2023年ジャパンカップ(G1)特集

東京12R/芝2400m/(国際)(指)
2022ジャパンカップ_ヴェラアズール

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出走予定注目馬

芝2000mを1分55秒2で駆けた前走の天皇賞(秋)は、競走馬はどこまで速くなれるのか、どこまで強くなれるのか、1頭だけレースではなく未知の可能性と戦っているかのような異次元のパフォーマンスだった。唯一の懸念は激走の反動で、デビュー以来最短の中3週をクリアできれば結果はついてくるだろう。

2023年牝馬クラシック世代を引っ張った三冠馬。上がり3ハロン31秒4をマークした新馬戦、後続を千切る一方だったオークスと秋華賞のパフォーマンスを比べれば、若干ながら左回り替わりはプラスに働くとみてよいだろう。古馬初対決がこの大舞台、4kgの斤量差を生かして怪物にどこまで迫れるか。

牡4 栗東・友道康夫 厩舎
ドウデュース

2強対決と謳われた前走の天皇賞(秋)では、レース当日のアクシデントで急遽戸崎圭太騎手に乗り替わり、ハイペース追走で脚をなし崩し的に使う形となり7着と大敗。8ヶ月休を叩いての東京芝2400m、ライバルにつけられた1秒4差を埋め、逆転するためのレースプラン、手綱さばきに注目したい。

通算成績【3-4-3-0】と崩れを知らない女傑。牝馬二冠を経ての3戦、内前有利の阪神芝2000mを鬼脚で差し込んできた秋華賞、大阪杯、適性外の1600mでキレ負けたヴィクトリアマイルはいずれも評価を落とす材料にはならない。臨戦過程に若干の不安は残るが、2強に割って入るポテンシャルはある。

天皇賞(春)での競走中止から復帰した前哨戦のオールカマーは2着。完全燃焼型らしくレース内容の上下が激しく、消耗の少ない形で前走をパスできた点は評価したい。あとは己の脚力が通用するかに尽きるだろう。現役生活最後の秋、自分の走りに徹して世界最強馬に真っ向勝負を挑む。

その他悲願のG1タイトルを目指すディープボンド、ディフェンディングチャンピオン・ヴェラアズールなどがエントリー。海外からはロワイヤルオーク賞、ガネー賞とフランスでG1を2勝しているイレジン、パカパカF生産の日本産馬、ハーツクライ産駒の英セントレジャーS勝ち馬コンティニュアスの2頭が参戦する。頭数は寂しいが中身の濃い一戦、今年の秋競馬で最も注目を集めるカードとなる。

ジャパンカップ(G1)出馬表

馬名性齢重量騎手
1リバティアイランド牝354川田将雅
2イクイノックス牡458C.ルメール
3タイトルホルダー牡558横山和生
4スタッドリー牡558T.マーカンド
5ドウデュース牡458戸崎圭太
6フォワードアゲンセ658黛弘人
7イレジンセ658M.ヴェロン
8パンサラッサ牡658吉田豊
9ヴェラアズール牡658H.ドイル
10ダノンベルーガ牡458J.モレイラ
11トラストケンシン牡858荻野極
12チェスナットコート牡958田中学
13クリノメガミエース牝456吉村智洋
14ディープボンド牡658和田竜二
15ショウナンバシット牡356M.デムーロ
16インプレス牡458三浦皇成
17スターズオンアース牝456W.ビュイック
18ウインエアフォルク牡658藤田菜七子

前哨戦・重賞結果

2023.09.24 中山11R 芝2200m 15頭 晴 良
オールカマー

1着 ローシャムパーク (4人気)
2着 タイトルホルダー (1人気)
3着 ゼッフィーロ (7人気)
2023オールカマー_ローシャムパーク

2023.10.09 京都11R 芝2400m 14頭 曇 重
京都大賞典

1着 プラダリア (5人気)
2着 ボッケリーニ (3人気)
3着 ディープボンド (1人気)
2023京都大賞典_プラダリア

2023.10.15 京都11R 芝2000m 18頭 晴 稍重
秋華賞

1着 リバティアイランド (1人気)
2着 マスクトディーヴァ (3人気)
3着 ハーパー (2人気)
2023秋華賞_リバティアイランド

2023.10.29 東京11R 芝2000m 11頭 晴 良
天皇賞(秋)

1着 イクイノックス (1人気)
2着 ジャスティンパレス (6人気)
3着 プログノーシス (3人気)
2023天皇賞(秋)_イクイノックス

2023.11.05 東京11R 芝2500m 18頭 晴 良
アルゼンチン共和国杯

1着 ゼッフィーロ (1人気)
2着 マイネルウィルトス (5人気)
3着 チャックネイト (2人気)
2023アルゼンチン共和国杯_ゼッフィーロ

出走予定馬の「調教後の馬体重」

出走予定馬の「調教後の馬体重」は下記となります。

馬名馬体重計量日計量
場所
前走
馬体重
リバティアイランド48411/22(水)栗東476
イクイノックス49911/22(水)美浦494
タイトルホルダー47811/23(木)美浦472
スタッドリー53611/23(木)栗東512
ドウデュース50811/23(木)栗東512
フォワードアゲン44011/22(水)美浦426
イレジン46411/22(水)東京海外
パンサラッサ49011/22(水)栗東海外
ヴェラアズール52411/22(水)栗東526
ダノンベルーガ50211/22(水)美浦500
トラストケンシン47411/23(木)美浦472
チェスナットコート48411/22(水)園田462
クリノメガミエース49211/22(水)西脇484
ディープボンド50411/23(木)栗東508
ショウナンバシット49811/23(木)栗東492
インプレス54411/23(木)栗東536
スターズオンアース50411/23(木)美浦484
ウインエアフォルク47711/22(水)美浦470
  • 馬体重の数値は「kg」。
  • 開催場以外で計量した競走馬については、計量後に開催場へ「輸送」しています。
  • 馬体重は、「調教」「輸送」「飼付」「排糞」等により、常に大きく変動します。
  • 上記馬体重は、あくまでも計量時のデータであり、レース当日の馬体重とは異なります。
  • レース当日に発表する馬体重は、発走時刻の概ね70分前に計量しています。
  • 前走が海外の競馬であっても馬体重を計量している場合には、「前走馬体重」を表記しています。

詳細については、JRAのHPをご確認ください。

ジャパンカッププレレーティング

馬名2023年度
レーティング
最高値
2023年
レーティング該当レース
イクイノックス129 Lドバイシーマ1着
インプレス106 I新潟記念3着
ウインエアフォルク89 L丹頂S4着
ヴェラアズール
エヒト112 I小倉記念1着
クリノメガミエース86 M(D)兵庫サマーQ賞3着
兵庫クイーンC4着
ショウナンバシット113 I皐月賞5着
スタッドリー103 IケフェウスS2着
スターズオンアース114 MヴィクトリアM3着
タイトルホルダー124 L日経賞1着
ダノンベルーガ119 M,Iドバイターフ2着
天皇賞(秋)4着
チェスナットコート
ディープボンド117 L宝塚記念5着
テーオーロイヤル
ドウデュース120 L京都記念1着
トラストケンシン
パンサラッサ120 M(D)サウジC1着
フォワードアゲン
リバティアイランド120 L優駿牝馬1着

外国馬
馬名性齢レーティング調教国
イレジンセ6120 Iフランス

【プレレーティング表の見かた】
(1)レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、着差・負担重量・過去の勝馬との比較などをもとに、国際的に統一された基準により、数値化したものです。
(2)ここに示すプレレーティング表は、登録各馬が本年度のレースで獲得した最高値(原則として、GⅠ・JpnⅠ競走は6着まで、その他の重賞・オープン競走は4着までが対象)を掲載しています。なお、(D)はダート競走のレーティングです。
(3)空欄の馬は、上記(2)の基準を満たしていない馬です。
(4)レーティングに付随するアルファベット(SMILE)は、そのレーティングを獲得したレースの競走距離を示すもので、区分は以下のとおりです。
S 【Sprint】 1,000m-1,300m [1,000m-1,599m(CAN/USA)]
M 【Mile】 1,301m-1,899m [1,600m-1,899m(CAN/USA)]
I 【Intermediate】 1,900m-2,100m
L 【Long】 2,101m-2,700m
E 【Extended】 2,701m-
※詳細については、JRAのHPをご確認ください。

ジャパンカップ(G1)歴代優勝馬

2022.11.27 東京12R 芝2400m 18頭 晴 良
ジャパンカップ

ヴェラアズール
単勝 4.5倍 (3人気)
2:23.7 (33.7)
R.ムーア騎手
牡5 栗東・渡辺薫彦厩舎
2022ジャパンカップ_ヴェラアズール

2021.11.28 東京12R 芝2400m 18頭 晴 良
ジャパンカップ

コントレイル
単勝 1.6倍 (1人気)
2:24.7 (33.7)
福永祐一騎手
牡4 栗東・矢作芳人厩舎
2021ジャパンカップ_コントレイル

2020.11.29 東京12R 芝2400m 15頭 曇 良
ジャパンカップ

アーモンドアイ
単勝 2.2倍 (1人気)
2:23.0 (34.7)
C.ルメール騎手
牝5 美浦・国枝栄厩舎
2020ジャパンカップ_アーモンドアイ

2019.11.24 東京11R 芝2400m 15頭 曇 重
ジャパンカップ

スワーヴリチャード
単勝 5.1倍 (3人気)
2:25.9 (36.5)
O.マーフィー騎手
牡5 栗東・庄野靖志厩舎
2019ジャパンカップ_スワーヴリチャード

2018.11.25 東京11R 芝2400m 14頭 晴 良
ジャパンカップ

アーモンドアイ
単勝 1.4倍 (1人気)
R 2:20.6 (34.1)
C.ルメール騎手
牝3 美浦・国枝栄厩舎
2018ジャパンカップ_アーモンドアイ

データ分析

脚質

脚質成績勝率連対率3着内率
逃げ1-1-1-89.1%18.2%27.3%
先行5-2-3-2713.5%18.9%27.0%
差し4-6-5-585.5%13.7%20.5%
追込0-1-1-430.0%2.2%4.4%

人気

人気成績勝率連対率3着内率
1番人気5-1-2-250.0%60.0%80.0%
2番人気0-2-3-50.0%20.0%50.0%
3番人気2-2-1-520.0%40.0%50.0%
4番人気2-1-1-620.0%30.0%40.0%
5番人気1-2-0-710.0%30.0%30.0%
6-9番人気0-2-2-360.0%5.0%10.0%
10番人気以下0-0-1-760.0%0.0%1.3%

枠番

枠番成績勝率連対率3着内率
1枠4-3-1-923.5%41.2%47.1%
2枠2-0-4-1310.5%10.5%31.6%
3枠2-1-2-1510.0%15.0%25.0%
4枠1-2-0-175.0%15.0%15.0%
5枠0-2-0-180.0%10.0%10.0%
6枠0-1-0-190.0%5.0%5.0%
7枠1-1-2-204.2%8.3%16.7%
8枠0-0-1-260.0%0.0%3.7%

前走着順

前走着順成績勝率連対率3着内率
1着4-3-5-2311.4%20.0%34.3%
2着2-1-0-218.3%12.5%12.5%
3着1-1-0-810.0%20.0%20.0%
4着1-1-1-175.0%10.0%15.0%
5着0-2-1-110.0%14.3%21.4%
6-9着2-1-1-286.3%9.4%12.5%
10着以下0-1-2-290.0%3.1%9.4%

ステップレース

レース成績勝率連対率3着内率
凱旋門賞0-1-0-50.0%16.7%16.7%
京都大賞典3-1-0-1714.3%19.0%19.0%
秋華賞1-1-1-316.7%33.3%50.0%
菊花賞0-1-0-30.0%25.0%25.0%
天皇賞(秋)6-3-6-3611.8%17.6%29.4%
アルゼンチン共和国杯0-1-1-160.0%5.6%11.1%
その他0-2-2-570.0%3.3%6.6%

年齢

年齢成績勝率連対率3着内率
3歳馬1-4-2-169.5%28.6%38.1%
4歳馬5-3-3-3710.6%17.0%23.4%
5歳馬4-3-4-356.0%12.0%20.0%
6歳馬0-0-0-290.0%0.0%0.0%
7歳上0-0-1-200.0%0.0%4.8%

所属

所属成績勝率連対率3着内率
関東馬2-3-1-364.8%11.9%14.3%
関西馬8-7-9-728.3%15.6%25.0%
地方馬0-0-0-20.0%0.0%0.0%
外国馬0-0-0-270.0%0.0%0.0%

性別

性別成績勝率連対率3着内率
牡馬・セン馬6-8-9-1194.2%9.9%16.2%
牝馬4-2-1-1816.0%24.0%28.0%

騎手

順位騎手成績勝率連対率3着内率
1ルメール2-2-0-425.0%50.0%50.0%
2ムーア2-1-0-622.2%33.3%33.3%
3福永祐一1-2-1-216.7%50.0%66.7%
4武豊1-0-1-612.5%12.5%25.0%
5池添謙一1-0-0-233.3%33.3%33.3%
6スミヨン1-0-0-150.0%50.0%50.0%
7マーフィ1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
7ボウマン1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
9川田将雅0-1-3-40.0%12.5%50.0%
10M.デムーロ0-1-1-70.0%11.1%22.2%

調教師

順位調教師成績勝率連対率3着内率
1国枝栄2-1-0-240.0%60.0%60.0%
2矢作芳人1-1-0-514.3%28.6%28.6%
2角居勝彦1-1-0-514.3%28.6%28.6%
4友道康夫1-0-2-136.3%6.3%18.8%
5庄野靖志1-0-1-050.0%50.0%100.0%
5清水久詞1-0-1-050.0%50.0%100.0%
7石坂正1-0-0-150.0%50.0%50.0%
8渡辺薫彦1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8高野友和1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
10藤沢和雄0-1-1-60.0%12.5%25.0%

馬主

順位馬主成績勝率連対率3着内率
1シルクR2-2-0-328.6%57.1%57.1%
2キャロット2-1-0-333.3%50.0%50.0%
3サンデーR1-1-2-610.0%20.0%40.0%
4前田晋二1-1-0-416.7%33.3%33.3%
5佐々木主浩1-0-1-320.0%20.0%40.0%
6NICKS1-0-1-050.0%50.0%100.0%
6大野商事1-0-1-050.0%50.0%100.0%
8国本哲秀1-0-0-150.0%50.0%50.0%
9金子真人HD0-1-2-120.0%6.7%20.0%
10吉田照哉0-1-0-30.0%25.0%25.0%

生産者

順位生産者成績勝率連対率3着内率
1ノーザンF6-4-7-469.5%15.9%27.0%
2社台C白老F2-2-0-328.6%57.1%57.1%
3ノースヒルズ1-1-0-416.7%33.3%33.3%
4ヤナガワ牧場1-0-1-133.3%33.3%66.7%
5社台F0-2-1-120.0%13.3%20.0%
6下河辺牧場0-1-0-20.0%33.3%33.3%
7長谷川牧場0-0-1-10.0%0.0%50.0%

種牡馬

順位種牡馬成績勝率連対率3着内率
1ディープインパクト3-5-3-229.1%24.2%33.3%
2ハーツクライ2-1-2-1510.0%15.0%25.0%
3ロードカナロア2-0-0-0100.0%100.0%100.0%
4ブラックタイド1-0-1-050.0%50.0%100.0%
5シンボリクリスエス1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
5エイシンフラッシュ1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
7キングカメハメハ0-1-1-110.0%7.7%15.4%
8ルーラーシップ0-1-0-50.0%16.7%16.7%
9ネオユニヴァース0-1-0-30.0%25.0%25.0%
10オルフェーヴル0-1-0-00.0%100.0%100.0%

※過去10年のジャパンカップ集計

レースガイド

■日本VS世界!中央競馬最高峰レース!

1970年代後半より「世界に通用する強い馬作り」の気運が高まり、1981年に日本初の国際招待競走「ジャパンカップ(東京・芝2400m)」として創設された。1993年に地方競馬所属も招待対象となり、1984年グレード制施行によりG1に格付、1992年に国際G1に認定された。その後、2008年に創設の「ジャパン・オータムインターナショナル」に指定されている。なお2023年から1着賞金は5億円となり、これは中央競馬では最高額の賞金である。

創設後、第1~3回まで外国馬が制覇。日本馬初の勝利となったのは1994年第4回のカツラギエースで、当時ミスターシービーとシンボリルドルフの三冠馬対決が注目される中、見事に逃げ切り勝ちを納めた。翌年1985年第5回はシンボリルドルフがリベンジを果たして本競走で6冠を達成。その後は、芦毛の怪物オグリキャップとの接戦で世界レコードを記録したホーリックス(1989年)、本競走で勝利し日本で種牡馬入りしたゴールデンフェザント(1991年)など第6~11回まで外国馬が勝利しており、日本馬の劣勢は否めない時代が続いていた。

しかし、1992年第12回でトウカイテイオーが本競走を制し、父シンボリルドルフ以来の日本馬の勝利を飾ると、レガシーワールド(1993年)、マーベラスクラウン(1994年)が立て続けに勝利し、日本馬が世界レベルに近づいていることが証明された。

さらに近年では日本馬のレベルアップが顕著であり、2006年第26回の英雄ディープインパクトの勝利からは日本馬が連続で本競走を制している。世界というよりは日本馬の敵は日本馬にあると言える時代になりつつある。逆に日本馬の実力が上っている為、招待レースとは言え、海外有力馬にもリスクが大きく、凱旋門賞やブリダーズカップなどのビッグレースからの参戦は減少しているとも取れる。