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【菊花賞】ロブチェン 3冠夢散14着に沈む 杉山晴師「距離の壁が出たと言わざるを得ない」

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14着に敗れたロブチェン(撮影・亀井 直樹) 
 痛いほどの視線を浴びながら馬群に沈んだロブチェン。史上9頭目の3冠馬誕生はならなかった。直線は首位争いからはるか後方。14着に敗れた。主戦の松山は震える気持ちを抑え、静かに口を開いた。

 「3冠が懸かった大一番で結果を出せず、申し訳ありません」

 スタートから不運に見舞われた。積極策も予想されたが真逆。完全に置かれ気味になり、後方からの競馬を強いられた。1周目のスタンド前を後方から5、6番手で通過。5万人超の大観衆がざわつく。徐々に押し上げ、最終4角を5番手で回ったが、直線は盛り返すどころか、完全に脚をなくした。「自分の中で想定していたイメージと違う競馬に。しっかりポジションを取って、スタミナを生かす競馬がしたかった」と悔しさをにじませた。

 送り出した杉山晴師は冷静に敗戦を受け止める。「体形的に3000メートルがどうかと言い続けてきました。この世代で能力が抜けているなら、カバーできるのではないかと期待して臨んだ。最後に脚が上がってしまったのは、距離の壁が出たと言わざるを得ない」と唇を固く結び、競馬場を後にした。夢はかなわなかったが、苦汁をなめたラスト1冠が新たな戦いの起点となる。
(C)スポーツニッポン