2026年エリザベス女王杯(G1)特集

京都11R/芝2200m/(国際)牝(指)
2025エリザベス女王杯_レガレイラ

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出走予定注目馬

牝4 栗東・友道康夫 厩舎
カムニャック

ブラックタイドが送り出したオークス馬が、完全復活を遂げて牝馬中距離路線の頂点を狙う。昨年はフローラステークス、オークス、ローズステークスと重賞3連勝を飾り、世代最強候補として臨んだ秋華賞では精神面の幼さを露呈する形で16着と大敗。しかし、今年は阪神牝馬ステークス2着、ヴィクトリアマイル2着と着実に復調し、秋初戦のアイルランドトロフィーでは大外枠から中団を追走、先に抜け出したジョスランをゴール前でねじ伏せて重賞4勝目を挙げた。東京芝1800mを1分44秒4で走破した高速持続能力は健在で、オークスを制した2400mから考えても距離延長は歓迎材料。課題の精神面さえクリアできれば、2つ目のG1タイトルに手が届く。

ダートでキャリアをスタートしながら、芝転向をきっかけに一気に世代の頂点まで駆け上がったオルフェーヴル産駒。年明けの京都芝2000mで7番人気を覆して勝利すると、忘れな草賞では後方から早めに進出して快勝。続くオークスでは中団後方でじっくり脚をため、直線で上がり3ハロン33秒1の末脚を繰り出してドリームコアをクビ差差し切り、芝3連勝でG1タイトルを手にした。鞍上の今村聖奈騎手にとってもJRA所属女性騎手初のクラシック制覇という歴史的快挙となった。秋華賞は一時的な体調不良による調整遅れで回避したが、立て直して古馬との初対戦に臨む。京都芝2000mで2勝を挙げている実績は心強く、持ち前の爆発力で一気に世代を超えた女王の座まで駆け上がるか。

牝4 美浦・鹿戸雄一 厩舎
ジョスラン

父エピファネイア、母ケイティーズハートのカップリングから誕生した、2021年の年度代表馬エフフォーリアの全妹。順調に使えない時期もあったが、昨年は紫苑ステークス2着、秋華賞4着と世代上位の実力を示し、今年の小倉牝馬ステークスで待望の重賞初制覇を飾った。ヴィクトリアマイルは8着に敗れたものの、秋初戦のアイルランドトロフィーでは好位からスムーズに抜け出して勝利目前、最後はオークス馬カムニャックの強襲に半馬身屈したが、能力の高さを改めて証明した。京都芝2000mの秋華賞で好走していることからも距離延長は守備範囲だろう。キャリアを重ねるごとに競馬ぶりが洗練されてきた印象で、兄妹G1制覇という大きな夢を懸けて初タイトルを狙う。

クイーンカップ、ローズステークス、金鯱賞とここまで重賞3勝、良質なエンジンを武器に中距離路線で活躍を続けるキズナ産駒。昨年のヴィクトリアマイルではアスコリピチェーノにクビ差まで迫る2着と惜敗し、今年の同レースでもエンブロイダリー、カムニャックに続く3着とG1級の能力を示している。秋初戦のアイルランドトロフィーは3番人気に支持されたが、直線で思うように伸びず8着。もっとも本来は1800mよりも2000m前後で持続力を生かすタイプで、距離延長による巻き返しは十分に考えられる。今回は短期免許で来日するC.デムーロ騎手との新コンビ。久々の右回りがポイントになるものの、悲願のG1タイトルをつかみ取るだけの地力は備えている。

2024年のオークス、秋華賞を制し、同年のJRA賞最優秀3歳牝馬に輝いたハービンジャー産駒の二冠牝馬。ジャパンカップ4着以降は勝利から遠ざかっており、昨年のしらさぎステークス2着を除けば馬券圏内にも届いていない。今年も中山記念5着、ヴィクトリアマイル16着と苦しい戦いが続き、秋初戦の新潟記念も勝ち馬ゾロアストロから0秒4差の8着に終わった。それでも、前走は着順ほど大きく負けておらず、久々に中距離へ戻したことで復調のきっかけをつかんだ可能性はある。京都コースは一昨年の秋華賞を制した思い出の舞台で、2200mへの距離延長も血統的には歓迎材料。かつての輝きを取り戻し、二冠牝馬の意地を見せられるか。

その他、2024年の桜花賞馬ステレンボッシュ、今年のフローラステークスを制してオークスでも3着に好走したラフターラインズ、府中牝馬ステークス連覇を達成したセキトバイースト、天皇賞(春)4着、京都大賞典3着と牡馬の強豪を相手に健闘を続けるアクアヴァーナル、アイルランドトロフィー3着のラヴァンダら実力馬が控える豪華メンバー。昨年の覇者レガレイラが天皇賞(秋)へ向かう中、歴代のクラシック女王から充実期を迎えた古馬、勢いのある3歳馬まで顔をそろえ、秋の牝馬中距離王決定戦にふさわしい激戦が期待される。

エリザベス女王杯(G1)出馬表

枠順は11月13日(金) 9時すぎに確定。

前哨戦・重賞結果

2026.05.24 東京11R 芝2400m 18頭 曇 良
オークス

1着 ジュウリョクピエロ (5人気)
2着 ドリームコア (3人気)
3着 ラフターラインズ (2人気)
2025オークス_ジュウリョクピエロ

2026.08.02 札幌11R 芝1800m 14頭 晴 良
クイーンS

1着 ココナッツブラウン (1人気)
2着 コガネノソラ (3人気)
3着 ヴーレヴー (4人気)
2026クイーンS_ココナッツブラウン

2026.09.20 中山11R 芝2200m 13頭 雨 重
オールカマー

3着 ヴーレヴー (3人気)
4着 レガレイラ (1人気)
9着 エセルフリーダ (5人気)
2026オールカマー_メイショウゲキリン

2026.10.11 東京11R 芝1800m 16頭 晴 良
アイルランドT1着優先出走

1着 カムニャック (1人気)
2着 ジョスラン (4人気)
3着 ラヴァンダ (2人気)
2026アイルランドT_カムニャック

出走予定馬の「調教後の馬体重」

レース開催週の木曜日17時~発表予定。

特別登録 日本馬のレーティング順位

出馬投票を行ったレーティング順位の上位10頭は他の日本馬より優先して出走できます。

順位馬名レーティング
1カムニャック114
2ジュウリョクピエロ112
3アクアヴァーナル111
4ラフターラインズ111
5ジョスラン111
6クイーンズウォーク111
7ラヴァンダ109
8セキトバイースト109
9ニシノティアモ109
10レイクラシック109
11コガネノソラ108
12ステレンボッシュ108
13ケリフレッドアスク107
14レーゼドラマ106
15ヴーレヴー106
  • 11/2(月)JRA発表。
    11/10(火)までに他のレースに出走した場合、レーティング順位は変更となる場合があります。詳細については、JRAのHPをご確認ください。

エリザベス女王杯プレレーティング

レース開催週の月曜日発表予定。

エリザベス女王杯(G1)歴代優勝馬

2025.11.16 京都11R 芝2200m 16頭 晴 良
エリザベス女王杯

レガレイラ
単勝 2.3倍 (1人気)
2:11.0 (34.2)
戸崎圭太騎手
牝4 美浦・木村哲也厩舎
2025エリザベス女王杯_レガレイラ

2024.11.10 京都11R 芝2200m 17頭 曇 良
エリザベス女王杯

スタニングローズ
単勝 9.5倍 (3人気)
2:11.1 (34.0)
C.デムーロ騎手
牝5 栗東・高野友和厩舎
2024エリザベス女王杯_スタニングローズ

2023.11.12 京都11R 芝2200m 15頭 曇 良
エリザベス女王杯

ブレイディヴェーグ
単勝 2.4倍 (1人気)
2:12.6 (34.4)
C.ルメール騎手
牝3 美浦・宮田敬介厩舎
2023エリザベス女王杯_ブレイディヴェーグ

2022.11.13 阪神11R 芝2200m 18頭 曇 重
エリザベス女王杯

ジェラルディーナ
単勝 8.1倍 (4人気)
2:13.0 (35.4)
C.デムーロ騎手
牝4 栗東・斉藤崇史厩舎
2022エリザベス女王杯_ジェラルディーナ

2021.11.14 阪神11R 芝2200m 17頭 晴 良
エリザベス女王杯

アカイイト
単勝 64.9倍 (10人気)
2:12.1 (35.7)
幸英明騎手
牝4 栗東・中竹和也厩舎
2021エリザベス女王杯_アカイイト

データ分析

脚質

脚質成績勝率連対率3着内率
逃げ0-2-0-80.0%20.0%20.0%
先行3-3-2-288.3%16.7%22.2%
差し7-5-6-559.6%16.4%24.7%
追込0-1-1-480.0%2.0%4.0%

人気

人気成績勝率連対率3着内率
1番人気3-0-2-530.0%30.0%50.0%
2番人気0-0-2-80.0%0.0%20.0%
3番人気4-0-3-340.0%40.0%70.0%
4番人気1-1-0-810.0%20.0%20.0%
5番人気1-3-0-610.0%40.0%40.0%
6-9番人気0-4-2-340.0%10.0%15.0%
10番人気以下1-3-0-751.3%5.1%5.1%

枠番

枠番成績勝率連対率3着内率
1枠2-1-3-1211.1%16.7%33.3%
2枠1-2-1-165.0%15.0%20.0%
3枠1-2-0-175.0%15.0%15.0%
4枠1-0-1-185.0%5.0%10.0%
5枠0-2-1-170.0%10.0%15.0%
6枠2-0-3-1510.0%10.0%25.0%
7枠0-3-0-210.0%12.5%12.5%
8枠3-1-0-2311.1%14.8%14.8%

前走着順

前走着順成績勝率連対率3着内率
1着3-2-2-317.9%13.2%18.4%
2着2-1-1-1610.0%15.0%20.0%
3着3-2-4-1910.7%17.9%32.1%
4着0-0-1-110.0%0.0%8.3%
5着0-2-1-80.0%18.2%27.3%
6-9着2-3-0-325.4%13.5%13.5%
10着以下0-1-0-220.0%4.3%4.3%

ステップレース

レース成績勝率連対率3着内率
クイーンS1-0-0-516.7%16.7%16.7%
札幌記念1-1-1-316.7%33.3%50.0%
オールカマー2-0-0-1412.5%12.5%12.5%
京都大賞典0-0-0-80.0%0.0%0.0%
アイルランドT4-6-2-407.7%19.2%23.1%
秋華賞1-3-1-174.5%18.2%22.7%
新潟牝馬S0-0-1-100.0%0.0%9.1%
その他1-1-4-422.1%4.2%12.5%

年齢

年齢成績勝率連対率3着内率
3歳馬2-3-2-236.7%16.7%23.3%
4歳馬6-4-5-499.4%15.6%23.4%
5歳馬2-3-1-543.3%8.3%10.0%
6歳馬0-1-1-100.0%8.3%16.7%
7歳上0-0-0-30.0%0.0%0.0%

所属

所属成績勝率連対率3着内率
関東馬2-3-1-493.6%9.1%10.9%
関西馬8-8-8-897.1%14.2%21.2%
外国馬0-0-0-10.0%0.0%0.0%

騎手

順位騎手成績勝率連対率3着内率
1M.デムーロ2-1-3-225.0%37.5%75.0%
2ルメール2-1-0-720.0%30.0%30.0%
3C.デムーロ2-0-0-340.0%40.0%40.0%
4幸英明1-0-0-516.7%16.7%16.7%
5戸崎圭太1-0-0-325.0%25.0%25.0%
6モレイラ1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
6スミヨン1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
8松山弘平0-2-0-70.0%22.2%22.2%
9川田将雅0-1-1-50.0%14.3%28.6%
10藤岡佑介0-1-1-30.0%20.0%40.0%

調教師

順位調教師成績勝率連対率3着内率
1松永幹夫2-0-0-166.7%66.7%66.7%
2矢作芳人1-1-2-314.3%28.6%57.1%
3斉藤崇史1-1-0-416.7%33.3%33.3%
4鮫島一歩1-0-1-050.0%50.0%100.0%
5高野友和1-0-0-516.7%16.7%16.7%
6吉村圭司1-0-0-325.0%25.0%25.0%
7中竹和也1-0-0-233.3%33.3%33.3%
7木村哲也1-0-0-233.3%33.3%33.3%
9宮田敬介1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
10西浦勝一0-3-0-00.0%100.0%100.0%

馬主

順位馬主成績勝率連対率3着内率
1サンデーR6-0-0-1233.3%33.3%33.3%
2キャロット1-1-1-107.7%15.4%23.1%
3キャピタルS1-0-1-050.0%50.0%100.0%
4吉田千津1-0-0-233.3%33.3%33.3%
5岡浩二1-0-0-150.0%50.0%50.0%
6大塚亮一0-3-0-00.0%100.0%100.0%
7社台RH0-2-0-40.0%33.3%33.3%
8芹澤精一0-1-1-20.0%25.0%50.0%
9シルクR0-1-0-80.0%11.1%11.1%
10ウイン0-1-0-60.0%14.3%14.3%

生産者

順位生産者成績勝率連対率3着内率
1ノーザンF7-2-6-5110.6%13.6%22.7%
2社台F1-2-0-136.3%18.8%18.8%
3目黒牧場1-0-1-050.0%50.0%100.0%
4辻牧場1-0-0-420.0%20.0%20.0%
5小島牧場0-3-0-00.0%100.0%100.0%
6杵臼牧場0-1-1-20.0%25.0%50.0%
7コスモヴューF0-1-0-60.0%14.3%14.3%
7社台C白老F0-1-0-60.0%14.3%14.3%
9岡田スタツド0-1-0-30.0%25.0%25.0%
10Mrs V.B. Hutch0-0-1-00.0%0.0%100.0%

種牡馬

順位種牡馬成績勝率連対率3着内率
1オルフェーヴル2-1-1-425.0%37.5%50.0%
2キズナ1-2-0-414.3%42.9%42.9%
3マンハッタンカフェ1-1-0-612.5%25.0%25.0%
4ハービンジャー1-0-1-99.1%9.1%18.2%
5ハーツクライ1-0-1-810.0%10.0%20.0%
6キングカメハメハ1-0-0-811.1%11.1%11.1%
7ロードカナロア1-0-0-325.0%25.0%25.0%
8モーリス1-0-0-233.3%33.3%33.3%
9スワーヴリチャード1-0-0-150.0%50.0%50.0%
10ステイゴールド0-3-0-30.0%50.0%50.0%

※過去10年のエリザベス女王杯集計

レースガイド

■秋の牝馬頂上決戦!

1970年から1975年まで牝馬三冠最終レースとして施行さてきた「ビクトリアカップ」(京都・芝2400m)を前身とする。1975年のエリザベス女王来日を記念し、1976年から第1回「エリザベス女王杯」として施行されてきた。その後、1995年のレース体系整備に伴いその任を「秋華賞」に移し、出走資格が3歳以上牝馬、距離が2200mに変更されて古馬もあわせた最強牝馬決定戦へ生まれ変わった。また、1984年グレード制施行によりG1に格付けされ、1995年に地方馬、2003年からは国際競走となり外国馬の出走が可能となった。なお、2008年に創設の「ジャパン・オータムインターナショナル」に指定されている。

春のヴィクトリアマイルよりもその歴史は深く、過去には数々の名牝が通過してきたレースでもある。旧エリザベス女王杯時代では、1995年に地方馬ライデンリーダーが当時笠松所属の安藤勝己騎手と参戦したことはオールドファンには懐かしい話。史上初の連覇(1998年・1999年)を果たしたメジロドーベルは牝馬限定では着外なしの名牝として君臨した。母にエアグルーヴをもつ良血アドマイヤグルーヴは宿敵の3冠馬スティルインラブを本競走で破り、その後連覇(2003年・2004年)を果たした。近年では外国馬のスノーフェアリーが連覇(2010年・2011年)し、その強さを見せつけたのは記憶に新しい。

今年も名勝負が期待される秋の最強牝馬決定戦にて、秋の連続G1開催は幕を開ける。競馬ファンにとって一年で一番盛り上がるシーズンの始まりといっていいだろう。