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【天皇賞・春】アドマイヤテラ充実!単走ラスト豪快11秒9 友道師も自信「いいレースしたい」

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ポリトラックコースを単走で追い切るアドマイヤテラ
 伝統の長距離G1「第173回天皇賞・春」の追い切りが29日、東西トレセンで行われた。阪神大賞典レコードVの余勢を駆るアドマイヤテラは、栗東ポリトラックで充実の走りを披露。同レース歴代最多8勝を誇る武豊(57)の手綱でタイトル獲得に挑む。史上6頭目の連覇が懸かるヘデントールは、美浦Wコースで木村厩舎流の3頭併せ。骨折からの完全復活へ向けて、態勢を整えた。

 往年の名ステイヤー達をほうふつさせる灰色の肢体が軽やかに弾んだ。阪神大賞典での圧巻のレコードVから中5週。アドマイヤテラは活気に満ちている。

 ポリトラック単走の最終追いは6F81秒9〜1F11秒9。直線半ばで仕掛けられるとストライドを豪快に拡張してみせた。見守った友道師は「大きなダメージもなく、在厩ですぐにここに向けて調整を進められた。今朝も凄くスムーズな動きで伸び伸びと走っていた。調教が終わった後の様子を見てもすがすがしい顔をしていた」と自信を深めた。

 満を持しての挑戦だ。昨春にオープン特別を勝利。そのまま天皇賞に駒を進めることも可能だったが、「まだ力不足だと思った。1年充電して出走しよう」と爪を研ぐことを選択。目黒記念、阪神大賞典と2つのG2を制し、今年は堂々主役の一頭に数えられる存在にまで飛躍した。「普段乗っている調教助手も“歩様に力強さが出た”と。追い切りにずっと乗ってもらっている荻野琢騎手も“秋に比べて一歩が大きくなった”と成長を感じてくれている」と伝える。

 トレーナーが「本当に心強い」と最大限の信頼を置く武豊は当レース歴代最多の8勝。先週末の土日重賞ジャックで勢いに乗るレジェンドは、4戦ぶりのタッグ再結成となった前走のパドックで「またがった時に大きくなった感じ」と瞬時に進化を感じ取っていた。実際にレースでも走りのパワーアップ、操縦性の向上を確認。「この馬にとってはここが大きな目標のレース。強い馬もいるけど、充実度と成長力でいいレースをしたい」と意気込む。

 友道厩舎にとって、天皇賞・春は08年アドマイヤジュピタでG1初制覇を成し遂げた原点。師は「距離はいくらあっても大丈夫。昨春に勝ってからずっとここを目標にしてきた。アドマイヤの勝負服で、武豊騎手が乗って、天皇賞を勝ちたい」と並々ならぬ熱意で公式会見を締めくくった。最強世代のダービー馬を止めるのは“盾男”が駆る長距離王国のステイヤーだ。
(C)スポーツニッポン