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【大阪杯】エコロヴァルツ 内で焦らず脚温存 器用に立ち回れる自在性武器

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エコロヴァルツ
 土曜付のG1予想企画「展開王」は数多くある予想ファクターの中から展開面にスポットを当てて、勝ち馬をあぶり出す。春の中距離王決定戦「第70回大阪杯」は大阪本社・田村達人が担当する。今年はメンバー構成から、スピードより持久力が求められる流れが濃厚。先週の馬場傾向も踏まえ、内々で器用に立ち回れそうなエコロヴァルツに本命を託した。

 本題の前に、まずは内、外の有利不利が顕著に表れた先週の馬場傾向を確認したい。日曜の阪神芝は5鞍で、当舞台で行われた2000メートル戦は2鞍。5、8Rは道中で内々を通った馬が上位を独占した。同じ内回りの芝1400メートル戦だった7Rも1〜4着は内ラチ沿いをピッタリ通った馬で、ほとんどが人気以上の走り。内回りに限れば、外々を回した馬は不発に終わった。土曜の雨で傾向は変わる可能性もあるが、当日の天気は持ちそう。Aコース最終週でも内有利は続くとみる。

 この顔触れならメイショウタバルが逃げる。ただ、前走で逃げたセイウンハーデスが内に入ったことで先頭に立つまで多少、脚は使うはず。好位にデビットバローズエコロディノスレーベンスティールが続き、クロワデュノールショウヘイも積極的に前へ。序盤は先行勢のポジション争いが激しくなりそうだ。

 瞬発力勝負で分が悪いメイショウタバルはそこまでペースを緩めず、淡々と運ぶのが理想。道中は平均より少し速めのラップを刻む。このパターンを得意にしている逃げ馬は別として、基本的に息の入りづらい流れについていく先行勢はラストで苦しくなる…と考えるのが妥当。それに加えて、中盤あたりで一気に仕掛ける可能性があるファウストラーゼンタガノデュードの存在も加味すれば、道中は焦らず、じっくり内で脚をためられる差し、追い込み馬に展開が向く。レース全体としては、後半の持久力勝負か。

 本命はエコロヴァルツに託す。昨年の当レースは8枠14番からうまく内に潜り込むと、直線は馬群をさばいて4着。道中で落鉄のアクシデントがありながら存在感を示した。デビュー当初は幼さも目立っていたがキャリアを重ね、精神面は良化。器用に立ち回れる自在性が近走の安定感につながっている。

 金曜に決まった枠順は5枠8番。ここなら昨年よりロスなく運べる。並び的にも前半から出して行く馬が内にいるのは好材料。それを見ながら内に進路を取り、中団で理想の競馬ができそうだ。ここ2年は24年ルージュエヴァイユ(11番人気)、昨年ヨーホーレイク(8番人気)とイン追走を徹底した伏兵が3着に激走。ポジション取りひとつでチャンスはある。
(C)スポーツニッポン