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【小倉記念】ゼンダンハヤブサ 重賞初V “穴の酒井”10番人気エスコート

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<小倉11R・小倉記念>レースを制したゼンダンハヤブサ(左)(撮影・岡田 丈靖)
 夏コクを締めくくるサマー2000シリーズ第3戦「第62回小倉記念」が19日、小倉競馬場で行われ、格上挑戦だった10番人気ゼンダンハヤブサが差し切って重賞初制覇を飾った。鞍上の酒井学(46)は昨年のチューリップ賞以来、JRA重賞20勝目。管理する橋田宜長師(37)は開業1年目で愛知杯のアイサンサンに続き、重賞2勝目を飾った。

 格上挑戦での番狂わせ。10番人気の伏兵ゼンダンハヤブサが夏コクのラストシーンを彩る劇的Vを飾った。5戦連続でコンビを組んだ酒井を背に、直線は前で粘る2頭の間をズバッと抜け出す。上がり3Fメンバー最速の34秒7で差し切った。重賞初挑戦でタイトルに導いた鞍上は「最高にうれしいです。千六を使ってきたので、なるべく距離に対応できるような1枠1番でいい枠でした。コースロスなく、馬のリラックスできるポジションで運ぶことができました」と喜びを爆発させた。

 鞍上にとってはJRA重賞20勝目。そのうち10勝は8番人気以下の伏兵で挙げている。この日も軽ハンデ52キロを最大限生かした好リード。「このレースを選んでいただいた橋田師に一番、感謝しています。目指そうという言葉がなかったらここは出られなかった。素晴らしいレース判断をしていただきました」と指揮官の選択を称えた。

 今年3月に開業したトレーナーは開業わずか19日目だった愛知杯(アイサンサン)で、初勝利が初重賞制覇という偉業を成し遂げたばかり。当時も12番人気の伏兵で波乱を演出しており、4カ月後に人気薄で再び重賞タイトルを手にした。開業初年度の重賞2勝は24年の福永師以来。「具合の良さを感じていたので、ひそかに自信を持っていたんですけど、うまく乗っていただいたと思います」と鞍上の好リードに感謝する。

 3勝クラスからの格上挑戦Vは20年以降の当レースでは4頭目。未知なる2000メートルの距離への挑戦にも手応えはあった。師は「転厩してから厩舎でのふるまいが落ち着いて、柔らかくなってきた。騎手、スタッフで話し合って距離を延ばしてもいいなと話していました」と明かす。「小倉は助手時代からいい思い出もあって(この勝利が)3勝目。相性もいいので大好きです」と笑顔がはじけた。

 まだ4歳で伸びしろたっぷり。真夏の小倉で輝いたハヤブサは、さらなる可能性を秘めて大きな舞台へ羽ばたいていく。 

 ゼンダンハヤブサ 父スマートオーディン 母オーガストウェイ(母の父アグネスタキオン)22年3月14日生まれ 牡4歳 栗東・橋田厩舎所属 馬主・小濱正智氏 生産者・北海道新冠町のスカイビーチステーブル 戦績18戦4勝(重賞初制覇) 総獲得賞金1億351万3000円 馬名の由来は冠名+ハヤブサ。
(C)スポーツニッポン