【2025年最新】JRA(中央競馬)が開催中止になった過去の主な事例まとめ

JRA(中央競馬)が開催中止になった過去の主な事例まとめ

JRA(中央競馬)が開催中止になった過去の主な事例をまとめたページです。天変地異を中心としたイレギュラーな事態が発生し、安全な競馬の実施が困難であると判断される場合、開催がとりやめ(中止)となるケースがあります。中止となる要因やその規模によって対応はまちまちで、代替競馬が行われるかどうかも各事例によって分かれています。

①2019年5月4日 ひょう(雹)による開催中止(東京競馬場)

2019年5月4日、東京競馬場に午後から突然大量のひょうが降り始め、人馬ともに危険なコンディションに急変。10レース以降の3レースがとりやめになりました。同日にはダービートライアルのプリンシパルステークスがメインに組まれていましたが、出馬登録のやり直しを経て翌週日曜日・12日(ヴィクトリアマイルがメインレース)の10Rに延期されました。ただでさえダービーへはタフなローテーションとなる同レースですが、さらに1週間隔が詰まって中1週となってしまい、勝って優先出走権を得たザダルは本番の日本ダービーへ出走しませんでした。

②2013年1月14日 降雪による開催中止(中山競馬場)

2013年1月14日、京成杯がメインだった中山開催は大雪の中開催に踏み切りましたが、途中から勢いが強くなり安全が確保できない状態に。5R~12Rが中止となり、翌週月曜日の21日に「続行競馬(レースの半数以上を取り止めた場合、出馬投票やり直しの上、開催日を変更して途中から行われる開催のこと)」として施行されました。改めて開催された京成杯はのちに長距離路線で活躍するフェイムゲームが未勝利戦からの連勝で重賞初制覇を飾っています。

③2020年3月29日 降雪による開催中止(中山競馬場)

2020年3月29日も上記のケースと同様、降雪により安全が確保できない状態となり、3R以降の中止が決定。31日に続行競馬として施行されました。

④2019年10月12日、13日 台風による開催中止(東京競馬場)

2019年10月は日本列島を台風19号が襲い、競馬開催にも影響を与える事態に。おりしも3日間開催とオペレーションが難しい状況の中、秋華賞ウィークの京都開催は無事に全レースを終えることができたものの、東京競馬は土日ともに開催ができず、15日・21日にそれぞれ延期されました。

⑤2011年3月12日、13日 地震による開催中止(中山・阪神・小倉競馬場)

2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響で、同週に予定されていた競馬は全て中止に。未曾有の被害規模や電力事情のひっ迫など副次的な要因もあいまって、重賞スケジュール・開催場を筆頭に広範囲な変更がなされました。

⑥2025年2月8日 雪による開催中止(京都競馬場)

近畿地方、東海、北陸地方を中心にして猛烈な雪が降り、各地の高速道路や国道が通行止めとなる事態に。京都・小倉競馬場での前日発売が中止になり、小倉競馬場は無事開催にこぎつけたものの、京都競馬場はコース上の降雪が激しく、中止となりました。