【2025年】香港国際競走 発走時間、賞金、出走日本馬などの一覧 2025年は12月14日(日)開催
「2025年香港国際競走」レース概要、賞金、出走馬などの一覧
香港・シャティン競馬場で施行される「香港国際競走」の概要、賞金、出走馬などを一覧したページです。4月に施行される「香港チャンピオンズデー」と並ぶ香港競馬のビッグイベントで、香港ヴァーズ、香港スプリント、香港マイル、香港カップの4競走でJRAの馬券発売が行われます。
香港国際競走のスケジュール(2025年)
| 競走名 | 発走(日本時間) | 条件 | 総賞金 | 1着賞金 | |
| 4R | 香港ヴァーズ | 15時10分 | 3歳以上・芝2400m | 2600万香港ドル | 1456万香港ドル |
| 5R | 香港スプリント | 15時50分 | 3歳以上・芝1200m | 2800万香港ドル | 1568万香港ドル |
| 7R | 香港マイル | 17時00分 | 3歳以上・芝1600m | 3600万香港ドル | 2016万香港ドル |
| 8R | 香港カップ | 17時40分 | 3歳以上・芝2000m | 4000万香港ドル | 2240万香港ドル |
香港国際競走はいずれも高額賞金レースとして知られ、特にメインカードである香港カップは総賞金4000万香港ドル、1着賞金2240万香港ドルを誇り、2025年のフランスギャロレート換算ではおおよそ1香港ドル=20.218円となる計算のため、勝てば約4億5000万円を加算する扱いとなり、これは日本で最も1着賞金が高い有馬記念、ジャパンカップ(5億円)に匹敵するスケールです。
4R「香港ヴァーズ」(15:10発走)出走予定の日本馬(2025年)
3代母ウインドインハーヘアの良血で、レガレイラとともに2024年クラシック世代におけるスワーヴリチャード産駒の評価上昇に大きく貢献した長距離砲。菊花賞ではルメール騎手の好騎乗もあり、翌年の天皇賞(春)を制するヘデントールに0秒4差をつけて再度の一冠を勝ち取り、暮れの有馬記念では1番人気の支持を受けた(6着)。日経賞、宝塚記念はやや精彩を欠いたものの、天皇賞(秋)は11番人気に反発する上がり3ハロン32秒2の末脚で5着と健闘、メンバーレベルに恵まれるここでも好勝負が期待できそうだ。
5R「香港スプリント」(15:50発走)出走予定の日本馬(2025年)
コントレイル世代で皐月賞(4着)、日本ダービー(17着)にも出走するなど早くから活躍し、古馬になって以降はマイル、さらにスプリント路線へと舵を切り、しぶとい先行馬として確かな存在感を放っていたが、前走のスプリンターズSでは不利な大外枠から思い切った先行策で番手を取り切り、直線でもう一脚を使って久々の先頭ゴール、鞍上ともども悲願のG1タイトルをつかんだ。サトノレーヴと並び、今年の秋のスプリント王者として香港の絶対王者へ挑む。
半兄に快速馬ハクサンムーン、父ロードカナロア、母父サクラバクシンオーという日本競馬のスピードの粋を集めた現役最強クラスのスプリンター。春の高松宮記念では外差し傾向の馬場に乗って待望のG1タイトルを獲得し、チェアマンズスプリントでもカーインライジングの2着、さらに日本馬にとって鬼門であるアスコット・クイーンエリザベス2世ジュビリーステークスでも2着と世界レベルの対応力を披露した。スプリンターズSはいまひとつ弾けずの4着だったが、上位はポジション利もあり致し方なし。好相性の香港で即巻き返しが期待できる。
7R「香港マイル」(17:00発走)出走予定の日本馬(2025年)
3代母は日本競馬史上でも有数の名牝ビワハイジで、豊かなスピード能力を武器に早くから頭角を現すと、今季初戦のクイーンカップでは高速巡行能力をいかんなく発揮して1分32秒2の好時計をマーク、重賞初制覇を飾り、桜花賞ではタフな馬場をものともせずアルマヴェローチェを差し切って一冠目をつかむと、オークス9着を挟んだ秋華賞では道中押し上げる強気の競馬で二冠を達成した。ただやはり適距離はマイルの印象で距離短縮はプラス、相手関係ひとつだろう。
7歳にしてキャリアの全盛期を迎えたルーラーシップ産駒。バイターフでは世界最強馬ロマンチックウォリアーと大接戦の末勝利をつかみ、G1・2勝目を中東の地で手に入れた。府中マイルは本質的に向かない印象で、安田記念と富士ステークスは3着に終わり、連覇を目指したマイルチャンピオンシップでは不得手な瞬発力勝負で、自身の限界に近い上がり3ハロン33秒2を使ったものの6着、悲観する必要はないだろう。これがラストラン、種牡馬入りに向けてさらなる勲章を勝ち取りたい。
8R「香港カップ」(17:40発走)出走予定の日本馬(2025年)
抜群の操縦性とレースセンスが武器の優等生。5歳シーズン初戦となった大阪杯は馬がコースを知っているかのごときそつのないレース運びを披露し、危なげなく連覇を達成した。宝塚記念はメイショウタバルの逃げでタフな展開となり、相手の土俵で屈した格好にはなったが、同馬以外には先着を許さず2着を確保、地力のあるところを披露した。夏に弱いタイプで毎年立ち上げに苦労していたが、今年は国内のレースには目もくれず早くからここ一本のローテションを組んできた。意欲の遠征が実ってほしいところ。
3代母エアグルーヴの名牝系にハービンジャーが配され、デザイン通りに成長した中距離馬。3歳時のセントライト記念ではガイアフォース、アスクビクターモアに続く3着、4歳秋にはタイトルホルダーを退けてオールカマーを制し、2024年大阪杯ではベラジオオペラの2着、さらに同年秋にはブリーダーズカップターフでレベルスロマンスの2着とG1級の脚力は証明しているもののビッグタイトルが遠い。香港カップは2年ぶりの挑戦、もう一押しに期待したい。










