2025年高松宮記念(G1)特集

中京11R/芝1200m/(国際)(指)
2025高松宮記念_マッドクール

出走予定注目馬

牡5 栗東・杉山晴紀 厩舎
ルガル

昨年はシルクロードSを完勝して臨み、1番人気の支持を受けながら重馬場に苦しんで12着。ここからぶっつけとなったスプリンターズSでは9番人気まで評価を落としたものの、7枠13番からハイペースの3番手を取って押し切る強い競馬で短距離王の座に就いた。香港スプリント大敗後とはいえ、昨秋の強さは本物。秋春連覇が視界に入る。

牡6 栗東・池添学 厩舎
マッドクール

昨年の高松宮記念は2番枠を生かした坂井瑠星騎手の好騎乗でG1タイトルを獲得。以降チェアマンズスプリント、スプリンターズSと二桁着順が続いたものの、暮れの阪神カップでは持ち前の先行力を生かして2着と久々に好走した。中京コースは条件戦時代から高いパフォーマンスを披露するなど好相性で、必ずマークしておきたい。

牝6 栗東・池江泰寿 厩舎
ママコチャ

ソダシの全妹という血統背景を証明した2023年スプリンターズS覇者。おととしの阪神カップ以降は5連敗を喫したが、昨年の高松宮記念以外は掲示板を外さず僅差の競馬を続けており、能力に衰えはなかった。単勝2.7倍が過小評価にすら思えたオーシャンS完勝もうなずけるところで、ロスのない運びが叶う枠なら上位進出が濃厚だ。

2歳時から世代の先頭を走り、スプリント路線に舵を切ってからも常にトップ層に君臨しているものの、G1タイトルだけが遠い女傑。現役生活の終わりが近づいてきた昨年暮れに陣営が鞍上変更を決断、ルメール騎手とタッグを組んだ阪神カップでは大外一気で重賞5勝目を飾った。実力は誰もが認めるだけに、今度こそ勲章を勝ち取りたい。

ビッグアーサーの評価を高めた孝行息子。昨年はオーシャンS、セントウルSと重賞2勝を飾ったほか。スプリンターズSでは2番枠からソツのない競馬を見せ、勝ち馬ルガルにこそ及ばなかったが連対を確保した。サクラバクシンオーの血をつないだ父から託されたサイアーラインのバトンを次世代につなぐため、ここから先のG1は全て勝負の鞍だ。

その他スプリンターズSで1番人気に支持され、香港スプリントでは日本馬最先着の3着に頑張ったサトノレーヴ、前哨戦の阪急杯を豪快に追い込んで勝ったカンチェンジュンガ、京阪杯覇者ビッグシーザー、オーシャンS2着ペアポルックスなど伏兵勢にも面白そうな存在がそろった。わずか70秒の桶狭間決戦、電撃の6ハロンを堪能したい。

高松宮記念(G1)出馬表

馬名性齢重量騎手
1マッドクール牡658坂井瑠星
2ウイングレイテスト牡858松岡正海
3ビッグシーザー牡558北村友一
4トゥラヴェスーラ牡1058丸山元気
5オフトレイル牡458菱田裕二
6ルガル牡558西村淳也
7モズメイメイ牝556松若風馬
8カンチェンジュンガ牡558武豊
9キタノエクスプレス牡758国分恭介
10サトノレーヴ牡658J.モレイラ
11スズハローム牡558佐々木大輔
12トウシンマカオ牡658横山武史
13エイシンフェンサー牝556川又賢治
14ナムラクレア牝656C.ルメール
15ママコチャ牝656川田将雅
16バルサムノート牡558亀田温心
17ドロップオブライト牝656幸英明
18ペアポルックス牡458岩田康誠

前哨戦・重賞結果

2024.12.21 京都11R 芝1400m 18頭 曇 良
阪神C

1着 ナムラクレア (1人気)
2着 マッドクール (6人気)
3着 オフトレイル (9人気)
2024阪神C_ナムラクレア

2025.02.02 京都11R 芝1200m 17頭 曇 稍重
シルクロードS

1着 エイシンフェンサー (9人気)
2着 グランテスト (10人気)
3着 ウインカーネリアン (4人気)
2025シルクロードS_エイシンフェンサー

2025.02.22 京都11R 芝1400m 18頭 曇 良
阪急杯1着優先出走

1着 カンチェンジュンガ (7人気)
2着 アサカラキング (2人気)
3着 ソーダズリング (3人気)
2025阪急杯_カンチェンジュンガ

2025.03.01 中山11R 芝1200m 15頭 晴 良
オーシャンS1着優先出走

1着 ママコチャ (1人気)
2着 ペアポルックス (3人気)
3着 ウイングレイテスト (6人気)
2025オーシャンS_ママコチャ

出走予定馬の「調教後の馬体重」

出走予定馬の「調教後の馬体重」は下記となります。

馬名馬体重計量日計量
場所
前走
馬体重
ウイングレイテスト5193/26(水)美浦516
エイシンフェンサー4903/27(木)栗東480
オフトレイル4623/27(木)栗東456
カンチェンジュンガ4983/27(木)栗東496
キタノエクスプレス5123/26(水)栗東506
サトノレーヴ5323/26(水)美浦537
スズハローム4623/26(水)栗東466
トウシンマカオ4843/27(木)美浦475
トゥラヴェスーラ5063/26(水)栗東494
ドロップオブライト4423/26(水)栗東440
ナムラクレア4983/27(木)栗東480
バルサムノート5263/27(木)栗東512
ビッグシーザー5323/27(木)栗東518
ペアポルックス4883/27(木)栗東472
マッドクール5483/27(木)栗東542
ママコチャ5003/27(木)栗東494
モズメイメイ4783/27(木)栗東468
ルガル5403/26(水)栗東531
  • 馬体重の数値は「kg」。
  • 開催場以外で計量した競走馬については、計量後に開催場へ「輸送」しています。
  • 馬体重は、「調教」「輸送」「飼付」「排糞」等により、常に大きく変動します。
  • 上記馬体重は、あくまでも計量時のデータであり、レース当日の馬体重とは異なります。
  • レース当日に発表する馬体重は、発走時刻の概ね70分前に計量しています。
  • 前走が海外の競馬であっても馬体重を計量している場合には、「前走馬体重」を表記しています。

詳細については、JRAのHPをご確認ください。

特別登録 日本馬のレーティング順位

レーティング順位の上位5頭は他の日本馬より優先して出走できます。

順位馬名レーティング備考
1マッドクール116
2ルガル116
3ナムラクレア112牝馬
4ママコチャ112牝馬
5トウシンマカオ115
6サトノレーヴ115
7オフトレイル113
8ペアポルックス112
9ウイングレイテスト112
10ビッグシーザー111
11カンチェンジュンガ111
12エイシンフェンサー107牝馬
13モズメイメイ106牝馬
14トゥラヴェスーラ110
  • 3/17(月)JRA発表。
    3/25(火)までに他のレースに出走した場合、レーティング順位は変更となる場合があります。詳細については、JRAのHPをご確認ください。

高松宮記念プレレーティング

馬名2024年度
JPN
ランキング
2025年度
レーティング
最高値
2025年
レーティング該当レース
(2024年該当レース)
ウイングレイテスト112 S107 SオーシャンS3着
(函館SS2着)
ヴェントヴォーチェ106 S106 SオーシャンS4着
(京阪杯3着)
エイシンフェンサー107 SシルクロードS1着
オフトレイル113 M(阪神C3着)
カンチェンジュンガ100 S111 M阪急杯1着
(北九州記念4着)
キタノエクスプレス102 S北九州短距離S1着
グランテスト102 M愛知杯4着
サトノレーヴ115 S(香港スプリント3着)
スズハローム107 S,M(京王杯SC3着
CBC賞2着)
トウシンマカオ115 S(スプリンターズS2着)
トゥラヴェスーラ110 M(スワンS3着)
ドロップオブライト104 S(CBC賞1着)
ナムラクレア112 M(阪神C1着)
バルサムノート105 M105 S淀短距離S2着
(朱鷺S1着)
ビッグシーザー111 S(京阪杯1着)
ペアポルックス106 S112 SオーシャンS2着
(葵S2着
ラピスラズリS1着)
マッドクール116 S(高松宮記念1着)
ママコチャ112 S112 SオーシャンS1着
(セントウルS2着)
モズメイメイ106 S(セントウルS3着)
ルガル116 S(スプリンターズS1着)

【プレレーティング表の見かた】
(1)レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、着差・負担重量・過去の勝馬との比較などをもとに、国際的に統一された基準により、数値化したものです。
(2)ここに示すプレレーティング表は、登録各馬が本年度のレースで獲得した最高値(原則として、G1・Jpn1競走は6着まで、その他の重賞・オープン競走は4着までが対象)と、昨年度のJPNサラブレッドランキングの数値を掲載しています。
(3)空欄の馬は、上記(2)の基準を満たしていない馬です。
(4)レーティングに付随するアルファベット(SMILE)は、そのレーティングを獲得したレースの競走距離を示すもので、区分は以下のとおりです。
S 【Sprint】 1,000m-1,300m [1,000m-1,599m(CAN/USA)]
M 【Mile】 1,301m-1,899m [1,600m-1,899m(CAN/USA)]
I 【Intermediate】 1,900m-2,100m
L 【Long】 2,101m-2,700m
E 【Extended】 2,701m-
※詳細については、JRAのHPをご確認ください。

高松宮記念(G1)歴代優勝馬

2024.03.24 中京11R 芝1200m 18頭 小雨 重
高松宮記念

マッドクール
単勝 9.6倍 (6人気)
1:08.9 (33.7)
坂井瑠星騎手
牡5 栗東・池添学厩舎
2023高松宮記念_マッドクール

2023.03.26 中京11R 芝1200m 18頭 小雨 不良
高松宮記念

ファストフォース
単勝 32.3倍 (12人気)
1:11.5 (35.5)
団野大成騎手
牡7 栗東・西村真幸厩舎
2023高松宮記念_ファストフォース

2022.03.27 中京11R 芝1200m 18頭 晴 重
高松宮記念

ナランフレグ
単勝 27.8倍 (8人気)
1:08.3 (33.9)
丸田恭介騎手
牡6 美浦・宗像義忠厩舎
2022高松宮記念_ナランフレグ

2021.03.28 中京11R 芝1200m 18頭 雨 重
高松宮記念

ダノンスマッシュ
単勝 6.0倍 (2人気)
1:09.2 (34.3)
川田将雅騎手
牡6 栗東・安田隆行厩舎
2021高松宮記念_ダノンスマッシュ

2020.03.29 中京11R 芝1200m 18頭 晴 重
高松宮記念

モズスーパーフレア
単勝 32.3倍 (9人気)
1:08.7 (34.5)
松若風馬騎手
牝5 栗東・音無秀孝厩舎
2020高松宮記念_モズスーパーフレア

データ分析

脚質

脚質成績勝率連対率3着内率
逃げ1-0-1-810.0%10.0%20.0%
先行4-3-3-2611.1%19.4%27.8%
差し4-7-6-684.7%12.9%20.0%
追込1-0-0-482.0%2.0%2.0%

人気

人気成績勝率連対率3着内率
1番人気1-1-1-710.0%20.0%30.0%
2番人気2-5-0-320.0%70.0%70.0%
3番人気1-1-3-510.0%20.0%50.0%
4番人気1-0-1-810.0%10.0%20.0%
5番人気1-1-1-710.0%20.0%30.0%
6-9番人気3-1-0-367.5%10.0%10.0%
10番人気以下1-1-4-841.1%2.2%6.7%

枠番

枠番成績勝率連対率3着内率
1枠2-0-1-1710.0%10.0%15.0%
2枠3-3-1-1315.0%30.0%35.0%
3枠1-1-0-185.0%10.0%10.0%
4枠0-2-4-140.0%10.0%30.0%
5枠1-1-3-155.0%10.0%25.0%
6枠0-0-0-200.0%0.0%0.0%
7枠2-2-0-266.7%13.3%13.3%
8枠1-1-1-273.3%6.7%10.0%

前走着順

前走着順成績勝率連対率3着内率
1着2-6-1-265.7%22.9%25.7%
2着4-2-2-2014.3%21.4%28.6%
3着0-0-1-150.0%0.0%6.3%
4着1-0-1-612.5%12.5%25.0%
5着1-1-2-116.7%13.3%26.7%
6-9着2-0-2-296.1%6.1%12.1%
10着以下0-1-1-430.0%2.2%4.4%

ステップレース

レース成績勝率連対率3着内率
阪神カップ0-1-1-70.0%11.1%22.2%
香港3-0-2-921.4%21.4%35.7%
シルクロードS5-2-0-2515.6%21.9%21.9%
京都牝馬S0-3-0-110.0%21.4%21.4%
阪急杯1-2-3-342.5%7.5%15.0%
オーシャンS1-1-4-521.7%3.4%10.3%
その他0-1-0-120.0%7.7%7.7%

年齢

年齢成績勝率連対率3着内率
4歳馬2-3-2-325.1%12.8%17.9%
5歳馬4-4-2-388.3%16.7%20.8%
6歳馬2-3-4-364.4%11.1%20.0%
7歳上2-0-2-444.2%4.2%8.3%

所属

所属成績勝率連対率3着内率
関東馬2-2-5-433.8%7.7%17.3%
関西馬7-8-4-1065.6%12.0%15.2%
外国馬1-0-1-133.3%33.3%66.7%

性別

性別成績勝率連対率3着内率
牡馬・セン馬9-3-8-967.8%10.3%17.2%
牝馬1-7-2-541.6%12.5%15.6%

騎手

順位騎手成績勝率連対率3着内率
1福永祐一2-0-1-428.6%28.6%42.9%
2川田将雅2-0-0-433.3%33.3%33.3%
3幸英明1-1-0-225.0%50.0%50.0%
4丸田恭介1-0-0-233.3%33.3%33.3%
5松若風馬1-0-0-150.0%50.0%50.0%
6パートン1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
6団野大成1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
6坂井瑠星1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
9浜中俊0-3-1-00.0%75.0%100.0%
10岩田康誠0-2-0-70.0%22.2%22.2%

調教師

順位調教師成績勝率連対率3着内率
1音無秀孝1-1-2-511.1%22.2%44.4%
2上原博之1-1-0-320.0%40.0%40.0%
3安田隆行1-0-1-612.5%12.5%25.0%
4藤原英昭1-0-0-325.0%25.0%25.0%
5宗像義忠1-0-0-150.0%50.0%50.0%
5西村真幸1-0-0-150.0%50.0%50.0%
5池添学1-0-0-150.0%50.0%50.0%
8藤岡健一1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8高橋義忠1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8オサリバン1-0-0-0100.0%100.0%100.0%

馬主

順位馬主成績勝率連対率3着内率
1サンデーR1-1-0-514.3%28.6%28.6%
2西山茂行1-1-0-416.7%33.3%33.3%
3ゴドルフィン1-0-0-910.0%10.0%10.0%
4キャピタルS1-0-0-420.0%20.0%20.0%
5ダノックス1-0-0-325.0%25.0%25.0%
6安原浩司1-0-0-233.3%33.3%33.3%
7村木克成1-0-0-150.0%50.0%50.0%
8Gフィールズ1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8中辻明1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8N.ヨン1-0-0-0100.0%100.0%100.0%

生産者

順位生産者成績勝率連対率3着内率
1桜井牧場1-1-0-320.0%40.0%40.0%
2ダーレーJF1-0-0-811.1%11.1%11.1%
3Alpha Delta1-0-0-233.3%33.3%33.3%
3ケイアイF1-0-0-233.3%33.3%33.3%
3三嶋牧場1-0-0-233.3%33.3%33.3%
6バンブー牧場1-0-0-150.0%50.0%50.0%
6坂戸節子1-0-0-150.0%50.0%50.0%
8Bell Tower1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8Moyglare Stud1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
10ノーザンF0-3-2-280.0%9.1%15.2%

種牡馬

順位種牡馬成績勝率連対率3着内率
1アドマイヤムーン2-2-0-522.2%44.4%44.4%
2ロードカナロア2-0-2-915.4%15.4%30.8%
3サクラバクシンオー1-0-0-420.0%20.0%20.0%
4Speightstown1-0-0-325.0%25.0%25.0%
5ゴールドアリュール1-0-0-150.0%50.0%50.0%
5Dark Angel1-0-0-150.0%50.0%50.0%
7Scat Daddy1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8ディープインパクト0-2-1-90.0%16.7%25.0%
9ミッキーアイル0-2-0-30.0%40.0%40.0%
9キングカメハメハ0-2-0-30.0%40.0%40.0%

※過去10年の高松宮記念集計

レースガイド

■深い歴史と伝統を持つ中京のG1

近年は春競馬の本格的な幕開けを告げるスプリントG1として定着しているが、歴史は古く1971年より高松宮宣仁親王から優勝杯を賜与されたことに由来する「高松宮杯」が前身(それ以前は1967年~1970年に中京大賞典として施行)。オールドファンには通称「宮杯」での馴染みも深く、中京競馬場において最も格式が高いレース。もちろん馬券の売り上げも1番を誇り、競馬場を代表するレースである。

過去優勝馬にはハイセイコー、ハギノトップレディ、ハギノカムイオーなど名馬がおり、1984年のグレード制導後には「芦毛の怪物」オグリキャップ、「名脇役」のナイスネイチャやマチカネタンホイザと言った個性派がこのレースを制し伝統を作り上げてきた。

そして1996年の距離体系整備に伴い、従来の芝2000mより芝1200mに変更されると同時にG1に昇格。4大競馬場である東京・中山・京都・阪神以外で施行される初のG1レースとしてリニューアルした。その後、1998年にレース名が「高松宮記念」に変更され、2000年にそれまでの5月から3月に施行時期が繰り上げられた。近年、2011年には世界各国のスプリント戦をまたにかけて争われる「グローバルスプリントチャレンジ」の第2戦として加わり、2012年より中京競馬場の新コースでの開催を経て、現在の形に至る。

その間も本競走で数々の記録を残した馬も多い。デビュー7ヶ月のG1馬フラワーパークや世界的超良血馬キングヘイロー、安藤勝己騎手JRA初G1制覇となったビリーヴ、連覇を果たしたキンシャサノキセキなど。そして日本だけでなく香港G1をも制した世界のロードカナロア。歴代優勝馬たちは他のG1と比べても見劣りしないレースである。

なお2012年より新コースとなり、小回り平坦コースから、400mを超える直線および急勾配の坂があるコースへと変貌を遂げた。以前は逃げ・先行が有利だったが、実力馬が本来の力を十分に発揮出来るコースとなった。本競走もさらに白熱した展開が期待でき、今後もより魅力的なG1レースとなっていくに違いない。