2025年大阪杯(G1)特集

阪神11R/芝2000m/(国際)(指)
2024大阪杯_ベラジオオペラ

出走予定注目馬

牡4 美浦・国枝栄 厩舎
シックスペンス

目下6戦5勝の4歳牡馬。前走の中山記念はエコロヴァルツをゴール寸前で捉えて重賞3勝目をマークし、スローだったスプリングS、毎日王冠と違い、締まったペースに対応して好走できたことが大きな収穫となった。さらに上昇するレースレベルと1ハロン延長がカギとなるが、クセのないタイプだけに後者はそこまで気にしなくてもよさそう。新コンビの横山武史騎手と戴冠を狙う。

桜花賞を制してオークス2着、秋華賞3着と牝馬三冠全てで存在感を示し、チェルヴィニアとともにクラシックを盛り上げたエピファネイア産駒。前走の香港ヴァーズは3着に終わったが、クラシックディスタンスで歴戦の古馬相手に堂々たる戦いぶりだった。キャリアで大きく崩れた舞台がなく、阪神芝2000mもベストではないだろうが十分守備範囲、勝負になる。

抜群の操縦性とレースセンスが武器の昨年覇者。前走の有馬記念ではベスト距離より長い2500mだけに最後は止まったものの、勝ち馬レガレイラから0秒2差4着に粘って現5歳世代の意地を見せた。夏に弱いため秋は調整が難しいが、春先は例年調子を上げてくるのが特徴で、今年も軽快に調教を消化。相手は昨年より格段に強いが、適性面はメンバー中随一、連覇のシーンまであっていい。

5歳牡馬ながら大事に使われてキャリア9戦、連対を外したのは勝ち馬サトノグランツから0秒1差4着だった神戸新聞杯のみという堅実派。昨年はアンドロメダステークス、中日新聞杯とデシエルトに連敗を喫するも、年明け初戦の日経新春杯ではハイペースを利して重賞初制覇を飾った。あの鮮やかな勝ちっぷりならば本番でも見せ場をつくりそうだ。

名繁殖クロウキャニオンの最高傑作。2歳時にホープフルSで3着に入ったが決して早熟タイプではなく、6歳シーズンの昨年は長期休養明けの金鯱賞で3着、鳴尾記念を勝って新潟大賞典でも3着に入り、7歳初戦となった京都記念はタフな馬場をスイスイ伸びて重賞3勝目を飾った。毎日王冠7着のように3ハロン勝負は不得手だが、一定の上がりがかかる舞台なら戦える。

その他おととしの天皇賞(春)覇者、年内初戦にここを選択してきたジャスティンパレス、中山記念でほとんど勝ちに等しい2着だったエコロヴァルツ、天皇賞(秋)3着馬ホウオウビスケッツ、皐月賞2着馬コスモキュランダなどもG1タイトルへ向け虎視眈々。ドバイ遠征組に見劣りしない、春古馬三冠初戦にふさわしい豪華メンバーが集結した。

大阪杯(G1)出馬表

馬名性齢重量騎手
1ボルドグフーシュ牡658吉田隼人
2ホウオウビスケッツ牡558岩田康誠
3ラヴェル牝556北村友一
4ソールオリエンス牡558松山弘平
5ベラジオオペラ牡558横山和生
6ジャスティンパレス牡658鮫島克駿
7ヨーホーレイク牡758岩田望来
8カラテ牡958和田竜二
9コスモキュランダ牡458丹内祐次
10シックスペンス牡458横山武史
11デシエルト牡658池添謙一
12ステレンボッシュ牝456J.モレイラ
13ロードデルレイ牡558西村淳也
14エコロヴァルツ牡458M.デムーロ
15アルナシーム牡658横山典弘

前哨戦・重賞結果

2024.12.22 中山11R 芝2500m 16頭 晴 良
有馬記念

1着 レガレイラ (5人気)
2着 シャフリヤール (10人気)
3着 ダノンデサイル (2人気)
2024有馬記念_レガレイラ

2025.01.19 中京11R 芝2200m 16頭 晴 良
日経新春杯

2025.01.26 中山11R 芝2200m 18頭 晴 良
アメリカJCC

1着 ダノンデサイル (1人気)
2着 マテンロウレオ (6人気)
3着 コスモキュランダ (3人気)
2025アメリカJCC_ダノンデサイル

2025.02.16 京都11R 芝2200m 12頭 曇 稍重
京都記念

1着 ヨーホーレイク (5人気)
2着 リビアングラス (6人気)
3着 マコトヴェリーキー (7人気)
2025京都記念_ヨーホーレイク

2025.03.02 中山11R 芝1800m 16頭 晴 良
中山記念1着優先出走

1着 シックスペンス (2人気)
2着 エコロヴァルツ (3人気)
3着 ソウルラッシュ (1人気)
2025中山記念_シックスペンス

2025.03.16 中京11R 芝2000m 10頭 小雨 重
金鯱賞1着優先出走

出走予定馬の「調教後の馬体重」

出走予定馬の「調教後の馬体重」は下記となります。

馬名馬体重計量日計量
場所
前走
馬体重
アルナシーム4604/3(木)栗東448
エコロヴァルツ4964/2(水)栗東488
カラテ5524/2(水)栗東532
コスモキュランダ5164/2(水)美浦510
シックスペンス5084/3(木)美浦512
ジャスティンパレス4804/2(水)栗東468
ステレンボッシュ4754/3(木)美浦464
ソールオリエンス4724/3(木)栗東472
デシエルト5424/2(水)栗東536
ベラジオオペラ5184/3(木)栗東512
ホウオウビスケッツ5284/3(木)美浦504
ボルドグフーシュ5244/3(木)栗東506
ヨーホーレイク5364/3(木)栗東534
ラヴェル4864/3(木)栗東480
ロードデルレイ4964/2(水)栗東490
  • 馬体重の数値は「kg」。
  • 開催場以外で計量した競走馬については、計量後に開催場へ「輸送」しています。
  • 馬体重は、「調教」「輸送」「飼付」「排糞」等により、常に大きく変動します。
  • 上記馬体重は、あくまでも計量時のデータであり、レース当日の馬体重とは異なります。
  • レース当日に発表する馬体重は、発走時刻の概ね70分前に計量しています。
  • 前走が海外の競馬であっても馬体重を計量している場合には、「前走馬体重」を表記しています。

詳細については、JRAのHPをご確認ください。

特別登録 日本馬のレーティング順位

レーティング順位の上位5頭は他の日本馬より優先して出走できます。

順位馬名レーティング備考
1ジャスティンパレス119
2ベラジオオペラ118
3ステレンボッシュ114牝馬
4コスモキュランダ118
5シックスペンス117
6ホウオウビスケッツ117
7ソールオリエンス117
8ロードデルレイ116
9エコロヴァルツ114
10ラヴェル109牝馬
11デシエルト113
12ヨーホーレイク112
13アルナシーム112
14キングズパレス112
  • 3/24(月)JRA発表。
    4/1(火)までに他のレースに出走した場合、レーティング順位は変更となる場合があります。詳細については、JRAのHPをご確認ください。

大阪杯プレレーティング

馬名2024年度
JPN
ランキング
2025年度
レーティング
最高値
2025年
レーティング該当レース
(2024年該当レース)
アルナシーム110 M112 I中山金杯1着
(中京記念1着)
エコロヴァルツ109 M114 M中山記念2着
(ディセンバーS1着)
カラテ
キングズパレス108 I112 I金鯱賞3着
(新潟記念3着)
コスモキュランダ118 I114 LAJCC3着
(皐月賞2着)
シックスペンス117 M117 M中山記念1着
(毎日王冠1着)
ジャスティンパレス119 L(ジャパンC5着)
ステレンボッシュ114 M,L(桜花賞1着
優駿牝馬2着)
ソールオリエンス117 L(宝塚記念2着)
デシエルト113 I111 I金鯱賞4着
(中日新聞杯1着)
バビット108 L109 L京都記念4着
(京都記念3着)
ベラジオオペラ118 L(有馬記念4着)
ホウオウビスケッツ117 I116 I金鯱賞2着
(天皇賞(秋)3着)
ボルドグフーシュ103 I108 LAJCC4着
(チャレンジC4着)
ヨーホーレイク112 I112 L京都記念1着
(鳴尾記念1着)
ラヴェル109 I,L(エリザベス女王杯2着
チャレンジC1着)
ロードデルレイ108 I116 L日経新春杯1着
(白富士S1着
中日新聞杯2着)

【プレレーティング表の見かた】
(1)レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、着差・負担重量・過去の勝馬との比較などをもとに、国際的に統一された基準により、数値化したものです。
(2)ここに示すプレレーティング表は、登録各馬が本年度のレースで獲得した最高値(原則として、G1・Jpn1競走は6着まで、その他の重賞・オープン競走は4着までが対象)と、昨年度のJPNサラブレッドランキングの数値を掲載しています。
(3)空欄の馬は、上記(2)の基準を満たしていない馬です。
(4)レーティングに付随するアルファベット(SMILE)は、そのレーティングを獲得したレースの競走距離を示すもので、区分は以下のとおりです。
S 【Sprint】 1,000m-1,300m [1,000m-1,599m(CAN/USA)]
M 【Mile】 1,301m-1,899m [1,600m-1,899m(CAN/USA)]
I 【Intermediate】 1,900m-2,100m
L 【Long】 2,101m-2,700m
E 【Extended】 2,701m-
※詳細については、JRAのHPをご確認ください。

大阪杯(G1)歴代優勝馬

2024.03.31 阪神11R 芝2000m 16頭 晴 良
大阪杯

ベラジオオペラ
単勝 5.5倍 (2人気)
1:58.2 (34.9)
横山和生騎手
牡4 栗東・上村洋行厩舎
2024大阪杯_ベラジオオペラ

2023.04.02 阪神11R 芝2000m 16頭 晴 良
大阪杯

ジャックドール
単勝 3.6倍 (2人気)
1:57.4 (35.3)
武豊騎手
牡5 栗東・藤岡健一厩舎
2023大阪杯_ジャックドール

2022.04.03 阪神11R 芝2000m 16頭 曇 良
大阪杯

ポタジェ
単勝 58.7倍 (8人気)
1:58.4 (35.3)
吉田隼人騎手
牡5 栗東・友道康夫厩舎
2022大阪杯_ポタジェ

2021.04.04 阪神11R 芝2000m 13頭 雨 重
大阪杯

レイパパレ
単勝 12.2倍 (4人気)
2:01.6 (36.8)
川田将雅騎手
牝4 栗東・高野友和厩舎
2021大阪杯_レイパパレ

2020.04.05 阪神11R 芝2000m 12頭 晴 良
大阪杯

ラッキーライラック
単勝 4.1倍 (2人気)
1:58.4 (33.9)
M.デムーロ騎手
牝5 栗東・松永幹夫厩舎
2020大阪杯_ラッキーライラック

データ分析

脚質

脚質成績勝率連対率3着内率
逃げ3-1-1-627.3%36.4%45.5%
先行5-5-4-2413.2%26.3%36.8%
差し1-3-5-481.8%7.0%15.8%
追込1-1-0-342.8%5.6%5.6%

人気

人気成績勝率連対率3着内率
1番人気2-2-2-420.0%40.0%60.0%
2番人気4-1-1-440.0%50.0%60.0%
3番人気0-2-0-80.0%20.0%20.0%
4番人気2-1-3-420.0%30.0%60.0%
5番人気0-1-0-90.0%10.0%10.0%
6-9番人気2-3-2-335.0%12.5%17.5%
10番人気以下0-0-2-500.0%0.0%3.8%

枠番

枠番成績勝率連対率3着内率
1枠0-2-0-120.0%14.3%14.3%
2枠0-0-1-130.0%0.0%7.1%
3枠2-2-1-1211.8%23.5%29.4%
4枠2-1-1-1411.1%16.7%22.2%
5枠2-1-2-1410.5%15.8%26.3%
6枠2-2-1-1510.0%20.0%25.0%
7枠1-1-3-155.0%10.0%25.0%
8枠1-1-1-175.0%10.0%15.0%

前走着順

前走着順成績勝率連対率3着内率
1着2-1-5-265.9%8.8%23.5%
2着4-1-2-1518.2%22.7%31.8%
3着0-3-1-150.0%15.8%21.1%
4着1-0-0-811.1%11.1%11.1%
5着1-2-0-98.3%25.0%25.0%
6-9着2-3-1-236.9%17.2%20.7%
10着以下0-0-1-160.0%0.0%5.9%

ステップレース

レース成績勝率連対率3着内率
香港カップ1-1-0-416.7%33.3%33.3%
有馬記念2-2-0-816.7%33.3%33.3%
AJCC0-0-1-60.0%0.0%14.3%
京都記念1-3-2-164.5%18.2%27.3%
小倉大賞典0-0-1-120.0%0.0%7.7%
中山記念2-1-2-179.1%13.6%22.7%
金鯱賞3-2-1-2210.7%17.9%21.4%
その他1-1-3-273.1%6.3%15.6%

年齢

年齢成績勝率連対率3着内率
4歳馬4-4-5-309.3%18.6%30.2%
5歳馬6-5-4-3711.5%21.2%28.8%
6歳馬0-1-1-240.0%3.8%7.7%
7歳上0-0-0-210.0%0.0%0.0%

所属

所属成績勝率連対率3着内率
関東馬0-2-2-360.0%5.0%10.0%
関西馬10-8-8-769.8%17.6%25.5%

性別

性別成績勝率連対率3着内率
牡馬・セン馬7-7-8-995.8%11.6%18.2%
牝馬3-3-2-1314.3%28.6%38.1%

騎手

順位騎手成績勝率連対率3着内率
1武豊2-2-1-133.3%66.7%83.3%
2M.デムーロ2-0-1-525.0%25.0%37.5%
3川田将雅1-3-1-312.5%50.0%62.5%
4北村友一1-1-0-320.0%40.0%40.0%
5ルメール1-1-0-225.0%50.0%50.0%
6横山典弘1-0-1-514.3%14.3%28.6%
7横山和生1-0-1-050.0%50.0%100.0%
8吉田隼人1-0-0-233.3%33.3%33.3%
9池添謙一0-1-2-50.0%12.5%37.5%
9福永祐一0-1-2-50.0%12.5%37.5%

調教師

順位調教師成績勝率連対率3着内率
1池江泰寿1-1-1-611.1%22.2%33.3%
2高野友和1-1-1-220.0%40.0%60.0%
3角居勝彦1-1-1-125.0%50.0%75.0%
4清水久詞1-1-0-050.0%100.0%100.0%
5友道康夫1-0-1-136.7%6.7%13.3%
6音無秀孝1-0-0-712.5%12.5%12.5%
7藤岡健一1-0-0-150.0%50.0%50.0%
7庄野靖志1-0-0-150.0%50.0%50.0%
9松永幹夫1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
9上村洋行1-0-0-0100.0%100.0%100.0%

馬主

順位馬主成績勝率連対率3着内率
1サンデーR2-2-1-914.3%28.6%35.7%
2キャロット1-2-0-611.1%33.3%33.3%
3大野商事1-1-0-050.0%100.0%100.0%
4金子真人HD1-0-1-117.7%7.7%15.4%
5近藤英子1-0-0-150.0%50.0%50.0%
5前原敏行1-0-0-150.0%50.0%50.0%
7大島昌也1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
7NICKS1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
7林田祥来1-0-0-0100.0%100.0%100.0%
10前田晋二0-1-1-00.0%50.0%100.0%

生産者

順位生産者成績勝率連対率3着内率
1ノーザンF6-4-4-519.2%15.4%21.5%
2社台F1-1-2-126.3%12.5%25.0%
3ヤナガワ牧場1-1-0-050.0%100.0%100.0%
4辻牧場1-0-0-420.0%20.0%20.0%
5クラウン日高牧場1-0-0-150.0%50.0%50.0%
6ノースヒルズ0-1-1-10.0%33.3%66.7%
7追分F0-1-0-30.0%25.0%25.0%
8村田牧場0-1-0-20.0%33.3%33.3%
9下河辺牧場0-1-0-10.0%50.0%50.0%
10社台C白老F0-0-1-50.0%0.0%16.7%

種牡馬

順位種牡馬成績勝率連対率3着内率
1ディープインパクト5-3-5-2812.2%19.5%31.7%
2ブラックタイド1-1-0-050.0%100.0%100.0%
3ハーツクライ1-0-0-910.0%10.0%10.0%
4モーリス1-0-0-420.0%20.0%20.0%
5ロードカナロア1-0-0-233.3%33.3%33.3%
5オルフェーヴル1-0-0-233.3%33.3%33.3%
7ハービンジャー0-2-0-50.0%28.6%28.6%
8ドゥラメンテ0-1-1-00.0%50.0%100.0%
9ルーラーシップ0-1-0-40.0%20.0%20.0%
10バゴ0-1-0-10.0%50.0%50.0%
10ディープブリランテ0-1-0-10.0%50.0%50.0%

※過去10年の大阪杯集計

レースガイド

■春シーズンの古馬中距離G1レース

1957年に当時の5歳以上馬の重賞競走として創設された「大阪杯(阪神・芝1800m)」を前進とする。1972年第16回より芝2000mとなり、1981年第25回から開催時期が桜花賞の前週へ変更された。名称に関しては1964年第8回より「サンケイ大阪杯」に変更され、1989年第33回から「産経大阪杯」に改称さている。

1984年のグレード制導入によりG2に格付。1995年には地方所属馬が出走可能となり、2003年からは外国馬の出走も可能となった。その後、2004年に国際G2競走に認定。2014年からは1着馬に天皇賞(春)の優先出走権が付与されることとなった。そして、2017年より春競馬での中距離路線の拡充を目的としてG1に昇格、名称も「大阪杯」となった。

G2競走時代から、本競走の勝ち馬には後のG1馬や活躍馬が多数おり、阪神競馬場での伝統競走として定着している。日本馬としてジャパンカップを初めて制したカツラギエース(1984年)、幾度の名勝負を演じたトウカイテイオー(1992年)とメジロマックイーン(1993年)、女傑と呼ばれるエアグルーヴ(1998年)やダイワスカーレット(2008年)、3冠馬オルフェーヴル(2013年)などそうそうたる顔ぶれだ。

晴れてG1競走として施行される本競走は、近年の一流中距離馬が諸外国へ遠征する傾向を防ぐ大きな役割を担う。海外で日本馬が活躍することは競馬ファンにとって嬉しいことだが、やはり身近な国内で、白熱したレースを見たいと言うのが本望だろう。そういう意味でも本競走の今後の更なる発展を期待したい。