング
最高値
2023年
レーティング該当レース
(2022年該当レース)
アスクビクターモア117 E(菊花賞1着)
イクイノックス126 L129 Lドバイシーマ1着
(有馬記念1着)
ウインマイティー110 L107 IマーメイドS2着
(有馬記念6着)
ヴェラアズール123 L(ジャパンC1着)
カラテ113 I114 I新潟大賞典1着
(新潟記念1着)
ジェラルディーナ115 L107 I大阪杯6着
QE2世C6着
(エリザベス女王杯1着)
ジオグリフ119 I118 M(D)サウジC4着
(皐月賞1着)
ジャスティンパレス115 L,E119 E天皇賞(春)1着
(神戸新聞杯1着
菊花賞3着)
スルーセブンシーズ105 M中山牝馬S1着
ダノンザキッド118 M116 I大阪杯3着
(マイルCS2着)
ディープボンド117 L116 E天皇賞(春)2着
(宝塚記念4着)
ドゥラエレーデ114111 I(D)UAEダービー2着
(ホープフルS1着)
プラダリア111 L112 L日経新春杯3着
京都記念3着
(青葉賞1着
東京優駿5着)
ブレークアップ106 L113 E阪神大賞典3着
天皇賞(春)4着
(アルゼンチン杯1着)
ブローザホーン
ボッケリーニ113 L112 I鳴尾記念1着
(目黒記念1着
京都大賞典2着)
ミクソロジー111 EダイヤモンドS1着
モズベッロ91 I新潟大賞典4着
ユニコーンライオン114 I115 IQES5着
(福島記念1着)
ライラック112 L102 L日経賞4着
(エリザベス女王杯2着)

【プレレーティング表の見かた】
(1)レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、着差・負担重量・過去の勝馬との比較などをもとに、国際的に統一された基準により、数値化したものです。
(2)ここに示すプレレーティング表は、登録各馬が本年度のレースで獲得した最高値(原則として、G1・Jpn1競走は6着まで、その他の重賞・オープン競走は4着までが対象)と、昨年度のJPNサラブレッドランキングの数値を掲載しています。なお、(D)は芝競走のレーティングです。
(3)空欄の馬は、上記(2)の基準を満たしていない馬です。
(4)レーティングに付随するアルファベット(SMILE)は、そのレーティングを獲得したレースの競走距離を示すもので、区分は以下のとおりです。
S 【Sprint】 1,000m-1,300m [1,000m-1,599m(CAN/USA)]
M 【Mile】 1,301m-1,899m [1,600m-1,899m(CAN/USA)]
I 【Intermediate】 1,900m-2,100m
L 【Long】 2,101m-2,700m
E 【Extended】 2,701m-
※詳細については、JRAのHPをご確認ください。

宝塚記念ファン投票

投票期間
5月18日(木)~6月4日(日)
投票結果発表スケジュール
第1回中間発表:5月25日(木)
第2回中間発表:6月1日(木)
最終発表:6月8日(木)

最終発表:6月8日(木)
有効投票数 2,502,815票

順位馬名得票数性齢調教師
1イクイノックス216,379牡4木村哲也
2タイトルホルダー165,067牡5栗田徹
3ジェラルディーナ139,111牝5斉藤崇史
4ジャックドール135,714牡5藤岡健一
5ジャスティンパレス122,151牡4杉山晴紀
6ディープボンド119,154牡6大久保龍志
7アスクビクターモア118,143牡4田村康仁
8リバティアイランド111,732牝3中内田充正
9ドウデュース107,853牡4友道康夫
10ヴェラアズール100,281牡6渡辺薫彦
11スターズオンアース78,671牝4高柳瑞樹
12ソールオリエンス70,232牡3手塚貴久
13ソダシ67,372牝5須貝尚介
14スタニングローズ60,641牝4高野友和
15デアリングタクト60,038牝6杉山晴紀
16シャフリヤール53,818牡5藤原英昭
17パンサラッサ45,904牡6矢作芳人
18ソングライン42,712牝5林徹
19ドゥラエレーデ37,575牡3池添学
20ポタジェ37,383牡6友道康夫

特別登録馬のうちファン投票上位10頭は優先して出走できます。
※21位以下などの詳細については、JRAのHPをご確認ください。

第2回中間発表:6月1日(木)
有効投票数 1,576,768票

順位馬名得票数性齢調教師
1イクイノックス135,931牡4木村哲也
2タイトルホルダー102,917牡5栗田徹
3ジャックドール89,112牡5藤岡健一
4ジェラルディーナ87,894牝5斉藤崇史
5ジャスティンパレス78,918牡4杉山晴紀
6ディープボンド78,090牡6大久保龍志
7アスクビクターモア74,191牡4田村康仁
8ドウデュース69,216牡4友道康夫
9リバティアイランド65,058牝3中内田充正
10ヴェラアズール62,845牡6渡辺薫彦
11スターズオンアース50,954牝4高柳瑞樹
12ソダシ44,207牝5須貝尚介
13ソールオリエンス41,897牡3手塚貴久
14デアリングタクト39,089牝6杉山晴紀
15スタニングローズ37,677牝4高野友和
16シャフリヤール35,144牡5藤原英昭
17パンサラッサ28,258牡6矢作芳人
18ソングライン24,866牝5林徹
19ポタジェ23,829牡6友道康夫
20ボルドグフーシュ23,364牡4宮本博

※21位以下などの詳細については、JRAのHPをご確認ください。

第1回中間発表:5月25日(木)
有効投票数 876,756票

順位馬名得票数性齢調教師
1イクイノックス74,264牡4木村哲也
2タイトルホルダー55,855牡5栗田徹
3ジャックドール48,815牡5藤岡健一
4ジェラルディーナ48,113牝5斉藤崇史
5ディープボンド44,625牡6大久保龍志
6ジャスティンパレス43,729牡4杉山晴紀
7アスクビクターモア40,804牡4田村康仁
8ドウデュース37,603牡4友道康夫
9ヴェラアズール34,374牡6渡辺薫彦
10リバティアイランド30,948牝3中内田充正
11スターズオンアース27,654牝4高柳瑞樹
12ソダシ24,776牝5須貝尚介
13ソールオリエンス22,195牡3手塚貴久
14デアリングタクト21,976牝6杉山晴紀
15スタニングローズ20,213牝4高野友和
16シャフリヤール19,462牡5藤原英昭
17パンサラッサ15,094牡6矢作芳人
18ポタジェ13,519牡6友道康夫
19ボルドグフーシュ12,913牡4宮本博
20ソングライン12,297牝5林徹

※21位以下などの詳細については、JRAのHPをご確認ください。

宝塚記念(G1)歴代優勝馬

2022.06.26 阪神11R 芝2200m 18頭 晴 良
宝塚記念

タイトルホルダー
単勝 4.2倍 (2人気)
R2:09.7 (36.1)
横山和生騎手
牡4 美浦・栗田徹厩舎
2022宝塚記念_タイトルホルダー

2021.06.27 阪神11R 芝2200m 13頭 晴 良
宝塚記念

クロノジェネシス
単勝 1.8倍 (1人気)
2:10.9 (34.4)
C.ルメール騎手
牝5 栗東・斉藤崇史厩舎
2021宝塚記念_クロノジェネシス

2020.06.28 阪神11R 芝2200m 18頭 曇 稍重
宝塚記念

クロノジェネシス
単勝 4.1倍 (2人気)
2:13.5 (36.3)
北村友一騎手
牝4 栗東・斉藤崇史厩舎
2020宝塚記念_クロノジェネシス

2019.06.23 阪神11R 芝2200m 12頭 曇 良
宝塚記念

リスグラシュー
単勝 5.4倍 (3人気)
2:10.8 (35.2)
D.レーン騎手
牝5 栗東・矢作芳人厩舎
2019宝塚記念_リスグラシュー

2018.06.24 阪神11R 芝2200m 16頭 晴 稍重
宝塚記念

ミッキーロケット
単勝 13.1倍 (7人気)
2:11.6 (35.8)
和田竜二騎手
牡5 栗東・音無秀孝厩舎
2018宝塚記念_ミッキーロケット

データ分析

脚質

脚質成績勝率連対率3着内率
逃げ0-2-2-60.0%20.0%40.0%
先行8-3-3-2620.0%27.5%35.0%
差し2-2-4-404.2%8.3%16.7%
追込0-3-1-410.0%6.7%8.9%

人気

人気成績勝率連対率3着内率
1番人気2-2-1-520.0%40.0%50.0%
2番人気3-0-2-530.0%30.0%50.0%
3番人気2-0-0-820.0%20.0%20.0%
4番人気0-0-2-80.0%0.0%20.0%
5番人気0-3-0-70.0%30.0%30.0%
6-9番人気3-3-2-327.5%15.0%20.0%
10番人気以下0-2-3-480.0%3.8%9.4%

枠番

枠番成績勝率連対率3着内率
1枠0-2-2-100.0%14.3%28.6%
2枠1-1-2-116.7%13.3%26.7%
3枠1-1-1-126.7%13.3%20.0%
4枠0-1-1-140.0%6.3%12.5%
5枠1-3-0-145.6%22.2%22.2%
6枠0-0-1-190.0%0.0%5.0%
7枠0-2-1-190.0%9.1%13.6%
8枠7-0-2-1430.4%30.4%39.1%

前走着順

前走着順成績勝率連対率3着内率
1着2-1-3-198.0%12.0%24.0%
2着3-2-2-1116.7%27.8%38.9%
3着1-1-1-117.1%14.3%21.4%
4着1-2-0-107.7%23.1%23.1%
5着1-0-0-127.7%7.7%7.7%
6-9着2-3-4-334.8%11.9%21.4%
10着以下0-1-0-170.0%5.6%5.6%

ステップレース

レース成績勝率連対率3着内率
海外2-2-2-159.5%19.0%28.6%
大阪杯2-2-1-188.7%17.4%21.7%
天皇賞(春)4-3-2-329.8%17.1%22.0%
ヴィクトリアM0-0-4-40.0%0.0%50.0%
目黒記念1-0-1-127.1%7.1%14.3%
鳴尾記念1-3-0-135.9%23.5%23.5%
その他0-0-0-190.0%0.0%0.0%

年齢

年齢成績勝率連対率3着内率
3歳馬0-0-0-00.0%0.0%0.0%
4歳馬3-1-5-288.1%10.8%24.3%
5歳馬7-4-5-3713.2%20.8%30.2%
6歳馬0-4-0-250.0%13.8%13.8%
7歳上0-1-0-230.0%4.2%4.2%

所属

所属成績勝率連対率3着内率
関東馬3-3-0-2310.3%20.7%20.7%
関西馬7-6-10-906.2%11.5%20.4%
外国馬0-1-0-00.0%100.0%100.0%

性別

性別成績勝率連対率3着内率
牡馬・セン馬6-9-4-985.1%12.8%16.2%
牝馬4-1-6-1515.4%19.2%42.3%

騎手

順位騎手成績勝率連対率3着内率
1川田将雅1-2-1-511.1%33.3%44.4%
2M.デムーロ1-1-1-414.3%28.6%42.9%
3横山典弘1-1-0-416.7%33.3%33.3%
4レーン1-1-0-133.3%66.7%66.7%
5ルメール1-0-0-614.3%14.3%14.3%
5和田竜二1-0-0-614.3%14.3%14.3%
7蛯名正義1-0-0-233.3%33.3%33.3%
8北村友一1-0-0-150.0%50.0%50.0%
8横山和生1-0-0-150.0%50.0%50.0%
8内田博幸1-0-0-150.0%50.0%50.0%

調教師

順位調教師成績勝率連対率3着内率
1須貝尚介2-0-0-250.0%50.0%50.0%
2斉藤崇史2-0-0-0100.0%100.0%100.0%
3堀宣行1-2-0-316.7%50.0%50.0%
4池江泰寿1-1-1-107.7%15.4%23.1%
5矢作芳人1-1-0-225.0%50.0%50.0%
6音無秀孝1-0-0-811.1%11.1%11.1%
7栗田徹1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
7久保田貴士1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
9角居勝彦0-3-0-80.0%27.3%27.3%
10平田修0-1-0-20.0%33.3%33.3%

馬主

順位馬主成績勝率連対率3着内率
1サンデーR2-1-1-1113.3%20.0%26.7%
2キャロット2-0-1-622.2%22.2%33.3%
3小林英一2-0-0-0100.0%100.0%100.0%
4金子真人HD1-1-0-711.1%22.2%22.2%
5野田みづき1-0-1-133.3%33.3%66.7%
6里見治1-0-0-233.3%33.3%33.3%
7山田弘1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8石川達絵0-2-0-20.0%50.0%50.0%
9鈴木隆司0-1-0-30.0%25.0%25.0%

生産者

順位生産者成績勝率連対率3着内率
1ノーザンF7-4-5-5010.6%16.7%24.2%
2出口牧場2-0-0-166.7%66.7%66.7%
3岡田スタツド1-0-0-325.0%25.0%25.0%
4下河辺牧場0-2-0-20.0%50.0%50.0%
5Desert Star0-1-0-00.0%100.0%100.0%
5ケイアイF0-1-0-00.0%100.0%100.0%
5北勝F0-1-0-00.0%100.0%100.0%
8ヤナガワ牧場0-0-1-30.0%0.0%25.0%
8社台C白老F0-0-1-30.0%0.0%25.0%
10村田牧場0-0-1-20.0%0.0%33.3%

種牡馬

順位種牡馬成績勝率連対率3着内率
1キングカメハメハ2-1-0-1511.1%16.7%16.7%
2ステイゴールド2-0-0-1412.5%12.5%12.5%
3バゴ2-0-0-0100.0%100.0%100.0%
4ディープインパクト1-2-5-262.9%8.8%23.5%
5ハーツクライ1-2-1-126.3%18.8%25.0%
6Marju1-0-0-233.3%33.3%33.3%
7ドゥラメンテ1-0-0-150.0%50.0%50.0%
8ルーラーシップ0-2-0-40.0%33.3%33.3%
9スクリーンヒーロー0-1-0-10.0%50.0%50.0%
10No Nay Never0-1-0-00.0%100.0%100.0%

※過去10年の大阪杯集計

レースガイド

■海外遠征ステップを兼ねるグランプリレース

年末のグランプリ有馬記念と同様にファン投票の上位10頭に優先出走が認められているレース。上半期の総決算として1960年に創設された(阪神・芝1800m)。翌年1961年に距離が2000mに変更され、1996年の阪神競馬場の改修の代替として京都競馬場外回り2200mにて施行されると、以後は2200mに固定された。1984年にグレード制導入によりG1に格付けされた後、1995年には地方所属馬が、1997年からは外国産馬の出走が可能となった。そして2001年には国際G1競走に認定され現在に至る。

競馬番組上は夏競馬に属しており、この時期を休養に充てる馬も多いことから、なかなか投票上位の有力馬が集結することが少ない。フルゲートになったのは近年では2007年の一回のみであり(同年ダービー馬ウオッカ、2着馬アサクサキングス出走)、出走頭数の少なさも有馬記念に比べて本レースの認知度が上がらない理由かもしれない。そんな中、過去の関西テレビ競馬中継で当時の実況担当である杉本清アナウンサーの「今年もあなたの、そして私の夢が走ります」という名フレーズは競馬ファンと宝塚記念を繋ぐことに一役買っていたに違いない。

また、近年はここをステップに海外遠征を行う馬も増加しており、2010年の勝馬ナカヤマフェスタ、2012年の覇者オルフェーヴルは、その後の凱旋門賞で僅差の2着と健闘している。2014年はゴールドシップが本競走を制した後、札幌記念を挟み凱旋門賞へ挑戦しており、海外レースのステップとしての位置づけが徐々に確立されてきたと言える。

なお、2011年からはブリーダーズカップ・チャレンジレースに指定されており、本競走の優勝馬にはBCターフへの優先出走権ならび登録料などの免除の優遇を受けることが出来るようになった。このことも、海外を目指す馬のステップレースとなる傾向を一層加速させる要因になり得るだろう。