2025年天皇賞(春)(G1)特集
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出走予定注目馬
おととしの同レース覇者。宝塚記念3着、天皇賞(秋)2着と4歳シーズンは中長距離路線で結果を残したものの、加齢とともにテンのスピードや操縦性が落ち、ここ一年は負けて強しの競馬を繰り返しているが、馬券圏内に届かない現状が続く。しかし馬力自体は衰えておらず、坂の下りを利用してロングスパートができる淀の長丁場なら久々の戴冠がありうる。
鞍上の失策で敗戦した青葉賞以外は連対を続けており、菊花賞では16番枠を引きながらしまい勝負で2着を確保。アーバンシックにこそ及ばなかったものの、世代上位の持久力を証明した。断然の1番人気に支持されたダイヤモンドSは4角先頭から上がり3ハロン最速タイムをマーク、2着ジャンカズマに0秒7差をつける文字通りの楽勝、本番も期待が持てる。
大雨の中を突き抜ける差し脚で昨年の宝塚記念を勝ったグランプリホース。昨秋は始動戦の京都大賞典でよもやのしんがり負けを喫して以降、秋3戦いずれも二桁着順と不本意な形でシーズンを終えたが、明け初戦の阪神大賞典では久々に3着と好走。昨年2着の実績があり、軽視できない存在だ。
すみれステークス、日本ダービーで見せた驚異的なスタミナはダテではなく、3勝クラス2着から格上挑戦で臨んだ阪神大賞典では3分3秒3の好時計で勝利、2着マコトヴェリーキーに1秒0差をつける圧巻の走りを披露した。気性面に不安を抱えており、鞍上との意思疎通が重要なポイントとなる難コースを攻略できるかがカギとなりそう。
この父らしくズブさが目立ち、条件戦では足踏みを続けたが、昨年最終戦のオリオンSで名手デットーリ騎手に導かれようやくオープン入りを果たすと、日経賞では前年の菊花賞馬アーバンシックを下して初タイトルを獲得、マイネルファンロン、ユーバーレーベンに続き、母マイネテレジア3頭目の重賞ウィナーとなった。勢いに乗ってのG1挑戦も楽しみがある。
天皇賞(春)(G1)出馬表
前哨戦・重賞結果
2025.03.23 阪神11R 芝3000m 11頭 晴 良
阪神大賞典1着優先出走
出走予定馬の「調教後の馬体重」
天皇賞(春)・馬体診断
特別登録 日本馬のレーティング順位
レーティング順位の上位5頭は他の日本馬より優先して出走できます。
順位 | 馬名 | レーティング | 備考 |
---|---|---|---|
1 | ブローザホーン | 121 | |
2 | ジャスティンパレス | 119 | |
3 | サンライズアース | 116 | |
4 | プラダリア | 116 | |
5 | ヘデントール | 115 | |
6 | ビザンチンドリーム | 115 | |
7 | ワープスピード | 115 | |
8 | ショウナンラプンタ | 113 | |
9 | シュヴァリエローズ | 112 | |
10 | マイネルエンペラー | 112 | |
11 | アラタ | 110 |
- 4/21(月)JRA発表。
4/29(火)までに他のレースに出走した場合、レーティング順位は変更となる場合があります。詳細については、JRAのHPをご確認ください。
天皇賞(春)プレレーティング
馬名 | 2024年度 JPN ランキング | 2025年度 レーティング 最高値 | 2025年 レーティング該当レース (2024年該当レース) |
---|---|---|---|
アラタ | 110 I | (福島記念1着) | |
ウインエアフォルク | |||
サンライズアース | 113 L | 116 E | 阪神大賞典1着 (東京優駿4着) |
ジャスティンパレス | 119 L | 113 I | 大阪杯6着 (ジャパンC5着) |
ジャンカズマ | 102 E | ダイヤモンドS2着 | |
シュヴァリエローズ | 112 L,E | (京都大賞典1着 ステイヤーズS1着) | |
ショウナンラプンタ | 113 E | 110 L | 日経新春杯2着 (菊花賞4着) |
ハヤテノフクノスケ | 108 I | (京成杯4着) | |
ビザンチンドリーム | 113 E | 115 E | レッドSTH1着 (菊花賞5着) |
プラダリア | 116 L | (宝塚記念4着) | |
ブローザホーン | 121 L | 113 E | 阪神大賞典3着 (宝塚記念1着) |
ヘデントール | 114 E | 115 E | ダイヤモンドS1着 (菊花賞2着) |
マイネルエンペラー | 112 L | 日経賞1着 | |
リミットバスター | |||
ワープスピード | 115 E | 109 E | ダイヤモンドS4着 (メルボルンC2着) |
【プレレーティング表の見かた】
(1)レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、着差・負担重量・過去の勝馬との比較などをもとに、国際的に統一された基準により、数値化したものです。
(2)ここに示すプレレーティング表は、登録各馬が本年度のレースで獲得した最高値(原則として、G1・Jpn1競走は6着まで、その他の重賞・オープン競走は4着までが対象)と、昨年度のJPNサラブレッドランキングの数値を掲載しています。
(3)空欄の馬は、上記(2)の基準を満たしていない馬です。
(4)レーティングに付随するアルファベット(SMILE)は、そのレーティングを獲得したレースの競走距離を示すもので、区分は以下のとおりです。
S 【Sprint】 1,000m-1,300m [1,000m-1,599m(CAN/USA)]
M 【Mile】 1,301m-1,899m [1,600m-1,899m(CAN/USA)]
I 【Intermediate】 1,900m-2,100m
L 【Long】 2,101m-2,700m
E 【Extended】 2,701m-
※詳細については、JRAのHPをご確認ください。
天皇賞(春)(G1)歴代優勝馬
データ分析
脚質
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 2-0-0-8 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
先行 | 6-8-6-18 | 15.8% | 36.8% | 52.6% |
差し | 2-2-4-67 | 2.7% | 5.3% | 10.7% |
追込 | 0-0-0-37 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
人気
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 4-3-0-3 | 40.0% | 70.0% | 70.0% |
2番人気 | 5-0-1-4 | 50.0% | 50.0% | 60.0% |
3番人気 | 1-0-1-8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
4番人気 | 0-1-4-5 | 0.0% | 10.0% | 50.0% |
5番人気 | 0-2-0-8 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
6-9番人気 | 0-2-3-35 | 0.0% | 5.0% | 12.5% |
10番人気以下 | 0-2-1-72 | 0.0% | 2.7% | 4.0% |
枠番
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 4-0-1-12 | 23.5% | 23.5% | 29.4% |
2枠 | 1-1-1-15 | 5.6% | 11.1% | 16.7% |
3枠 | 0-2-1-16 | 0.0% | 10.5% | 15.8% |
4枠 | 0-2-4-14 | 0.0% | 10.0% | 30.0% |
5枠 | 0-1-0-19 | 0.0% | 5.0% | 5.0% |
6枠 | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
7枠 | 2-1-0-20 | 8.7% | 13.0% | 13.0% |
8枠 | 2-1-2-23 | 7.1% | 10.7% | 17.9% |
前走着順
前走着順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1着 | 6-4-5-19 | 17.6% | 29.4% | 44.1% |
2着 | 2-1-1-24 | 7.1% | 10.7% | 14.3% |
3着 | 1-2-1-17 | 4.8% | 14.3% | 19.0% |
4着 | 1-0-2-14 | 5.9% | 5.9% | 17.6% |
5着 | 0-1-0-12 | 0.0% | 7.7% | 7.7% |
6-9着 | 0-1-1-34 | 0.0% | 2.8% | 5.6% |
10着以下 | 0-1-0-15 | 0.0% | 6.3% | 6.3% |
ステップレース
レース | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
京都記念 | 0-0-1-4 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
ダイヤモンドS | 0-1-1-16 | 0.0% | 5.6% | 11.1% |
阪神大賞典 | 4-6-5-50 | 6.2% | 15.4% | 23.1% |
日経賞 | 2-1-2-37 | 4.8% | 7.1% | 11.9% |
大阪杯 | 2-1-0-5 | 25.0% | 37.5% | 37.5% |
その他 | 2-1-1-23 | 7.4% | 11.1% | 14.8% |
年齢
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
4歳馬 | 4-2-4-31 | 9.8% | 14.6% | 24.4% |
5歳馬 | 4-4-1-41 | 8.0% | 16.0% | 18.0% |
6歳馬 | 2-3-1-31 | 5.4% | 13.5% | 16.2% |
7歳上 | 0-1-4-32 | 0.0% | 2.7% | 13.5% |
所属
所属 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
関東馬 | 3-2-2-37 | 6.8% | 11.4% | 15.9% |
関西馬 | 7-8-8-98 | 5.8% | 12.4% | 19.0% |
性別
性別 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
牡馬・セン馬 | 10-10-9-122 | 6.6% | 13.2% | 19.2% |
牝馬 | 0-0-1-13 | 0.0% | 0.0% | 7.1% |
騎手
順位 | 騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ルメール | 3-0-1-5 | 33.3% | 33.3% | 44.4% |
2 | 武豊 | 2-0-0-6 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
3 | 福永祐一 | 1-1-1-3 | 16.7% | 33.3% | 50.0% |
4 | 横山典弘 | 1-0-1-5 | 14.3% | 14.3% | 28.6% |
5 | 菱田裕二 | 1-0-1-0 | 50.0% | 50.0% | 100.0% |
6 | 岩田康誠 | 1-0-0-4 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
7 | 横山和生 | 1-0-0-2 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
8 | 和田竜二 | 0-3-0-6 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
9 | 戸崎圭太 | 0-1-1-1 | 0.0% | 33.3% | 66.7% |
9 | 北村友一 | 0-1-1-1 | 0.0% | 33.3% | 66.7% |
調教師
順位 | 調教師 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 手塚貴久 | 2-0-0-2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
2 | 清水久詞 | 2-0-0-0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
3 | 友道康夫 | 1-2-1-9 | 7.7% | 23.1% | 30.8% |
4 | 岡田稲男 | 1-0-1-0 | 50.0% | 50.0% | 100.0% |
5 | 杉山晴紀 | 1-0-0-1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
5 | 栗田徹 | 1-0-0-1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
5 | 浅見秀一 | 1-0-0-1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
8 | 須貝尚介 | 1-0-0-0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
9 | 大久保龍志 | 0-3-1-2 | 0.0% | 50.0% | 66.7% |
10 | 平田修 | 0-1-1-1 | 0.0% | 33.3% | 66.7% |
馬主
順位 | 馬主 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|---|
1 | サンデーR | 2-1-1-7 | 18.2% | 27.3% | 36.4% |
2 | 大野商事 | 2-0-0-0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
3 | 小笹公也 | 1-0-1-0 | 50.0% | 50.0% | 100.0% |
4 | 山田弘 | 1-0-0-2 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
5 | 三田昌宏 | 1-0-0-1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
6 | 大塚亮一 | 1-0-0-0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
6 | 三木正浩 | 1-0-0-0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
6 | 小林英一HD | 1-0-0-0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
9 | 前田晋二 | 0-3-1-1 | 0.0% | 60.0% | 80.0% |
10 | 佐々木主浩 | 0-2-1-1 | 0.0% | 50.0% | 75.0% |
生産者
順位 | 生産者 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ノーザンF | 5-4-5-46 | 8.3% | 15.0% | 23.3% |
2 | ヤナガワ牧場 | 2-0-0-0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
3 | 岡田スタツド | 1-1-0-7 | 11.1% | 22.2% | 22.2% |
4 | 三嶋牧場 | 1-0-1-3 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
5 | 出口牧場 | 1-0-0-0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
6 | 村田牧場 | 0-3-1-1 | 0.0% | 60.0% | 80.0% |
7 | 社台F | 0-1-2-12 | 0.0% | 6.7% | 20.0% |
8 | レイクヴィラF | 0-1-0-0 | 0.0% | 100.0% | 100.0% |
9 | 平山牧場 | 0-0-1-1 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
種牡馬
順位 | 種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ディープインパクト | 4-1-2-22 | 13.8% | 17.2% | 24.1% |
2 | ステイゴールド | 2-1-1-8 | 16.7% | 25.0% | 33.3% |
3 | ブラックタイド | 2-0-0-0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
4 | リオンディーズ | 1-0-1-0 | 50.0% | 50.0% | 100.0% |
5 | ドゥラメンテ | 1-0-0-2 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
6 | ハーツクライ | 0-4-2-16 | 0.0% | 18.2% | 27.3% |
7 | キズナ | 0-3-1-2 | 0.0% | 50.0% | 66.7% |
8 | エピファネイア | 0-1-0-1 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
9 | オルフェーヴル | 0-0-1-12 | 0.0% | 0.0% | 7.7% |
10 | ディープスカイ | 0-0-1-2 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
※過去10年の天皇賞(春)集計
レースガイド
■歴史と伝統を誇る古馬の国内最高峰レース
1905年(明治38年)5月6日に創設された「エンペラーズカップ」(横浜・日本レースクラブ)を前身とする。翌1906年からは東京、阪神、福島、札幌、函館、小倉の各競馬倶楽部で「帝室御賞典競走」の名称で施行されていた。1936年(昭和11年)に「日本競馬会」(JRAの前身)が創設され、翌1937年にそれぞれの競馬倶楽部が「日本競馬会」へ統合されたことにより年2回(春・阪神、秋・東京)の開催となった。なお同年12月3日の「第1回帝室御賞典競走」(東京・芝2600m)から施行回数が起算されている。
距離・出走条件に関しては、1938年の第2回(春)に芝2700m(3歳以上)に変更されて、第3回(秋)から芝3200m(4歳以上)となり、1944年に(春)の競走が京都競馬場へ変更となった。以後、長年この条件で施行されてきたが、1984年の番組改編に伴い(秋)の施行距離が2000mに短縮、更に1987年からは3歳以上に変更された。これにより、(春)は古馬による長距離No.1決定戦、(秋)は3歳以上馬の中距離No.1決定戦とする現在の体系が確立された。
レース名に関しては、第二次世界大戦の影響により中止となった1944年(秋)~46年(秋)の翌年(春)に「平和賞」に変更されて再開し、同年(秋)から現在の名称である「天皇賞」に改名された。なお、以前(1957~89年)は昭和天皇誕生日(4月29日)にて施行されており、レースの格があまりに偉大であることから、優勝馬はその名を汚さないように、以後の出走が制限されていた(いわゆる勝ち抜き制、1981年廃止)。
先述の(秋)の距離が短縮された1984年にグレード制導入によりG1に格付けされた後、1995年には地方所属馬が出走可能に。クラシック競走同様に優秀な繁殖馬の選定レースの意味合いが強かった為、内国産の牡馬・牝馬にしか出走資格が与えられなかったが、競馬の国際化に伴い、2000年からは外国産馬の出走が可能となり、2005年には国際G1競走に認定された。なお、国際競走として広く外国馬を受け入れる意味でも2008年からセン馬の出走も可能となっている。
また、「エンペラーズカップ」や「帝室御賞典競走」の名からもわかるとおり、当時の明治天皇より御賞典(菊花御紋付銀製花盛器)が下賜されてきた。しかし戦時中の貴金属不足により、以後1941年からは菊花御紋入りの木製楯に変更された。天皇賞を通称「盾」と呼ぶのはこの天皇盾に由来しており、1989~92年にかけて天皇賞(春)を制した武豊騎手が「平成の盾男」と呼ばれたのもこの為である。
上記のように長い歴史や伝統を築くことができた背景にはこの天皇賞(春)を勝利した数々の名馬の存在がある。近代競馬の最高傑作である英雄ディープインパクト、初の2連覇を果たしたメジロマックイーンやその3連覇を阻んだ死角ライスシャワー、変幻自在のレースを見せたマヤノトップガン、7冠馬の皇帝シンボリルドルフ、獲得賞金世界一を記録したテイエムオペラオーなど枚挙にいとまがない。
役者もさることながら、天皇賞(春)の舞台である淀の3200mが競馬ファンを引き付ける最大要因であることも間違いないだろう。2度の坂越えやペースを操る騎手の駆け引き、その時代のライバル対決などグランプリの宝塚記念や有馬記念と比べても遜色ない。本場イギリスでは3冠レースであるセントレジャーS(約2937m)が低迷し、ドバイWCなどに代表される2000mが世界的標準に移行しつつあるが、わが国ではこの天皇賞(春)の魅力が薄れることはまずないと言える。