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【アルゼンチン共和国杯】レッドバンデ 突き抜けた 成長実感の大竹師「ふさわしい舞台」

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併せで追い切るレッドバンデ(右) (撮影・村上 大輔)
 実績馬に挑戦状を叩きつける。東京の長距離ハンデ重賞「第64回アルゼンチン共和国杯」の最終追いが4日、行われた。昨秋菊花賞5着など重賞で好走してきたレッドバンデはWコースで併せ馬。抜群の手応えで先着した。条件戦の前走昇仙峡Sを順当勝ち。5度目の重賞挑戦で初Vをつかむ。

 実りの4歳秋を迎えた。レッドバンデの滑らかで力強い動きにホレボレする。Wコースでポッドクロス(3歳1勝クラス)を2馬身追走。序盤からスムーズに折り合い、直線では内に進路を取る。6F84秒3〜1F11秒5(馬なり)。手綱を抑えたまま一瞬で並びかけ、グイッと半馬身先着。ゴール後の1コーナーでは突き抜ける勢いだった。

 見守った大竹師は「先週ある程度やったことで反応も良かったですね。復帰戦の前回(昇仙峡S1着)とは全然動きが違います」と笑顔で切り出した。

 前走3勝クラスを勝ってオープン入りしたばかりだが、重賞を勝っていてもおかしくない実績を残してきた。3歳春のG2青葉賞(4着)はダービー優先出走権まであと一歩。G2セントライト記念(3着)はミュージアムマイルと0秒1差。菊花賞(5着)で掲示板入り。指揮官は「3歳の時は(ハミを)かむ傾向がありましたが、年を重ねてそういう心配が一切なくなった」と操縦面の成長を強調した上で言葉を継いだ。

 「最初は東京は一番合わないかなと思っていましたが、一番結果が出ていますからね。器用さがあるわけではないので広いコースがいいのでしょう。それに(関西への)長距離輸送では減る傾向にあるので」

 東京で5戦3勝、全て2400メートルで挙げている。単勝1・5倍の人気に応えた前走も“格の違い”を見せた。重賞未勝利ながらハンデは57キロ。同師は「チャッピー(ChatGPT)に聞いたら、55〜56キロと言っていたんですけど…」と笑ったが、重賞で善戦した力を認められた証拠だろう。

 舞台も出来も整った。トレーナーは「2勝クラスで挑戦したG1(菊花賞)で5着にきたのが、間違ってきたわけではないのを前走で証明してくれた。重賞?ここが彼がいるのにふさわしい舞台と思っています」と目を輝かせ、再コンビの佐々木に重賞初Vの思いを託した。
(C)スポーツニッポン