2025年朝日杯FS(G1)特集

阪神11R/芝1600m/(国際) 牡・牝 (指)
2024朝日杯フューチュリティS_アドマイヤズーム

出走予定注目馬

2023年のセレクトセール当歳セッションで7000万超の値がつき、10月東京の芝マイル戦で初陣を迎えると、4コーナー9番手から目の覚めるような末脚で鮮やかに差し切りを決めた。2戦目のデイリー杯2歳ステークスも同様のレース運びからカヴァレリッツォとの叩き合いを制し、無傷の2連勝でタイトルを獲得、父リアルスティールの面影を感じる俊敏なマイラーで、ここでも素質は最上位クラスだ。

短距離路線で活躍するゾンニッヒ(父ラブリーデイ)の半弟。6月阪神の新馬戦、続く7月小倉の未勝利戦では3着、4着と動ききれなかったものの、1400mに距離を伸ばした9月阪神の未勝利戦でようやく白星をつかむと、次走のもみじステークスでもドスローをよく伸びて2着、続く京王杯2歳ステークスを完勝して重賞ウィナーの仲間入りを果たした。コンスタントに使われて6戦目、レースセンスが武器になる。

牡2 美浦・田村康仁 厩舎
エコロアルバ

モズアスコット産駒というプロフィールながら調教で抜群の動きを見せ、千葉セリで7700万円の値がついた素質馬。短期免許で来日していたキング騎手を背に新潟芝1400mの新馬戦を楽勝すると、続くサウジアラビアロイヤルカップも道中最後方に構え、直線だけの競馬で他馬をねじ伏せた。キレ味はメンバー中でも一、二を争うレベルにあり、タフな展開で流れが向けば突き抜ける可能性も。

産駒数は少ないものの走る若駒が次々と現れ、俄然注目を集めているポエティックフレアを父に持つマイラー。新馬戦は逃げの手に出て上がり3ハロンも最速をマーク、2着馬に1秒2差をつけたとはいえ全体時計が平凡だったものの、新潟2歳ステークスでは番手からの競馬にスタイルチェンジ、直線でも豊かな持続力を発揮して2着タイセイボーグに0秒7差で圧勝した。まだ隠されたギアがありそうなタイプで、このメンバーでも楽しみがある。

バラダセール牝系に父サートゥルナーリアというイメージ通り、身体能力抜群のタイプで、中京芝1600mの新馬戦では馬場が速かったとはいえラスト3ハロン12秒0 -11秒5-11秒1とこのコースでは非常に珍しい加速ラップをマーク。続くデイリー杯2歳ステークスでは若さを出しての早め進出で苦しい競馬になったが、アドマイヤクワッズとの叩き合いに最後まで抵抗し、3着馬は5馬身離した。人気を落とすなら格好のねらい目と見る。

有力馬がことごとく戦線を離脱した牝馬戦線と異なり、重賞で活躍した馬たちがほとんど名を連ねただけに粒ぞろいのメンバー構成となった。横の比較が複雑で難易度は高いが、予想のしがいがある一戦になりそうだ。
2025年朝日杯FS_AI予想

朝日杯FS(G1)出馬表

馬名性齢重量騎手
1グッドピース牡256西村淳也
2ホワイトオーキッド牝255北村友一
3エコロアルバ牡256松山弘平
4コスモレッド牝255藤岡佑介
5ストームサンダー牡256岩田康誠
6タガノアラリア牡256F.ジェルー
7コルテオソレイユ牡256川田将雅
8カヴァレリッツォ牡256C.デムーロ
9スペルーチェ牡256三浦皇成
10ダイヤモンドノット牡256C.ルメール
11カクウチ牡256岩田望来
12アドマイヤクワッズ牡256坂井瑠星
13リアライズシリウス牡256津村明秀
14レッドリガーレ牡256吉村誠之助

参考レース結果

2025.08.24 新潟11R 芝1600m 10頭 晴 良
新潟2歳S

1着 リアライズシリウス (1人気)
2着 コートアリシアン (6人気)
3着 プロクレイア (3人気)
2025新潟2歳S_リアライズシリウス

2025.10.11 東京11R 芝1600m 8頭 小雨 良
サウジアラビアRC

1着 エコロアルバ (2人気)
2着 ガリレア (7人気)
3着 ゾロアストロ (1人気)
2025サウジアラビアRC_エコロアルバ

2025.11.08 東京11R 芝1400m 16頭 晴 良
京王杯2歳S

1着 ダイヤモンドノット (1人気)
2着 フクチャンショウ (8人気)
3着 トワニ (12人気)
2025京王杯2歳S_ダイヤモンドノット

2025.11.15 京都11R 芝1600m 8頭 晴 良
デイリー杯2歳S

1着 アドマイヤクワッズ (1人気)
2着 カヴァレリッツォ (2人気)
3着 アイガーリー (7人気)
2025デイリー杯2歳S_アドマイヤクワッズ

出走予定馬の「調教後の馬体重」

出走予定馬の「調教後の馬体重」は下記となります。

馬名馬体重計量日計量
場所
前走
馬体重
アドマイヤクワッズ47412/18(木)栗東478
エコロアルバ47812/17(水)美浦472
カヴァレリッツォ48212/18(木)栗東478
カクウチ46012/17(水)栗東448
グッドピース46412/18(木)栗東466
コスモレッド44812/17(水)栗東452
コルテオソレイユ45612/17(水)栗東456
ストームサンダー47412/18(木)栗東458
スペルーチェ46012/17(水)美浦460
ダイヤモンドノット47612/17(水)栗東468
タガノアラリア45812/18(木)栗東444
ホワイトオーキッド43012/17(水)栗東422
リアライズシリウス53212/18(木)美浦518
レッドリガーレ46012/17(水)栗東470
  • 馬体重の数値は「kg」。
  • 開催場以外で計量した競走馬については、計量後に開催場へ「輸送」しています。
  • 馬体重は、「調教」「輸送」「飼付」「排糞」等により、常に大きく変動します。
  • 上記馬体重は、あくまでも計量時のデータであり、レース当日の馬体重とは異なります。
  • レース当日に発表する馬体重は、発走時刻の概ね70分前に計量しています。
  • 前走が海外の競馬であっても馬体重を計量している場合には、「前走馬体重」を表記しています。

詳細については、JRAのHPをご確認ください。

朝日杯FSプレレーティング

馬名2025年度
レーティング
最高値
2025年
レーティング該当レース
アイガーリー100デイリー杯2歳S3着
アドマイヤクワッズ111デイリー杯2歳S1着
エコロアルバ111サウジアラビアRC1着
カヴァレリッツォ110デイリー杯2歳S2着
カクウチ
グッドピース
コスモレッド
コルテオソレイユ
ゴーゴーリチャード
サンブライト
スウィートハピネス109阪神JF4着
ストームサンダー102クローバー賞1着
萩S3着
スペルーチェ
ダイヤモンドノット110京王杯2歳S1着
タガノアラリア95函館2歳S4着
ホワイトオーキッド
リアライズシリウス109新潟2歳S1着
レッドリガーレ

【プレレーティング表の見かた】
(1)レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、着差・負担重量・過去の勝馬との比較などをもとに、国際的に統一された基準により、数値化したものです。
(2)ここに示すプレレーティング表は、登録各馬が本年度のレースで獲得した最高値(原則として、G1・Jpn1競走は6着まで、その他の重賞・オープン競走は4着までが対象)を掲載しています。
(3)空欄の馬は、上記(2)の基準を満たしていない馬です。
※詳細については、JRAのHPをご確認ください。

朝日杯フューチュリティS(G1)歴代優勝馬

2024.12.15 京都11R 芝1600m 16頭 晴 良
朝日杯フューチュリティS

アドマイヤズーム
単勝 9.1倍 (5人気)
1:34.1 (33.6)
川田将雅騎手
牡2 栗東・友道康夫厩舎
2024朝日杯フューチュリティS_アドマイヤズーム

2023.12.17 阪神11R 芝1600m 17頭 晴 良
朝日杯フューチュリティS

ジャンタルマンタル
単勝 2.7倍 (1人気)
1:33.8 (34.8)
川田将雅騎手
牡2 栗東・高野友和厩舎
2023朝日杯フューチュリティS_ジャンタルマンタル

2022.12.18 阪神11R 芝1600m 17頭 晴 良
朝日杯フューチュリティS

ドルチェモア
単勝 3.1倍 (1人気)
1:33.9 (35.8)
坂井瑠星騎手
牡2 栗東・須貝尚介厩舎
2022朝日杯フューチュリティS_ドルチェモア

2021.12.19 阪神11R 芝1600m 15頭 晴 良
朝日杯フューチュリティS

ドウデュース
単勝 7.8倍 (3人気)
1:33.5 (34.5)
武豊騎手
牡2 栗東・友道康夫厩舎
2021朝日杯フューチュリティS_ドウデュース

2020.12.20 阪神11R 芝1600m 16頭 晴 良
朝日杯フューチュリティS

グレナディアガーズ
単勝 17.5倍 (7人気)
R 1:32.3 (34.5)
川田将雅騎手
牡2 栗東・中内田充厩舎
2020朝日杯フューチュリティS_グレナディアガーズ

データ分析

脚質

脚質成績勝率連対率3着内率
逃げ0-0-1-90.0%0.0%10.0%
先行7-2-2-2917.5%22.5%27.5%
差し2-6-6-523.0%12.1%21.2%
追込1-2-1-422.2%6.5%8.7%

人気

人気成績勝率連対率3着内率
1番人気4-2-2-240.0%60.0%80.0%
2番人気2-4-1-320.0%60.0%70.0%
3番人気1-1-1-710.0%20.0%30.0%
4番人気0-1-1-80.0%10.0%20.0%
5番人気1-0-1-810.0%10.0%20.0%
6-9番人気2-2-1-355.0%10.0%12.5%
10番人気以下0-0-3-690.0%0.0%4.2%

枠番

枠番成績勝率連対率3着内率
1枠4-2-0-1222.2%33.3%33.3%
2枠1-1-4-145.0%10.0%30.0%
3枠1-1-1-175.0%10.0%15.0%
4枠1-2-2-155.0%15.0%25.0%
5枠1-2-1-165.0%15.0%20.0%
6枠0-2-0-180.0%10.0%10.0%
7枠0-0-2-190.0%0.0%9.5%
8枠2-0-0-218.7%8.7%8.7%

前走着順

前走着順成績勝率連対率3着内率
1着10-7-8-6211.5%19.5%28.7%
2着0-2-1-220.0%8.0%12.0%
3着0-0-1-90.0%0.0%10.0%
4着0-0-0-50.0%0.0%0.0%
5着0-0-0-120.0%0.0%0.0%
6-9着0-1-0-160.0%5.9%5.9%
10着以下0-0-0-60.0%0.0%0.0%

ステップレース

レース成績勝率連対率3着内率
サウジアラビアRC3-2-1-821.4%35.7%42.9%
京王杯2歳S0-2-2-240.0%7.1%14.3%
デイリー杯2歳S2-3-2-178.3%20.8%29.2%
東京スポ杯2歳S0-1-0-60.0%14.3%14.3%
その他重賞0-0-0-120.0%0.0%0.0%
オープン特別1-1-1-184.8%9.5%14.3%
1勝クラス1-1-0-303.1%6.3%6.3%
新馬・未勝利3-0-4-1712.5%12.5%29.2%

所属

所属成績勝率連対率3着内率
関東馬2-1-3-315.4%8.1%16.2%
関西馬8-9-7-1016.4%13.6%19.2%

性別

性別成績勝率連対率3着内率
牡馬10-10-8-1286.4%12.8%17.9%
牝馬0-0-2-40.0%0.0%33.3%

騎手

順位騎手成績勝率連対率3着内率
1川田将雅4-1-0-350.0%62.5%62.5%
2M.デムーロ2-0-0-433.3%33.3%33.3%
3武豊1-3-0-610.0%40.0%40.0%
4坂井瑠星1-0-0-420.0%20.0%20.0%
5四位洋文1-0-0-233.3%33.3%33.3%
6ムーア1-0-0-150.0%50.0%50.0%
7C.デムーロ0-3-0-10.0%75.0%75.0%
8藤岡佑介0-1-0-50.0%16.7%16.7%
9横山典弘0-1-0-20.0%33.3%33.3%
10バルザローナ0-1-0-00.0%100.0%100.0%

調教師

順位調教師成績勝率連対率3着内率
1友道康夫3-0-0-260.0%60.0%60.0%
2中内田充正2-1-0-333.3%50.0%50.0%
3須貝尚介1-1-1-316.7%33.3%50.0%
4藤沢和雄1-0-2-125.0%25.0%75.0%
5角居勝彦1-0-0-150.0%50.0%50.0%
6堀宣行1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
7高野友和1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8安田隆行0-2-1-30.0%33.3%50.0%
9西村真幸0-1-0-50.0%16.7%16.7%
10木村哲也0-1-0-10.0%50.0%50.0%
10藤沢則雄0-1-0-10.0%50.0%50.0%

馬主

順位馬主成績勝率連対率3着内率
1サンデーR1-2-1-79.1%27.3%36.4%
2ダノックス1-1-1-220.0%40.0%60.0%
3キャロット1-0-0-420.0%20.0%20.0%
4シルクR1-0-0-233.3%33.3%33.3%
5社台RH1-0-0-150.0%50.0%50.0%
5スリーエイチR1-0-0-150.0%50.0%50.0%
5近藤利一1-0-0-150.0%50.0%50.0%
8近藤旬子1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8キーファーズ1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8里見治1-0-0-0100.0%100.0%100.0%

生産者

順位生産者成績勝率連対率3着内率
1ノーザンF5-6-2-2911.9%26.2%31.0%
2社台F3-1-1-1118.8%25.0%31.3%
3下河辺牧場1-1-0-320.0%40.0%40.0%
4ケイアイF1-0-1-225.0%25.0%50.0%
5三輪牧場0-1-0-00.0%100.0%100.0%
5追分F0-1-0-00.0%100.0%100.0%
7新冠タガノF0-0-1-30.0%0.0%25.0%
8ダーレーJF0-0-1-20.0%0.0%33.3%
9フジワラF0-0-1-10.0%0.0%50.0%
10Sir Nicholas0-0-1-00.0%0.0%100.0%
10前谷武志0-0-1-00.0%0.0%100.0%
10白井牧場0-0-1-00.0%0.0%100.0%

種牡馬

順位種牡馬成績勝率連対率3着内率
1ディープインパクト3-0-2-620.0%20.0%40.0%
2ハーツクライ2-0-0-1100.0%100.0%100.0%
3ダイワメジャー1-1-1-710.0%20.0%30.0%
4キングカメハメハ1-1-0-325.0%50.0%50.0%
5ルーラーシップ1-0-1-320.0%20.0%40.0%
6Frankel1-0-1-225.0%25.0%50.0%
7モーリス1-0-0-012.5%12.5%12.5%
8Palace Malice0-2-1-6100.0%100.0%100.0%
9ロードカナロア0-1-0-60.0%22.2%33.3%
10スクリーンヒーロー0-1-0-50.0%14.3%14.3%
10キンシャサノキセキ0-1-0-50.0%14.3%14.3%

※過去10年の朝日杯フューチュリティS集計

レースガイド

■2014年より阪神開催となった2歳王者決定戦!

関東所属3歳馬(現2歳)によるチャンピオン決定戦である1949年創設の「朝日盃3歳ステークス(芝1100m)」を前身とする。設立より名馬が輩出されているレースで、過去にはトキノミノル(10戦無敗・クラシック2冠)やメイヂヒカリ(最良3歳・4歳・5歳以上馬および年度代表馬)、タケシバオー(史上初の1億円獲得馬)、マルゼンスキー(8戦無敗・顕彰馬)などが本競走を制覇している。

1960年に距離が1200mへ変更されると、1962年からは1600mとなり、1970年に「朝日杯3歳ステークス」に改称された。その後、関西馬チャンピオン(阪神3歳S)と関東馬チャンピオンを別々に決定する方式を見直し「牡馬」と「牝馬」のカテゴリーでのチャンピオンを決定する方式に変更することとなり、1991年に出走条件が牡馬・セン馬となった。他のG1同様に1984年グレード制施行によりG1に格付、1995年に特別指定競走に指定され地方馬が出走可能に。そして、2001年の馬齢表示の国際基準への変更に伴い現在の「朝日杯フューチュリティステークス」へ名称が変更された。

2004年からはクラシック競走との関連性を更に深めることを目的としてセン馬の出走が不可となり競走条件が牡馬・牝馬に変更。2008年にはジャパンカップダートが阪神に変更されたことに伴い、開催が1週間繰り下げられた。なお、2010年に国際G1競走に認定され外国調教馬も出走可能なった。

グレード制導入後も本競走からは多くの活躍馬が出ており、特にメリーナイス、サクラチヨノオー、アイネスフウジン、ミホノブルボン、ナリタブライアンなど立て続けにダービー馬を輩出した時代もあり、かつては「クラシックの登龍門」とされてきた。その後の流れはクラシック競走に留まらず、1995年第47回バブルガムフェロー(天皇賞秋)、1997年第49回グラスワンダー(有馬記念連覇)、1999年第51回エイシンプレストン(香港G1・3勝)、2001年第53回アドマイヤドン(中央地方G1・7勝)、2006年第58回ドリームジャーニー(宝塚記念・有馬記念)、2009年第61回ローズキングダム(ジャパンC)、2012年第64回ロゴタイプ(皐月賞)など様々なタイプの活躍馬が出ているのも本競走の特徴である。

2014年のチャンピオンズカップの移設に伴い、本競走の舞台は長らく親しまれてきた中山競馬場から阪神競馬場へ。独特のコース形状である中山芝1600mから、枠順の有利不利の少ない阪神芝1600mに替わることで過去のデータや傾向は当てはめにくくなり、より出走馬のローテーションやコンディションを見極める必要があると言えそうだ。