2026年ヴィクトリアマイル(G1)特集

東京11R/芝1600m/(国際)牝(指)
2025ヴィクトリアマイル_アスコリピチェーノ

関連最新ニュース

2026年ヴィクトリアマイルAI予想

出走予定注目馬

3歳で香港を制した天才マイラー・アドマイヤマーズとビワハイジ牝系が生んだ二冠牝馬。昨年暮れの香港マイルは11着に終わり、父娘での同一G1制覇の快挙こそならなかったが、明け4歳初戦の阪神牝馬ステークスでは最内枠から逃げの手を打ったルメール騎手の好判断もあり、カムニャックの猛追をクビ差退けて重賞4勝目を挙げた。東京マイルは衝撃的な好タイムをマークしたクイーンCと同舞台で、持ち前の高速持続能力をフルに生かせばG1・3勝目が見えてくる。

牝4 栗東・友道康夫 厩舎
カムニャック

ブラックタイドが送り出した最後の大物。昨年はフローラステークスを撫で切った勢いそのままにオークスを制し、秋初戦のローズステークスも勝って3連勝を飾ったが、断然の1番人気に支持された秋華賞ではメンタルの弱さを露呈する形で16着と大敗。仕切り直しの阪神牝馬ステークスで好内容の2着からここに臨んできた。2000m超がベストなのは明らかだが、大箱の東京コースなら対応できる範囲だろう。後方待機から爆発的な末脚を繰り出して前のライバルを捉えられるか。

クイーンカップ、ローズステークス、金鯱賞とここまで重賞3勝、良質なエンジンが持ち味のサウスポー。昨年は新潟記念除外など万全とはいえない調整過程ながら天皇賞(秋)にエントリー、マスカレードボールから0秒4差と力は衰えておらず、前走の金鯱賞は連覇かなわず3着だったが先行抜け出しの真っ向勝負で強い内容だった。昨年の同レースではアスコリピチェーノの2着、わずかクビ差届かなかった悲願のG1タイトルを今年こそつかみ取れるか。

2024年オークス、秋華賞を制し、同年のJRA賞最優秀3歳牝馬に輝いた二冠牝馬。ジャパンカップ4着以降は未勝利、馬券絡みもしらさぎステークス2着のみと不振に陥っているが、前走の中山記念では初めてブリンカーを着用し、後方待機に徹して上がり3ハロン33秒7をマーク、勝ったレーベンスティールから0秒4差5着とまずまずの内容だった。東京コースは重賞2勝を挙げた思い出の舞台で、なんとかもう一花咲かせてほしい。

牝4 美浦・鹿戸雄一 厩舎
ジョスラン

父エピファネイア×母ケイティーズハートのカップリング、2021年にG1を3勝して年度代表馬に輝いたエフフォーリアの全妹。順調にいかない時期があり、4歳春にしてキャリアはわずか6戦にとどまるが、1勝クラスからのぶっつけながら勝ちに等しい内容だった紫苑ステークス2着、秋華賞4着、8枠を克服した小倉牝馬ステークス1着と中身は濃い。今回は同年代のみならず歴戦の先輩も控え、メンバーレベルは格段に上がるものの、底を見せていない魅力がある。

その他悲願のタイトルが欲しい実力馬ボンドガールパラディレーヌココナッツブラウン、重賞馬アイサンサンエリカエクスプレスニシノティアモらが控える粒ぞろいのメンバー。波乱傾向にあるレースだけに伏兵勢にも十分にチャンスがある。

ヴィクトリアM(G1)出馬表

馬名性齢重量騎手
1カピリナ牝556横山典弘
2ワイドラトゥール牝556横山武史
3マピュース牝456F.ゴンサルベス
4エリカエクスプレス牝456武豊
5ケリフレッドアスク牝456M.ディー
6ラヴァンダ牝556岩田望来
7クイーンズウォーク牝556西村淳也
8カムニャック牝456川田将雅
9ココナッツブラウン牝656北村友一
10ドロップオブライト牝756松若風馬
11ボンドガール牝556丹内祐次
12エンブロイダリー牝456C.ルメール
13カナテープ牝756松山弘平
14ジョスラン牝456戸崎圭太
15アイサンサン牝456幸英明
16ニシノティアモ牝556津村明秀
17パラディレーヌ牝456坂井瑠星
18チェルヴィニア牝556D.レーン

前哨戦・重賞結果

2026.01.24 小倉11R 芝2000m 18頭 晴 良
小倉牝馬S

1着 ジョスラン (1人気)
2着 ボンドガール (8人気)
3着 ココナッツブラウン (2人気)
2026小倉牝馬S_ジョスラン

2026.03.07 中山11R 芝1800m 16頭 晴 稍重
中山牝馬S

1着 エセルフリーダ (6人気)
2着 ビヨンドザヴァレー (11人気)
3着 パラディレーヌ (3人気)
2026中山牝馬S_エセルフリーダ

2026.03.22 中京11R 芝1400m 18頭 曇 良
愛知杯

1着 アイサンサン (12人気)
2着 ソルトクィーン (5人気)
3着 セフィロ (13人気)
2026愛知杯_アイサンサン

2026.04.11 阪神11R 芝1600m 10頭 晴 良
阪神牝馬S1着優先出走

1着 エンブロイダリー (1人気)
2着 カムニャック (4人気)
3着 ルージュソリテール (5人気)
2026阪神牝馬S_エンブロイダリー

2026.04.19 福島11R 芝1800m 16頭 晴 良
福島牝馬S1着優先出走

1着 コガネノソラ (9人気)
2着 ジョイフルニュース (2人気)
3着 カニキュル (11人気)
2026福島牝馬S_コガネノソラ

出走予定馬の「調教後の馬体重」

出走予定馬の「調教後の馬体重」は下記となります。

馬名馬体重計量日計量
場所
前走
馬体重
アイサンサン4705/14(木)栗東458
エリカエクスプレス4745/13(水)栗東472
エンブロイダリー4985/14(木)美浦496
カナテープ4855/14(木)美浦478
カピリナ4745/14(木)美浦476
カムニャック5045/14(木)栗東498
クイーンズウォーク5425/14(木)栗東542
ケリフレッドアスク4605/14(木)栗東452
ココナッツブラウン4685/14(木)栗東454
ジョスラン4805/13(水)美浦472
チェルヴィニア5055/14(木)美浦498
ドロップオブライト4505/13(水)栗東440
ニシノティアモ4595/14(木)美浦448
パラディレーヌ5165/13(水)栗東510
ボンドガール4605/14(木)美浦454
マピュース5085/13(水)美浦494
ラヴァンダ5085/13(水)栗東492
ワイドラトゥール4505/14(木)栗東446
  • 馬体重の数値は「kg」。
  • 開催場以外で計量した競走馬については、計量後に開催場へ「輸送」しています。
  • 馬体重は、「調教」「輸送」「飼付」「排糞」等により、常に大きく変動します。
  • 上記馬体重は、あくまでも計量時のデータであり、レース当日の馬体重とは異なります。
  • レース当日に発表する馬体重は、発走時刻の概ね70分前に計量しています。
  • 前走が海外の競馬であっても馬体重を計量している場合には、「前走馬体重」を表記しています。

詳細については、JRAのHPをご確認ください。

ヴィクトリアM・馬体診断

特別登録 日本馬のレーティング順位

出馬投票を行ったレーティング順位の上位10頭は他の日本馬より優先して出走できます。

順位馬名レーティング
1エンブロイダリー115
2カムニャック114
3エリカエクスプレス114
4パラディレーヌ112
5クイーンズウォーク111
6ラヴァンダ109
7ジョスラン109
8ココナッツブラウン109
9ボンドガール109
10ワイドラトゥール109
11カナテープ108
12チェルヴィニア108
13ケリフレッドアスク107
14ニシノティアモ106
15ドロップオブライト106
16カピリナ106
17マピュース106
18アイサンサン106
  • 5/4(月)JRA発表。
    5/12(火)までに他のレースに出走した場合、レーティング順位は変更となる場合があります。詳細については、JRAのHPをご確認ください。

ヴィクトリアMプレレーティング

馬名2025年度
JPN
ランキング
2026年度
レーティング
最高値
2026年
レーティング該当レース
(2025年該当レース)
アイサンサン106 M愛知杯1着
エリカエクスプレス114 I108 M中山牝馬S4着
(秋華賞2着)
エンブロイダリー115 I115 M阪神牝馬S1着
(秋華賞1着)
カナテープ108 M(アイルランドT3着)
カピリナ106 S106 MニューイヤーS1着
(函館スプリントS1着)
カムニャック114 M,L114 M阪神牝馬S2着
(優駿牝馬1着
ローズS1着)
クイーンズウォーク111 M,I110 I金鯱賞3着
(金鯱賞1着
ヴィクトリアマイル2着)
ケリフレッドアスク106 I107 M福島牝馬S4着
(紫苑S1着)
ココナッツブラウン109 L107 I小倉牝馬S3着
(エリザベス女王杯5着)
サフィラ109 M(阪神牝馬S1着)
ジョスラン109 I109 I小倉牝馬S1着
(秋華賞4着)
チェルヴィニア108 M(しらさぎS2着)
チェルビアット110 M102 M洛陽S2着
(NHKマイルC3着)
ドロップオブライト106 M103 M阪急杯3着
(京成杯AH2着
ターコイズS1着)
ニシノティアモ106 I(福島記念1着)
パラディレーヌ112 I,L109 M中山牝馬S3着
(秋華賞3着
エリザベス女王杯2着)
ボンドガール107 M109 I小倉牝馬S2着
(東京新聞杯2着
関屋記念2着)
マピュース106 M(中京記念1着)
ラヴァンダ109 M108 M東京新聞杯2着
(アイルランドT1着)
ワイドラトゥール109 M104 M愛知杯4着
(スワンS2着)

【プレレーティング表の見かた】
(1)レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、着差・負担重量・過去の勝馬との比較などをもとに、国際的に統一された基準により、数値化したものです。
(2)ここに示すプレレーティング表は、登録各馬が本年度のレースで獲得した最高値(原則として、G1・Jpn1競走は6着まで、その他の重賞・オープン競走は4着までが対象)と、昨年度のJPNサラブレッドランキングの数値を掲載しています。
(3)空欄の馬は、上記(2)の基準を満たしていない馬です。
(4)レーティングに付随するアルファベット(SMILE)は、そのレーティングを獲得したレースの競走距離を示すもので、区分は以下のとおりです。
S 【Sprint】 1,000m-1,300m [1,000m-1,599m(CAN/USA)]
M 【Mile】 1,301m-1,899m [1,600m-1,899m(CAN/USA)]
I 【Intermediate】 1,900m-2,100m
L 【Long】 2,101m-2,700m
E 【Extended】 2,701m-
※詳細については、JRAのHPをご確認ください。

ヴィクトリアM(G1)歴代優勝馬

2025.05.18 東京11R 芝1600m 18頭 曇 良
ヴィクトリアマイル

アスコリピチェーノ
単勝 2.5倍 (1人気)
1:32.1 (33.3)
C.ルメール騎手
牝4 美浦・黒岩陽一厩舎
2025ヴィクトリアマイル_アスコリピチェーノ

2024.05.12 東京11R 芝1600m 15頭 曇 良
ヴィクトリアマイル

テンハッピーローズ
単勝 208.6倍 (14人気)
1:31.8 (33.9)
津村明秀騎手
牝6 栗東・高柳大輔厩舎
2024ヴィクトリアマイル_テンハッピーローズ

2023.05.14 東京11R 芝1600m 16頭 小雨 良
ヴィクトリアマイル

ソングライン
単勝 7.6倍 (4人気)
1:32.2 (33.2)
戸崎圭太騎手
牝5 美浦・林徹厩舎
2023ヴィクトリアマイル_ソングライン

2022.05.15 東京11R 芝1600m 18頭 曇 良
ヴィクトリアマイル

ソダシ
単勝 5.7倍 (4人気)
1:32.2 (33.4)
吉田隼人騎手
牝4 栗東・須貝尚介厩舎
2022ヴィクトリアマイル_ソダシ

2021.05.16 東京11R 芝1600m 18頭 曇 良
ヴィクトリアマイル

グランアレグリア
単勝 1.3倍 (1人気)
1:31.0 (32.6)
C.ルメール騎手
牝5 美浦・藤沢和雄厩舎
2021ヴィクトリアマイル_グランアレグリア

データ分析

脚質

脚質成績勝率連対率3着内率
逃げ0-0-0-100.0%0.0%0.0%
先行2-3-3-325.0%12.5%20.0%
差し7-6-5-599.1%16.9%23.4%
追込1-1-2-402.3%4.5%9.1%

人気

人気成績勝率連対率3着内率
1番人気3-2-2-330.0%50.0%70.0%
2番人気0-0-1-90.0%0.0%10.0%
3番人気0-2-0-80.0%20.0%20.0%
4番人気2-4-0-420.0%60.0%60.0%
5番人気1-0-2-710.0%10.0%30.0%
6-9番人気3-0-4-337.5%7.5%17.5%
10番人気以下1-2-1-771.2%3.7%4.9%

枠番

枠番成績勝率連対率3着内率
1枠0-0-2-170.0%0.0%10.5%
2枠2-1-2-1510.0%15.0%25.0%
3枠4-0-1-1421.1%21.1%26.3%
4枠0-1-2-160.0%5.3%15.8%
5枠1-3-0-155.3%21.1%21.1%
6枠1-1-1-175.0%10.0%15.0%
7枠1-0-1-253.7%3.7%7.4%
8枠1-4-1-223.6%17.9%21.4%

前走着順

前走着順成績勝率連対率3着内率
1着1-3-2-322.6%10.5%15.8%
2着1-3-3-243.2%12.9%22.6%
3着1-2-2-106.7%20.0%33.3%
4着1-1-0-612.5%25.0%25.0%
5着1-0-1-108.3%8.3%16.7%
6-9着4-1-1-3011.1%13.9%16.7%
10着以下1-0-1-293.2%3.2%6.5%

ステップレース

レース成績勝率連対率3着内率
中山牝馬S1-2-1-107.1%21.4%28.6%
愛知杯(京都牝馬S)0-0-0-60.0%0.0%0.0%
高松宮記念0-0-2-150.0%0.0%11.8%
ダービー卿CT0-1-0-40.0%20.0%20.0%
大阪杯1-0-2-611.1%11.1%33.3%
阪神牝馬S4-3-5-565.9%10.3%17.6%
福島牝馬S0-1-0-180.0%5.3%5.3%
その他4-3-0-2612.1%21.2%21.2%

年齢

年齢成績勝率連対率3着内率
4歳馬4-6-4-605.4%13.5%18.9%
5歳馬4-3-5-575.8%10.1%17.4%
6歳馬1-1-1-214.2%8.3%12.5%
7歳上1-0-0-325.0%25.0%25.0%

所属

所属成績勝率連対率3着内率
関東馬5-3-3-458.90%14.3%19.6%
関西馬5-7-7-964.30%10.4%16.5%

騎手

順位騎手成績勝率連対率3着内率
1ルメール4-2-1-244.4%66.7%77.8%
2戸崎圭太2-0-2-522.2%22.2%44.4%
3レーン1-1-0-320.0%40.0%40.0%
3吉田隼人1-1-0-320.0%40.0%40.0%
5幸英明1-0-1-133.3%33.3%66.7%
6津村明秀1-0-0-150.0%50.0%50.0%
7川田将雅0-1-0-90.0%10.0%10.0%
8武豊0-1-0-80.0%11.1%11.1%
9松山弘平0-1-0-50.0%16.7%16.7%
9福永祐一0-1-0-50.0%16.7%16.7%

調教師

順位調教師成績勝率連対率3着内率
1須貝尚介2-1-0-240.0%60.0%60.0%
2国枝栄1-1-1-414.3%28.6%42.9%
3西園正都1-0-1-133.3%33.3%66.7%
4萩原清1-0-1-050.0%50.0%100.0%
5藤原英昭1-0-0-712.5%12.5%12.5%
6藤沢和雄1-0-0-420.0%20.0%20.0%
7高柳大輔1-0-0-233.3%33.3%33.3%
8林徹1-0-0-150.0%50.0%50.0%
9黒岩陽一1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
10木村哲也0-2-0-20.0%50.0%50.0%

馬主

順位馬主成績勝率連対率3着内率
1サンデーR3-1-0-1317.6%23.5%23.5%
2シルクR1-1-0-612.5%25.0%25.0%
3金子真人HD1-1-0-225.0%50.0%50.0%
4G1レーシング1-0-1-320.0%20.0%40.0%
5池谷誠一1-0-1-050.0%50.0%100.0%
6廣崎利洋HD1-0-0-420.0%20.0%20.0%
7近藤利一1-0-0-150.0%50.0%50.0%
8天白泰司1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
9社台RH0-1-3-110.0%6.7%26.7%
10キャロット0-1-1-90.0%9.1%18.2%

生産者

順位生産者成績勝率連対率3着内率
1ノーザンF7-6-3-4711.1%20.6%25.4%
2社台F1-2-3-194.0%12.0%24.0%
3社台C白老F1-0-2-512.5%12.5%37.5%
4岡本牧場1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
5磯野牧場0-1-0-20.0%33.3%33.3%
6ダーレーJF0-1-0-00.0%100.0%100.0%
7下河辺TC0-0-1-00.0%0.0%100.0%
7小島牧場0-0-1-00.0%0.0%100.0%

種牡馬

順位種牡馬成績勝率連対率3着内率
1ディープインパクト2-5-4-334.5%15.9%25.0%
2キズナ1-2-0-89.1%27.3%27.3%
3クロフネ1-1-0-320.0%40.0%40.0%
4ダイワメジャー1-0-1-99.1%9.1%18.2%
5ステイゴールド1-0-1-416.7%16.7%33.3%
6ハービンジャー1-0-1-225.0%25.0%50.0%
7ロードカナロア1-0-0-614.3%14.3%14.3%
8エピファネイア1-0-0-420.0%20.0%20.0%
9フジキセキ1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
10ハーツクライ0-1-0-100.0%9.1%9.1%

※過去10年のヴィクトリアマイル集計

レースガイド

■春の古馬マイル女王決定戦!

現在JRAのG1競走の中で最も新しいG1で2006年に設立された。それまでは古馬の牝馬限定G1は秋のエリザベス女王杯しか存在せず、一線級の牝馬は春シーズンには安田記念や宝塚記念など牡馬と対決する選択肢しかなかった。そのような状況の下、牝馬の活躍の場を求める多くの関係者やファンの声から生まれたレースである。距離などの条件を考慮し、タフなコースとして知られる東京の芝1600mがその舞台に選ばれた。同時期の東京には既にNHKマイルカップと安田記念の2つのマイルG1が存在しており、当初はあまり目新しさがないとの評価だったが、近年は本競走からの活躍馬も多く春シーズンを代表するレースに定着してきている。なお、2009年に国際G1に認定された。

施行回数も少なく、他のG1に比べればまだまだ歴史も浅い本競走であるが、これまでの優勝馬は数々の名牝が名を連ねる。第1回の優勝馬ダンスインザムードは桜花賞を制した良血馬。第4回優勝馬ウオッカは牝馬ながらダービーを制し、その後も天皇賞(秋)、安田記念、ジャパンCにも優勝した近年の女傑。第5回ブエナビスタもウオッカ同様に天皇賞(秋)、ジャパンCを制した牝馬クラシック2冠馬。そして、第6回アパパネは記憶に新しい牝馬3冠馬である。

本競走は本来春のマイル女王決定戦であるが、同時にその上の高見を目指す牝馬のステップレースとしての役割を担いつつある。前述のウオッカは本競走出走後に安田記念へ、ブエナビスタは宝塚記念へ出走しており、それぞれ好勝負を演じている。今後もこの流れは加速していくと思われ、確実にレースレベルが上がっていくに違いない。春の古馬G1シーズンを占う意味でも、競馬ファンには見逃せないレースであると言える。