2026年天皇賞(春)(G1)特集

天皇賞(春)
京都11R/芝3200m/(国際)(指)
2025天皇賞(春)_ヘデントール

関連最新ニュース

ニュースは随時更新。

出走予定注目馬

レース開催1週前の火曜日公開予定。

天皇賞(春)(G1)出馬表

枠順は4月30日(木) 14時すぎに確定。

前哨戦・重賞結果

2026.02.21 東京11R 芝3400m
ダイヤモンドS

2026.03.22 阪神11R 芝3000m
阪神大賞典1着優先出走

2026.03.28 中山11R 芝2500m
日経賞1着優先出走

2026.04.05 阪神11R 芝2000m
大阪杯

出走予定馬の「調教後の馬体重」

レース開催週の木曜日17時~発表予定。

天皇賞(春)プレレーティング

レース開催週の月曜日発表予定。

天皇賞(春)(G1)歴代優勝馬

2025.05.04 京都11R 芝3200m 15頭 晴 良
天皇賞(春)

ヘデントール
単勝 3.1倍 (1人気)
3:14.0 (35.3)
D.レーン騎手
牡4 美浦・木村哲也厩舎
2025天皇賞(春)_ヘデントール

2024.04.28 京都11R 芝3200m 18頭 晴 良
天皇賞(春)

テーオーロイヤル
単勝 2.8倍 (1人気)
3:14.2 (35.0)
菱田裕二騎手
牡6 栗東・岡田稲男厩舎
2024天皇賞(春)_テーオーロイヤル

2023.04.30 京都11R 芝3200m 17頭 曇 稍重
天皇賞(春)

ジャスティンパレス
単勝 4.3倍 (2人気)
3:16.1 (34.9)
C.ルメール騎手
牡4 栗東・杉山晴紀厩舎
2023天皇賞(春)_ジャスティンパレス

2022.05.01 阪神11R 芝3200m 18頭 晴 稍重
天皇賞(春)

タイトルホルダー
単勝 4.9倍 (2人気)
3:16.2 (36.4)
横山和生騎手
牡4 美浦・栗田徹厩舎
2022天皇賞(春)_タイトルホルダー

2021.05.02 阪神11R 芝3200m 17頭 晴 良
天皇賞(春)

ワールドプレミア
単勝 5.2倍 (3人気)
R3:14.7 (36.7)
福永祐一騎手
牡5 栗東・友道康夫厩舎
2021天皇賞(春)_ワールドプレミア

データ分析

脚質

脚質成績勝率連対率3着内率
逃げ2-0-0-918.2%18.2%18.2%
先行5-8-6-1813.5%35.1%51.4%
差し3-2-4-644.1%6.8%12.3%
追込0-0-0-370.0%0.0%0.0%

人気

人気成績勝率連対率3着内率
1番人気5-3-0-250.0%80.0%80.0%
2番人気4-0-1-540.0%40.0%50.0%
3番人気1-0-1-810.0%10.0%20.0%
4番人気0-1-5-40.0%10.0%60.0%
5番人気0-2-0-80.0%20.0%20.0%
6-9番人気0-2-3-350.0%5.0%12.5%
10番人気以下0-2-0-710.0%2.7%2.7%

枠番

枠番成績勝率連対率3着内率
1枠3-0-0-1318.8%18.8%18.8%
2枠1-1-1-155.6%11.1%16.7%
3枠0-2-1-160.0%10.5%15.8%
4枠1-2-4-135.0%15.0%35.0%
5枠0-1-1-180.0%5.0%10.0%
6枠1-2-1-165.0%15.0%20.0%
7枠2-0-0-218.7%8.7%8.7%
8枠2-2-2-217.4%14.8%22.2%

前走着順

前走着順成績勝率連対率3着内率
1着6-4-5-2216.2%27.0%40.5%
2着2-1-1-227.7%11.5%15.4%
3着1-2-1-165.0%15.0%20.0%
4着1-0-2-136.3%6.3%18.8%
5着0-1-0-110.0%8.3%8.3%
6-9着0-1-1-350.0%2.7%5.4%
10着以下0-1-0-140.0%6.7%6.7%

ステップレース

レース成績勝率連対率3着内率
京都記念0-0-1-50.0%0.0%16.7%
ダイヤモンドS1-0-1-175.3%5.3%10.5%
阪神大賞典3-6-5-494.8%14.3%22.2%
日経賞2-1-2-335.3%7.9%13.2%
大阪杯2-1-0-525.0%37.5%37.5%
その他2-2-1-246.9%13.8%17.2%

年齢

年齢成績勝率連対率3着内率
4歳馬5-3-5-3011.6%18.6%30.2%
5歳馬4-3-1-378.9%15.6%17.8%
6歳馬1-3-1-332.6%10.5%13.2%
7歳上0-1-3-330.0%2.7%10.8%

所属

所属成績勝率連対率3着内率
関東馬4-1-2-379.1%11.4%15.9%
関西馬6-9-8-965.0%12.6%19.3%

性別

性別成績勝率連対率3着内率
牡馬・セン馬10-10-9-1236.6%13.2%19.1%
牝馬0-0-1-100.0%0.0%9.1%

騎手

順位騎手成績勝率連対率3着内率
1ルメール3-0-1-437.5%37.5%50.0%
2武豊2-0-1-525.0%25.0%37.5%
3福永祐一1-1-1-220.0%40.0%60.0%
4レーン1-0-1-050.0%50.0%100.0%
4菱田裕二1-0-1-050.0%50.0%100.0%
6岩田康誠1-0-0-420.0%20.0%20.0%
7横山和生1-0-0-325.0%25.0%25.0%
8和田竜二0-3-0-60.0%33.3%33.3%
9北村友一0-1-1-20.0%25.0%50.0%
10戸崎圭太0-1-1-10.0%33.3%66.7%

調教師

順位調教師成績勝率連対率3着内率
1手塚貴久2-0-0-250.0%50.0%50.0%
1清水久詞2-0-0-250.0%50.0%50.0%
3友道康夫1-2-1-97.7%23.1%30.8%
4岡田稲男1-0-1-050.0%50.0%100.0%
5杉山晴紀1-0-0-325.0%25.0%25.0%
6栗田徹1-0-0-150.0%50.0%50.0%
6木村哲也1-0-0-150.0%50.0%50.0%
6浅見秀一1-0-0-150.0%50.0%50.0%
9大久保龍志0-3-1-20.0%50.0%66.7%
10音無秀孝0-1-0-30.0%25.0%25.0%

馬主

順位馬主成績勝率連対率3着内率
1サンデーR2-0-1-720.0%20.0%30.0%
2大野商事2-0-0-0100.0%100.0%100.0%
3小笹公也1-0-1-050.0%50.0%100.0%
4キャロット1-0-0-516.7%16.7%16.7%
5山田弘1-0-0-325.0%25.0%25.0%
6三田昌宏1-0-0-150.0%50.0%50.0%
6三木正浩1-0-0-150.0%50.0%50.0%
8大塚亮一1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
9前田晋二0-3-1-00.0%75.0%100.0%
10佐々木主浩0-2-1-10.0%50.0%75.0%

生産者

順位生産者成績勝率連対率3着内率
1ノーザンF6-4-4-489.7%16.1%22.6%
2ヤナガワ牧場2-0-0-0100.0%100.0%100.0%
3岡田スタツド1-1-0-810.0%20.0%20.0%
4三嶋牧場1-0-1-320.0%20.0%40.0%
5村田牧場0-3-1-10.0%60.0%80.0%
6社台F0-1-3-120.0%6.3%25.0%
7レイクヴィラF0-1-0-00.0%100.0%100.0%
8平山牧場0-0-1-10.0%0.0%50.0%

種牡馬

順位種牡馬成績勝率連対率3着内率
1ディープインパクト4-1-2-2213.8%17.2%24.1%
2ブラックタイド2-0-0-0100.0%100.0%100.0%
3ステイゴールド1-1-1-89.1%18.2%27.3%
4リオンディーズ1-0-1-050.0%50.0%100.0%
5ルーラーシップ1-0-0-325.0%25.0%25.0%
6ドゥラメンテ1-0-0-233.3%33.3%33.3%
7キズナ0-3-2-20.0%42.9%71.4%
8ハーツクライ0-3-1-160.0%15.0%20.0%
9エピファネイア0-2-0-20.0%50.0%50.0%
10オルフェーヴル0-0-1-120.0%0.0%7.7%

※過去10年の天皇賞(春)集計

レースガイド

■歴史と伝統を誇る古馬の国内最高峰レース

1905年(明治38年)5月6日に創設された「エンペラーズカップ」(横浜・日本レースクラブ)を前身とする。翌1906年からは東京、阪神、福島、札幌、函館、小倉の各競馬倶楽部で「帝室御賞典競走」の名称で施行されていた。1936年(昭和11年)に「日本競馬会」(JRAの前身)が創設され、翌1937年にそれぞれの競馬倶楽部が「日本競馬会」へ統合されたことにより年2回(春・阪神、秋・東京)の開催となった。なお同年12月3日の「第1回帝室御賞典競走」(東京・芝2600m)から施行回数が起算されている。

距離・出走条件に関しては、1938年の第2回(春)に芝2700m(3歳以上)に変更されて、第3回(秋)から芝3200m(4歳以上)となり、1944年に(春)の競走が京都競馬場へ変更となった。以後、長年この条件で施行されてきたが、1984年の番組改編に伴い(秋)の施行距離が2000mに短縮、更に1987年からは3歳以上に変更された。これにより、(春)は古馬による長距離No.1決定戦、(秋)は3歳以上馬の中距離No.1決定戦とする現在の体系が確立された。

レース名に関しては、第二次世界大戦の影響により中止となった1944年(秋)~46年(秋)の翌年(春)に「平和賞」に変更されて再開し、同年(秋)から現在の名称である「天皇賞」に改名された。なお、以前(1957~89年)は昭和天皇誕生日(4月29日)にて施行されており、レースの格があまりに偉大であることから、優勝馬はその名を汚さないように、以後の出走が制限されていた(いわゆる勝ち抜き制、1981年廃止)。

先述の(秋)の距離が短縮された1984年にグレード制導入によりG1に格付けされた後、1995年には地方所属馬が出走可能に。クラシック競走同様に優秀な繁殖馬の選定レースの意味合いが強かった為、内国産の牡馬・牝馬にしか出走資格が与えられなかったが、競馬の国際化に伴い、2000年からは外国産馬の出走が可能となり、2005年には国際G1競走に認定された。なお、国際競走として広く外国馬を受け入れる意味でも2008年からセン馬の出走も可能となっている。

また、「エンペラーズカップ」や「帝室御賞典競走」の名からもわかるとおり、当時の明治天皇より御賞典(菊花御紋付銀製花盛器)が下賜されてきた。しかし戦時中の貴金属不足により、以後1941年からは菊花御紋入りの木製楯に変更された。天皇賞を通称「盾」と呼ぶのはこの天皇盾に由来しており、1989~92年にかけて天皇賞(春)を制した武豊騎手が「平成の盾男」と呼ばれたのもこの為である。

上記のように長い歴史や伝統を築くことができた背景にはこの天皇賞(春)を勝利した数々の名馬の存在がある。近代競馬の最高傑作である英雄ディープインパクト、初の2連覇を果たしたメジロマックイーンやその3連覇を阻んだ死角ライスシャワー、変幻自在のレースを見せたマヤノトップガン、7冠馬の皇帝シンボリルドルフ、獲得賞金世界一を記録したテイエムオペラオーなど枚挙にいとまがない。

役者もさることながら、天皇賞(春)の舞台である淀の3200mが競馬ファンを引き付ける最大要因であることも間違いないだろう。2度の坂越えやペースを操る騎手の駆け引き、その時代のライバル対決などグランプリの宝塚記念や有馬記念と比べても遜色ない。本場イギリスでは3冠レースであるセントレジャーS(約2937m)が低迷し、ドバイWCなどに代表される2000mが世界的標準に移行しつつあるが、わが国ではこの天皇賞(春)の魅力が薄れることはまずないと言える。