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得意の庭でレジェンドが魅せた。クラシック最終戦「第87回菊花賞」が25日、京都競馬場で行われ、武豊(57)騎乗の3番人気ゴーイントゥスカイが差し切りV。鞍上は自身の持つ菊花賞最多勝利記録を6勝に更新し、宝塚記念に続く今年JRA・G13勝目を挙げた。管理する上原佑紀師(36)は平成生まれの調教師初となるJRA・G1制覇。また、史上9頭目のクラシック3冠に挑んだ1番人気ロブチェンは直線で伸びを欠き、14着に惨敗した。
レジェンドが最も苦しんでつかみ取った菊の大輪。レース後、引き揚げて来た武豊はゴーイントゥスカイの馬上で、何度も自分を指さし「おれ?おれ?」と確認した。ゴール前で外から迫って来たバステールと“鼻差”の着差は、過去の5勝を上回る接戦だった。「ゴールした瞬間は分からなかったけど、川田君が悔しがっていたので勝ったのかなと。空気を読まなくて申し訳ない気持ちもありますが…」とユーモアを交えながらも、3冠阻止にしてやったりの表情を浮かべた。
大逃げするキンググローリーに競馬場内がどよめく中、中団のインで経済コースを確保。勝負どころの2周目3〜4角では2冠馬ロブチェンが外から動いて来たが、じっと我慢。直線で馬場の真ん中にスペースができるとゴーサインを出した。「強い馬がいましたけど自分の競馬に徹しようと思っていたので、あまり意識せずに」。最も菊の勝ち方を知る男は冷静だった。「直線で進路が空いた瞬間に反応してくれたし、残り200メートルくらいで勝てるなと思った」と回顧。ゴール前で強襲してきたバステールも抑えて勝利に導いた。
4月の青葉賞Vからコンビを組み、この日が4度目の騎乗。「今までこの馬に乗ってきて、いろいろ考えて一番いい乗り方をしたいと思っていた。ダービー(4着)でいいレースができて、秋は菊花賞が十分狙えると思っていた。調教師やスタッフと話をして、いい方向に向かって結果が出てうれしい」とかみしめた。
57歳のレジェンドとタッグを組んだ36歳の上原佑師は、平成生まれの調教師として初のJRA・G1制覇。若きトレーナーは「ダービーが終わった後、チーム一丸となってここに向けてやってきた。ジョッキーが自由自在に動かせられるようにつくってきたし、折り合いが完璧についていました。(馬場が)良に変わった時に流れが来たと思いました」と笑みを浮かべた。
20年に無敗でクラシック3冠を達成した父コントレイルにとっては産駒のG1初制覇。武豊が主戦を務めた祖父ディープインパクトを含め、父子3代の菊花賞制覇は史上初の快挙となった。鞍上は「長くやっているし、競馬らしい奥深さを感じる勝利になった」としみじみ語る。世代の頂点に立った相棒は、これから古馬との戦いが待っている。指揮官は「レースを重ねるごとに上手になっているし、体もまだ完成途上。この馬の強みを伸ばしていきたい」とさらなる活躍を見据えた。ラスト1冠で開花した菊花賞馬が、今後の競馬界を引っ張っていく。
《フィールドレーシング 待望の初G1制覇》馬主のフィールドレーシングは、これが待望のG1初制覇となった。代表の桑野隆司氏は信じられないといった表情。「何がなんだか分かりません。まさか勝てるとは。本当に勝てるとは思っていませんでした。頭が真っ白です」と話す。オーナーにとって菊花賞はダービー以上に価値のあるG1だったという。「ナリタブライアンが勝った菊花賞(94年)を見て、オーナーを目指しました。今日は本当に感無量です」と喜びを爆発させた。
《千代田牧場 5年ぶりG1V》生産牧場は新ひだか町の名門・千代田牧場。菊花賞は5頭目の出走で、待望の初勝利となった。JRA・G1は21年の阪神JF(サークルオブライフ)以来、通算10勝目。同牧場の飯田貴大代表取締役も興奮を隠せない。「本当に信じられない気持ち。感無量です。武豊騎手の手腕が光るレースだったと思います。前回のレースぶりが生きたと思います。本当にうれしいです」と喜びをかみしめた。
ゴーイントゥスカイ 父コントレイル 母ゴーイントゥザウィンドウ(母の父タピット)23年3月12日生まれ 牡3歳 美浦・上原佑厩舎所属 馬主・フィールドレーシング 生産者・北海道新ひだか町の千代田牧場 戦績7戦3勝(重賞2勝目) 総獲得賞金3億4429万8000円 馬名の由来は空を目指し、高い目標や夢を追い求める。
レジェンドが最も苦しんでつかみ取った菊の大輪。レース後、引き揚げて来た武豊はゴーイントゥスカイの馬上で、何度も自分を指さし「おれ?おれ?」と確認した。ゴール前で外から迫って来たバステールと“鼻差”の着差は、過去の5勝を上回る接戦だった。「ゴールした瞬間は分からなかったけど、川田君が悔しがっていたので勝ったのかなと。空気を読まなくて申し訳ない気持ちもありますが…」とユーモアを交えながらも、3冠阻止にしてやったりの表情を浮かべた。
大逃げするキンググローリーに競馬場内がどよめく中、中団のインで経済コースを確保。勝負どころの2周目3〜4角では2冠馬ロブチェンが外から動いて来たが、じっと我慢。直線で馬場の真ん中にスペースができるとゴーサインを出した。「強い馬がいましたけど自分の競馬に徹しようと思っていたので、あまり意識せずに」。最も菊の勝ち方を知る男は冷静だった。「直線で進路が空いた瞬間に反応してくれたし、残り200メートルくらいで勝てるなと思った」と回顧。ゴール前で強襲してきたバステールも抑えて勝利に導いた。
4月の青葉賞Vからコンビを組み、この日が4度目の騎乗。「今までこの馬に乗ってきて、いろいろ考えて一番いい乗り方をしたいと思っていた。ダービー(4着)でいいレースができて、秋は菊花賞が十分狙えると思っていた。調教師やスタッフと話をして、いい方向に向かって結果が出てうれしい」とかみしめた。
57歳のレジェンドとタッグを組んだ36歳の上原佑師は、平成生まれの調教師として初のJRA・G1制覇。若きトレーナーは「ダービーが終わった後、チーム一丸となってここに向けてやってきた。ジョッキーが自由自在に動かせられるようにつくってきたし、折り合いが完璧についていました。(馬場が)良に変わった時に流れが来たと思いました」と笑みを浮かべた。
20年に無敗でクラシック3冠を達成した父コントレイルにとっては産駒のG1初制覇。武豊が主戦を務めた祖父ディープインパクトを含め、父子3代の菊花賞制覇は史上初の快挙となった。鞍上は「長くやっているし、競馬らしい奥深さを感じる勝利になった」としみじみ語る。世代の頂点に立った相棒は、これから古馬との戦いが待っている。指揮官は「レースを重ねるごとに上手になっているし、体もまだ完成途上。この馬の強みを伸ばしていきたい」とさらなる活躍を見据えた。ラスト1冠で開花した菊花賞馬が、今後の競馬界を引っ張っていく。
《フィールドレーシング 待望の初G1制覇》馬主のフィールドレーシングは、これが待望のG1初制覇となった。代表の桑野隆司氏は信じられないといった表情。「何がなんだか分かりません。まさか勝てるとは。本当に勝てるとは思っていませんでした。頭が真っ白です」と話す。オーナーにとって菊花賞はダービー以上に価値のあるG1だったという。「ナリタブライアンが勝った菊花賞(94年)を見て、オーナーを目指しました。今日は本当に感無量です」と喜びを爆発させた。
《千代田牧場 5年ぶりG1V》生産牧場は新ひだか町の名門・千代田牧場。菊花賞は5頭目の出走で、待望の初勝利となった。JRA・G1は21年の阪神JF(サークルオブライフ)以来、通算10勝目。同牧場の飯田貴大代表取締役も興奮を隠せない。「本当に信じられない気持ち。感無量です。武豊騎手の手腕が光るレースだったと思います。前回のレースぶりが生きたと思います。本当にうれしいです」と喜びをかみしめた。
ゴーイントゥスカイ 父コントレイル 母ゴーイントゥザウィンドウ(母の父タピット)23年3月12日生まれ 牡3歳 美浦・上原佑厩舎所属 馬主・フィールドレーシング 生産者・北海道新ひだか町の千代田牧場 戦績7戦3勝(重賞2勝目) 総獲得賞金3億4429万8000円 馬名の由来は空を目指し、高い目標や夢を追い求める。
(C)スポーツニッポン