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【スプリングS】クレパスキュラー 皐月賞主役へ3連勝で決める ルメール称賛「強い馬です」

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デビュー2戦2勝と底知れないポテンシャルを秘めるクレパスキュラー
 固まりつつある牡馬クラシックの勢力図を塗り替えてみせるか。日曜中山メインは皐月賞トライアル第2弾「第75回スプリングS」(3着まで優先出走権)。2戦2勝のクレパスキュラーは底知れないポテンシャルを秘めている。精神的な危うさを抱えつつも、デビュー2戦が圧巻のパフォーマンス。ルメールとのコンビ継続で重賞獲り、一気に春の主役候補へ躍り出る。

 見えない完成度と走りのインパクトが一致しない。クレパスキュラーはあまりに粗削りな現状で2戦2勝。「普段はボーッとしているけど、競馬になるとテンションが上がってしまう。前走も課題の多いレースになってしまった」と栗田師。一体、磨けばどれほどの輝きを放つのか。

 前走ひいらぎ賞は単勝1・8倍の1番人気に推された。掛かり気味の追走だったが、名手ルメールがギリギリのところで折り合いを付ける。消耗は大きかっただろうが、直線は目の覚める伸び。リゾートアイランド(次戦のジュニアCで勝利)を2馬身半ちぎった。勝ちタイム1分32秒9は昨年12月中山開催のマイル戦で最速の時計。数字も強さを物語っている。

 レース後は検量室前までスムーズに戻ることができないなど、精神的な難しさを露呈。それだけにルメールは「パワーが凄くて、うまくリラックスすることができない。引っかかっても伸びているし、強い馬です」とあきれたような表情で能力を称賛した。

 4日の1週前追いはWコースで僚馬2頭をスムーズに追走。落ち着いて迎えた直線は内から鋭く伸びた。馬なりでミダース(5歳2勝クラス)、ニヴルヘイム(4歳1勝クラス)を楽々と1馬身ちぎり、5F65秒9は自己最速。不良馬場でマークしたのだから価値がある。ラスト1Fも11秒8にまとめた。栗田師は「この日に関しては折り合いも良かった。メンコを着けたり、工夫もする」とメンタル面に一定の評価を与えた。

 母エリスライトのきょうだいにはクリソベリル、マリアライト、クリソライトなどのG1馬、Jpn1勝ち馬がズラリと並んでいる良血。芝1800メートルは1分47秒2のレコードで優勝した札幌新馬戦でクリアしている。指揮官は「凄く心肺機能が高いので、距離が長くなっても大丈夫だと思う」とアピール。さらに距離が延びる皐月賞、ダービーをこなす下地は十分にある。さあ、無限の可能性を形に。大切な一戦を迎える。 
(C)スポーツニッポン