2023年日本ダービー(G1)特集

東京11R/芝2400m/(国際) 牡・牝 (指)
2022日本ダービー_ドウデュース

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出走予定注目馬

牡3 美浦・手塚貴久 厩舎舎
ソールオリエンス

京成杯で大外一気の快勝ののち、2番人気の支持を受けた皐月賞では4コーナー17番手から規格外の末脚を繰り出して差し切り、わずか3戦で一冠目のタイトルをつかんだ。東京芝1800mの新馬戦を好内容で制しており、舞台替わりも問題なし。文句なしの最有力候補だろう。

牡3 美浦・堀宣行 厩舎
タスティエーラ

サトノクラウン産駒の出世頭。弥生賞を勝ちながら5番人気にとどまった皐月賞では評価に反発する2着に好走した。キレ負けの形で敗れた共同通信杯の内容から末脚比べの形ではなく持続力勝負がベスト。名手ダミアン・レーン騎手の組み立てに注目したい。

別路線組最大の惑星。新馬戦は2着に敗れたものの、返す刀で挑んだ未勝利戦、ゆりかもめ賞をワンサイドゲームで勝利、青葉賞もルメール騎手が安全に進路を選ぶ形ながら余裕ある走りだった。ソールオリエンス最大のライバルといって過言ではない。

事実上ダンシリの2×2という挑戦的な配合で誕生した谷川牧場の逸材。出世レースの共同通信杯を好時計で勝ち切り、1番人気に支持された皐月賞では道中落鉄がありながら3着まで追い込んだ。絶対能力は世代トップクラス、大舞台でも評価を落とすべきではないだろう。

中京芝2000mの新馬戦で2着に1秒3差をつける衝撃的な勝ちっぷりを披露してのち、出遅れた東スポ杯2歳S、馬のタイプ上全くの適性外といえるホープフルS・若葉Sの敗戦と順調にキャリアを積めなかったが、大箱で末脚を全開できる青葉賞でようやく復調。上位候補としてマーク必須だろう。

その他異色中の異色ローテで挑むホープフルS馬・ドゥラエレーデ、歴戦のキャリアが光るトップナイフ、皐月賞大敗から巻き返したいベラジオオペラフリームファクシホウオウビスケッツ、京都新聞杯覇者サトノグランツなども競馬の祭典に挑む。

日本ダービー(G1)出馬表

馬名性齢重量騎手
1ベラジオオペラ牡357横山和生
2スキルヴィング牡357C.ルメール
3ホウオウビスケッツ牡357丸田恭介
4トップナイフ牡357横山典弘
5ソールオリエンス牡357横山武史
6ショウナンバシット牡357M.デムーロ
7フリームファクシ牡357吉田隼人
8メタルスピード牡357津村明秀
9グリューネグリーン牡357石川裕紀人
10シャザーン牡357岩田望来
11ハーツコンチェルト牡357松山弘平
12タスティエーラ牡357D.レーン
13シーズンリッチ牡357戸崎圭太
14ファントムシーフ牡357武豊
15ノッキングポイント牡357北村宏司
16パクスオトマニカ牡357田辺裕信
17ドゥラエレーデ牡357坂井瑠星
18サトノグランツ牡357川田将雅

トライアル他結果

2023.03.25 阪神11R 芝1800m 13頭 曇 良
毎日杯

1着 シーズンリッチ (5人気)
2着 ノッキングポイント (2人気)
3着 ドットクルー (6人気)
毎日杯_シーズンリッチ

2023.04.16 中山11R 芝2000m 18頭 晴 重
皐月賞5着以内優先出走

1着 ソールオリエンス (2人気)
2着 タスティエーラ (5人気)
3着 ファントムシーフ (1人気)
4着 メタルスピード (13人気)
5着 ショウナンバシット (12人気)
2023皐月賞_ソールオリエンス

2023.04.29 東京11R 芝2400m 15頭 晴 良
青葉賞2着以内優先出走

1着 スキルヴィング (1人気)
2着 ハーツコンチェルト (2人気)
3着 ティムール (11人気)
2023青葉賞_スキルヴィング

2023.05.06 東京11R 芝2000m 7頭 晴 良
プリンシパルSL1着優先出走

1着 パクスオトマニカ (2人気)
2着 アヴニールドブリエ (1人気)
3着 フォトンブルー (3人気)
2023プリンシパルS_パクスオトマニカ

2023.05.06 京都11R 芝2200m 12頭 小雨 良
京都新聞杯

1着 サトノグランツ (1人気)
2着 ダノントルネード (2人気)
3着 リビアングラス (7人気)
2023京都新聞杯_サトノグランツ

出走予定馬の「調教後の馬体重」

出走予定馬の「調教後の馬体重」は下記となります。

馬名馬体重計量日計量
場所
前走
馬体重
ベラジオオペラ5005/25(木)栗東496
スキルヴィング5265/24(水)美浦524
ホウオウビスケッツ5005/24(水)美浦494
トップナイフ4925/24(水)栗東488
ソールオリエンス4645/25(木)美浦462
ショウナンバシット4965/25(木)栗東498
フリームファクシ5085/25(木)栗東506
メタルスピード5085/24(水)美浦504
グリューネグリーン4905/25(木)美浦480
シャザーン5005/25(木)栗東500
ハーツコンチェルト5045/24(水)美浦498
タスティエーラ4795/24(水)美浦478
シーズンリッチ4985/25(木)美浦492
ファントムシーフ4945/25(木)栗東494
ノッキングポイント4885/24(水)美浦484
パクスオトマニカ4805/25(木)美浦476
ドゥラエレーデ5265/25(木)栗東海外
サトノグランツ5005/25(木)栗東494
  • 馬体重の数値は「kg」。
  • 開催場以外で計量した競走馬については、計量後に開催場へ「輸送」しています。
  • 馬体重は、「調教」「輸送」「飼付」「排糞」等により、常に大きく変動します。
  • 上記馬体重は、あくまでも計量時のデータであり、レース当日の馬体重とは異なります。
  • レース当日に発表する馬体重は、発走時刻の概ね80分前に計量しています。
  • 前走が海外の競馬であっても馬体重を計量している場合には、「前走馬体重」を表記しています。

詳細については、JRAのHPをご確認ください。

日本ダービープレレーティング

馬名2022年度
JPN
ランキング
2023年度
レーティング
最高値
2023年
レーティング該当レース
(2022年該当レース)
グリューネグリーン110(京都2歳S1着)
サトノグランツ109 L京都新聞杯1着
シャザーン113 I皐月賞6着
ショウナンバシット113 I皐月賞5着
シーズンリッチ110 M毎日杯1着
スキルヴィング113 L青葉賞1着
ソールオリエンス120 I皐月賞1着
タスティエーラ117 I皐月賞2着
ドゥラエレーデ114111 I(D)UAEダービー2着
(ホープフルS1着)
トップナイフ113111 Iディープ記念2着
(ホープフルS2着)
トーセントラム95 MジュニアC4着
ノッキングポイント100109 M毎日杯2着
(サウジRC4着)
パクスオトマニカ107 IプリンシパルS1着
ハーツコンチェルト109112 L青葉賞2着
(東京スポ杯2歳S3着)
ファントムシーフ111114 M,I共同通信杯1着
皐月賞3着
(ホープフルS4着)
フリームファクシ111 Iきさらぎ賞1着
ベラジオオペラ113 MスプリングS1着
ホウオウビスケッツ110 MスプリングS2着
メタルスピード114 I皐月賞4着

【プレレーティング表の見かた】
(1)レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、着差・負担重量・過去の勝馬との比較などをもとに、国際的に統一された基準により、数値化したものです。
(2)ここに示すプレレーティング表は、登録各馬が本年度のレースで獲得した最高値(原則として、G1・Jpn1競走は6着まで、その他の重賞・オープン競走は4着までが対象)と、昨年度のJPNサラブレッドランキングの数値を掲載しています。なお、(D)はダート競走のレーティングです。
(3)空欄の馬は、上記(2)の基準を満たしていない馬です。
(4)レーティングに付随するアルファベット(SMILE)は、そのレーティングを獲得したレースの競走距離を示すもので、区分は以下のとおりです。
S 【Sprint】 1,000m-1,300m [1,000m-1,599m(CAN/USA)]
M 【Mile】 1,301m-1,899m [1,600m-1,899m(CAN/USA)]
I 【Intermediate】 1,900m-2,100m
L 【Long】 2,101m-2,700m
E 【Extended】 2,701m-
※詳細については、JRAのHPをご確認ください。

日本ダービー(G1)歴代優勝馬

2022.05.29 東京11R 芝2400m 18頭 晴 良
日本ダービー

ドウデュース
単勝 4.2倍 (3人気)
2:21.9 (33.7)
武豊騎手
牡3 栗東・友道康夫厩舎
2022日本ダービー_ドウデュース

2021.05.30 東京11R 芝2400m 17頭 晴 良
日本ダービー

シャフリヤール
単勝 11.7倍 (4人気)
2:22.5 (33.4)
福永祐一騎手
牡3 栗東・藤原英昭厩舎
2021日本ダービー_シャフリヤール

2020.05.31 東京11R 芝2400m 18頭 曇 良
日本ダービー

コントレイル
単勝 1.4倍 (1人気)
2:24.1 (34.0)
福永祐一騎手
牡3 栗東・矢作芳人厩舎
2020日本ダービー_コントレイル

2019.05.26 東京11R 芝2400m 18頭 晴 良
日本ダービー

ロジャーバローズ
単勝 93.1倍 (12人気)
2:22.6 (35.1)
浜中俊騎手
牡3 栗東・角居勝彦厩舎
2019日本ダービー_ロジャーバローズ

2018.05.27 東京11R 芝2400m 18頭 晴 良
日本ダービー

ワグネリアン
単勝 12.5倍 (5人気)
2:23.6 (34.3)
福永祐一騎手
牡3 栗東・友道康夫厩舎
2018日本ダービー_ワグネリアン

データ分析

脚質

脚質成績勝率連対率3着内率
逃げ0-1-1-80.0%10.0%20.0%
先行4-2-2-2711.4%17.1%22.9%
差し4-6-6-714.6%11.5%18.4%
追込2-1-1-414.4%6.7%8.9%

人気

人気成績勝率連対率3着内率
1番人気3-2-2-330.0%50.0%70.0%
2番人気1-3-1-510.0%40.0%50.0%
3番人気3-3-1-330.0%60.0%70.0%
4番人気1-1-0-810.0%20.0%20.0%
5番人気1-1-0-810.0%20.0%20.0%
6-9番人気0-0-3-370.0%0.0%7.5%
10番人気以下1-0-3-841.1%1.1%4.5%

枠番

枠番成績勝率連対率3着内率
1枠3-2-1-1415.0%25.0%30.0%
2枠1-1-3-155.0%10.0%25.0%
3枠1-0-1-185.0%5.0%10.0%
4枠0-2-1-160.0%10.5%15.8%
5枠1-1-0-185.0%10.0%10.0%
6枠1-2-2-155.0%15.0%25.0%
7枠2-1-1-256.9%10.3%13.8%
8枠1-1-1-273.3%6.7%10.0%

前走着順

前走着順成績勝率連対率3着内率
1着4-4-3-358.7%17.4%23.9%
2着2-3-2-275.9%14.7%20.6%
3着1-2-1-97.7%23.1%30.8%
4着1-0-0-811.1%11.1%11.1%
5着1-0-1-711.1%11.1%22.2%
6-9着1-1-3-302.9%5.7%14.3%
10着以下0-0-0-320.0%0.0%0.0%

ステップレース

レース成績勝率連対率3着内率
皐月賞7-9-6-697.7%17.6%24.2%
青葉賞0-0-3-200.0%0.0%13.0%
京都新聞杯2-1-0-199.1%13.6%13.6%
プリンシパルS0-0-1-80.0%0.0%11.1%
NHKマイルC0-0-0-170.0%0.0%0.0%
その他1-0-0-156.3%6.3%6.3%

所属

所属成績勝率連対率3着内率
関東馬2-5-6-513.1%10.9%20.3%
関西馬8-5-4-977.0%11.4%14.9%

騎手

順位騎手成績勝率連対率3着内率
1福永祐一3-1-0-630.0%40.0%40.0%
2武豊2-0-0-820.0%20.0%20.0%
3ルメール1-2-1-314.3%42.9%57.1%
4川田将雅1-0-1-810.0%10.0%20.0%
5M.デムーロ1-0-1-612.5%12.5%25.0%
6横山典弘1-0-0-712.5%12.5%12.5%
7浜中俊1-0-0-516.7%16.7%16.7%
8戸崎圭太0-2-0-50.0%28.6%28.6%
9蛯名正義0-1-1-30.0%20.0%40.0%
10岩田康誠0-1-0-50.0%16.7%16.7%

調教師

順位調教師成績勝率連対率3着内率
1友道康夫3-0-0-633.3%33.3%33.3%
2堀宣行1-1-1-414.3%28.6%42.9%
3角居勝彦1-1-0-320.0%40.0%40.0%
4藤原英昭1-1-0-225.0%50.0%50.0%
5藤沢和雄1-0-0-516.7%16.7%16.7%
6矢作芳人1-0-0-420.0%20.0%20.0%
7橋口弘次郎1-0-0-150.0%50.0%50.0%
8佐々木晶三1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
9池江泰寿0-2-1-130.0%12.5%18.8%
10木村哲也0-1-0-30.0%25.0%25.0%

馬主

順位馬主成績勝率連対率3着内率
1サンデーR2-0-2-1212.5%12.5%25.0%
2金子真人HD2-0-1-622.2%22.2%33.3%
3前田晋二2-0-0-166.7%66.7%66.7%
4キャロット1-2-0-89.1%27.3%27.3%
5前田幸治1-0-0-420.0%20.0%20.0%
6キーファーズ1-0-0-150.0%50.0%50.0%
7猪熊広次1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8里見治0-2-1-20.0%40.0%60.0%
9シルクR0-2-0-60.0%25.0%25.0%
10ダノックス0-1-0-30.0%25.0%25.0%

生産者

順位生産者成績勝率連対率3着内率
1ノーザンF6-7-6-607.6%16.5%24.1%
2ノースヒルズ3-0-0-175.0%75.0%75.0%
3飛野牧場1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
4社台C白老F0-1-0-50.0%16.7%16.7%
5三嶋牧場0-1-0-20.0%33.3%33.3%
6田上徹0-1-0-00.0%100.0%100.0%
7社台F0-0-1-160.0%0.0%5.9%
8IEAH Stables0-0-1-00.0%0.0%100.0%
8競優牧場0-0-1-00.0%0.0%100.0%
8服部牧場0-0-1-00.0%0.0%100.0%

種牡馬

順位種牡馬成績勝率連対率3着内率
1ディープインパクト6-3-3-3014.3%21.4%28.6%
2ハーツクライ2-2-0-1311.8%23.5%23.5%
3キングカメハメハ2-0-1-1312.5%12.5%18.8%
4オルフェーヴル0-1-0-30.0%25.0%25.0%
5シンボリクリスエス0-1-0-20.0%33.3%33.3%
5フジキセキ0-1-0-20.0%33.3%33.3%
7エピファネイア0-1-0-00.0%100.0%100.0%
7キタサンブラック0-1-0-00.0%100.0%100.0%
9ブラックタイド0-0-1-40.0%0.0%20.0%
10ジャスタウェイ0-0-1-10.0%0.0%50.0%

※過去10年の皐月賞集計

レースガイド

■全てのホースマンの夢!クラシック最高峰レース!

繁殖馬選定レースとしての意味合いを持つイギリスのクラシック競走の中で、3歳牡馬・牝馬限定戦のダービーステークス(エプソム・12ハロン10ヤード)を模範として1932年に「東京優駿大競走」(芝2400m・目黒競馬場)の名で創設。日本のクラシック競走の中で一番初めに施行されたレースであり、歴史・伝統が最も深い。後の1939年創設「横浜農林省賞典四歳呼馬(現在の皐月賞)」および1938年創設「京都農林省賞典四歳呼馬(現在の菊花賞)」と併せて日本のクラシック三冠が形成された。

1934年第3回より開催を東京競馬場へ移し、1938年には名称を「東京優駿競走」に変更。その後、さらにレース名・負担重量がそれぞれ何度か変更され、1950年に現在の名称である「東京優駿」となり、同時に副称として「日本ダービー」が追加された。

1984年グレード制施行によりG1に格付けされ、1995年に地方馬、2001年からは外国産馬の出走が可能となり、2010年に国際G1競走に認定。現在は外国産馬・海外調教馬をあわせて最大9頭まで出走可能である。三冠レースの格言では皐月賞の「速い馬」、菊花賞の「強い馬」に対し、日本ダービーは「最も運のある馬が勝つ」と言われている。過去には出走頭数が30頭を超えたことがあり、勝利のためには第1コーナー10番手以内(通称ダービーポジション)が必須とされた。その時代には全てにおいて「運」が最も重要とされていたが、フルゲート18頭になってからは、多頭数による不利などが減少しており、現在は菊花賞に替わり「全てにおいて最も強い馬が勝つ」と言っても差し支えないだろう。

また、本競走は別名『競馬の祭典』とも呼ばれ、これは日本競馬に関わる全ての人々にとって最も特別なレースであることを表している。ダービーを制することが競馬サークルでは最高の名誉とされ、特に勝利した騎手は「ダービージョッキー」、調教師は「ダービートレーナー」、馬主は「ダービーオーナー」と呼ばれて賞賛を受ける。

それ故ダービーにまつわる名言は数多い。1977年当時無敗の外国産馬マルゼンスキーは持込馬のため出走制限があり、主戦の中野渡清一騎手は「枠順は大外で構わない。他馬の邪魔は一切しない。賞金もいらない。この馬の能力を確かめるだけでいい。」とダービー出走を懇願した。1993年にウイニングチケットで本競走を制した柴田政人騎手は、喜びをまず誰に伝えたいかと問われ「世界のホースマンに第60回の日本ダービーを獲った柴田ですと報告したい。」と語っており、その重みが伝わってくる。1997年に11番人気で皐月賞を制したサニーブライアンにはレース前にフロックであるとの声が上っていたが、その中で主戦の大西直宏騎手は「一番人気はいらない。一着が欲しい。」と発言をしており、並々ならぬダービーへの執念を見せた(結果二冠を達成している)。

血統を紡ぐという点からは「ダービー馬はダービー馬から」との言葉も良く知られている。過去1984年父シンボリルドルフ・1991年仔トウカイテイオーの親仔制覇はあまりに有名である。近年では、2002年父タニノギムレット<・2007年娘ウオッカ、2003年父ネオユニヴァース・2009年仔ロジユニヴァース、2005年父ディープインパクト・2012年仔ディープブリランテ・2013年仔キズナの例などが挙げられる。特に2007年のウオッカに関しては、64年ぶりの牝馬によるダービー制覇の偉業であり、当日レースを台覧した皇太子徳仁親王に対し、馬上から脱帽し最敬礼をした四位洋文騎手の姿は多くの競馬ファンの目に焼き付いている。

なお、クラシック第1弾の皐月賞および本競走を制し、後の三冠馬となった馬は日本競馬史上で僅かに8頭である(1941年セントライト、1964年シンザン、1983年ミスターシービー、1984年シンボリルドルフ、1994年ナリタブライアン、2005年ディープインパクト、2011年オルフェーヴル、2020年コントレイル)。