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【アイビスSD】ピューロマジック連覇! 衝撃の日本レコード53秒5で重賞5勝目飾った

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<新潟7R・アイビスサマーダッシュ>田辺騎乗のピューロマジックが完勝
 サマースプリントシリーズ第3戦「第26回アイビスSD」は田辺裕信(42)騎乗の1番人気ピューロマジックが逃げ切って連覇を達成。前走の函館スプリントSに続く連勝で、重賞5勝目を飾った。勝ち時計53秒5は、02年カルストンライトオを超える芝1000メートルの日本レコードとなった。札幌メインの「第74回クイーンS」は1番人気ココナッツブラウンが差し切り重賞初勝利。鞍上の北村友一(39)が史上9人目のJRA全10場重賞制覇を飾った。

 反則級のスピードに越後路のファンがどよめいた。昨年王者ピューロマジックが余力十分にレコードV。02年カルストンライトオ、昨年の自身の記録を0秒2上回る53秒5をマークした。田辺は「ほとんどアクションを出さずにこの時計。本当にびっくり」と感嘆。続けて「凄いスピードでしたね」とパートナーの速力を絶賛した。

 3枠6番から好スタート。二の脚を利かせ、楽に外ラチ沿いのウイニングポジションを確保した。道中のリズムは抜群。残り200メートル過ぎであっさり後続を突き放し、その後は堂々の独り旅だ。2着との差はレース史上最大タイとなる3馬身。カノヤザクラ(08、09年)、ベルカント(15、16年)以来、3頭目の連覇を涼しい顔で達成してみせた。

 騎乗予定だった松山が負傷。急きょの乗り替わりだった鞍上は「(松山)弘平や前走乗っていた(北村)友一から癖は聞いていたし、その2人の言う通りに乗ろうと思っていた」と事前のプランを遂行し一発回答。「急に頂いたチャンスをものにできて良かった」と胸をなで下ろした。

 成長が顕著に分かる内容だった。ひと息で走ってしまう面があった同馬。昨年は息を入れることを学ばせるため、あえて差し競馬を選択した。あれから1年。厩舎の懸命な取り組みにより精神面が安定。安田師は飛行機トラブルのため現地入りがかなわなかったが「緊張感がある中で冷静さを保てている。がむしゃらになり過ぎずスピードを生かせるようになった」と愛馬の成長を称えた。

 今後は馬の様子を見て、セントウルS(9月6日、阪神)かスプリンターズS(同27日、中山)への出走を視野。進化した令和の韋駄天(いだてん)が、スプリント女王へ一直線に突き進む。

 ◆ピューロマジック 父アジアエクスプレス 母メジェルダ(母の父ディープインパクト) 21年2月18日生まれ 牝5歳 栗東・安田厩舎所属 馬主・スリーエイチレーシング 生産者・北海道新冠町の村田牧場 戦績20戦7勝(重賞5勝目) 総獲得賞金2億4373万3300円 馬名の由来は聖なる、純粋な(スペイン語)+可能にすること。

 ≪7年連続牝馬V≫牝馬は20年ジョーカナチャンから7年連続の白星。05〜11年の当レースでマークした、JRA牡牝混合重賞における牝馬の最多連勝タイ記録に並んだ。来年、記録更新となるか注目が集まる。
(C)スポーツニッポン