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【中京2歳S】前川恭子師 JRA女性調教師初の重賞制覇に「勝ってくれてホッとしました」

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表彰式で関係者と笑顔で記念撮影をする前川恭子師(左から2人目)=撮影・椎名 航
 G3「中京2歳S」をジーティーマイカ(牝、父シスキン)で制してJRA女性調教師初の重賞制覇を成し遂げた前川恭子師(49)はレース後、次の通りコメントした。

 「調教が良くて、文句をつけるところがないぐらい順調に来ていました。勝てるだろうと思っていたので、その通り本当に勝ってくれてホッとしました。1200メートルで(新馬戦に)下ろしたけど、マイラーかなと思っていたので、1400メートルだとこういう競馬になるだろうと思っていた。調教でもリラックスを重点に調整していたのでそれが結果につながりました。スタッフも凄く頑張ってくれていましたし、ミックスセール出身で開業前の時点から預けてくださっていたオーナーの気持ちに応えられて良かったです。去年はあまり成績が良くなかったけど、凄く厩舎がまとまって、そのいい雰囲気が結果につながっている。2歳世代もいい馬を預けてくださっているオーナーに感謝しかないですね。(女性トレーナーということで)走るのは私ではないけど、注目していただいて応援してくださっているのはうれしい限りです。今後は阪神JFが目標になると思いますが、そこまでにレースを挟むかはオーナーと相談して決めたいと思います」

 ◇前川 恭子(まえかわ・きょうこ)1977年(昭52)4月9日生まれ、千葉県富里市出身の49歳。筑波大卒業後、牧場で経験を積み、2003年7月にJRA競馬学校厩務員課程入学。同10月から栗東・崎山博樹厩舎で厩務員を経て調教助手。ウエスタンダンサーの担当スタッフを務め、08年京阪杯を制した。厩舎解散に伴って19年3月に坂口智康厩舎へ。23年12月、調教師試験に合格し、JRA初の女性調教師となった。25年3月に厩舎を開業、同月23日の阪神4RミトノオルフェでJRA初勝利。JRA通算428戦21勝(うち重賞1勝)。

 【地方競馬&海外競馬の女性調教師】

 地方競馬ではこれまで11人の女性調教師が誕生し、現在も9人が現役で活躍している。重賞制覇も珍しくなく、川崎の安池成実師(66)は2005年の桜花賞(浦和)をミライで制覇。浦和の平山真希師(46)はエンパイアペガサスとナニハサテオキで計4勝を挙げている。ばんえい競馬の谷あゆみ師(60)は7月、ばんえい大賞典を制し、同競馬史上初めて女性調教師の重賞制覇を成し遂げた。

 また海外では13&14年凱旋門賞馬トレヴを管理したクリスチャン・ヘッドマーレック師(77、引退)、オーストラリアで殿堂入りしているゲイ・ウォーターハウス師(71)など数多くの女性トレーナーが活躍。今年、米国のケンタッキーダービーはシェリー・ドゥヴォー師(44)が管理するゴールデンテンポが勝ち、女性調教師初Vの快挙となった。
(C)スポーツニッポン