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【英シャーガーC】武豊 個人戦5位タイ「満足できる1日でした」 ムーアが個人戦&チームでも優勝

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シャーガーカップで世界選抜を結成した(右から)武豊、ジェイミー・メルハム、スラジ・ナレドゥ(C)Megan Rose Photography
 世界の12人のトップジョッキーによるチーム対抗戦「シャーガーカップ」が8日、英国の首都ロンドン近郊のアスコット競馬場で開催され、武豊(57)が8年ぶり9度目の出場を果たした。世界選抜の一員として5鞍に騎乗し、第2戦3着、第3戦2着と見せ場十分。チーム戦は4位ながら個人戦5位タイに食い込んだ。20年ぶり出場のライアン・ムーア(42)がシルバーサドル賞(個人戦優勝)を獲得。英国&アイルランド選抜を優勝に導いた。

 シャーガーカップ通算5勝目を挙げることはできなかったが存在感を示した。武豊は芝3190メートルの第2戦シャーガーカップ・ステイヤーズで5番人気3着。第3戦シャーガーカップ・チャレンジ(芝2390メートル)も7番人気2着と見せ場をつくった。大手ブックメーカー、英ベットフレッド社がシルバーサドル賞のオッズを11番人気タイの51倍に設定したように騎乗馬はいずれも伏兵視された立場。冷静なリードで相棒の末脚を引き出し、個人戦5位タイ(他3鞍は10、5、10着)と奮闘した。「久しぶりにアスコットに来て、素晴らしいジョッキーたちと乗れて楽しかったし、乗りがいがありました。勝てなかったのは残念だけど個人的にはいいレースができたかな、というところもあって満足できる一日でした」と充実感を漂わせた。

 メイショウタバルとの名コンビでサマーグランプリ宝塚記念連覇、ゆかりの地・函館で決めた通算5000勝、そしてシャーガーカップ。熱く、話題満載の夏はまだ続いていく。英国を離れ、今週はフランスへ。「シックスペンスとジャックルマロワ賞(16日、ドーヴィル)に挑み、それが終われば札幌のワールドオールスタージョッキーズ。そこもまた世界からいいジョッキーが来るので日本代表としていいレースをして、ファンの皆さんの期待に応えられるよう頑張ります」と気持ちを新たにした。

 ≪ムーア個人戦V チームでも優勝≫06年以来、20年ぶりの出場となったムーアが2勝、2着1回、3着1回。初出場の前回に続くシルバーサドル賞獲得でチームを優勝に導いた。第1戦シャーガーカップ・ダッシュ(芝1000メートル)で7着と出遅れたが、そこから挽回。続く4鞍全てで3着以内と手綱さばきがさえ渡った。ムーアは「とても素晴らしい成績を収められたし、楽しめました。ここに帰ってきて豊さん(武豊)やクリストフ(ルメール)といった、自分が子供の頃に憧れていたジョッキーに会えてうれしい。ファンの皆さんにも楽しんでいただけたのなら良かった」と笑顔。チームメートのオズボーン、マクモナグルと表彰式で喜びを分かち合った。

 ≪欧州選抜の主将 ルメールは2位≫4年ぶり3度目の出場のクリストフ・ルメール(47)は欧州選抜の主将を務めた。5、4、3、2、2着と続けて上位争い。チームは2位タイ、個人戦は単独2位に入った。ルメールは「今日は勝ち星を挙げることができなかったけど、うまくポイントを加算することができたし、チームのために全力を尽くしました」とやり切った表情。「素晴らしい馬たちに乗せていただき、みんな全てを出し切ってくれました。ここに来た価値は間違いなくあったし、参加できて本当に良かった。美しいコース、フェアなレース、そして世界中から集まったトップジョッキーと競い合えることが素晴らしい」と感謝し、アスコットを後にした。
(C)スポーツニッポン