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【AJC杯】ショウヘイ 合格点 大敗菊花賞から逆襲の26年初戦

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ポリトラックで追い切り、シャープな走りを見せたショウヘイ
 4歳初戦で最強世代を証明する。中山で行われる伝統のG2「第67回AJC杯」の追い切りが21日、東西トレセンで行われた。昨年のダービー3着馬ショウヘイは、ポリトラックで馬なりのまま躍動感あふれる動きを披露。昨秋の菊花賞14着のリベンジを期して、反撃態勢を整えた。1着馬にフェブラリーS(2月22日、東京)の優先出走権が与えられる「第31回プロキオンS」は関東馬ブライアンセンスがWコースをパワフルに駆け抜け、好調をアピールした。

 ショウヘイの2026年が始まる。マイナス2度まで冷え込んだ21日朝の栗東。角馬場でじっくり体をほぐした後、ポリトラックに入った。折り合いを確かめながら、4F標識手前から徐々にスピードを上げていく。直線でギアが上がると最後まで手綱は持ったまま、ラスト1Fは11秒8をマーク。友道師は「先週CWコースでジョッキー(川田)が騎乗した追い切りで気配がグンと良くなった。その効果で前進気勢があって、リズム良く動けていました」と合格点を与えた。

 前走の菊花賞は3番人気の支持を集めながら14着。道中は好位をキープするも、力みながらの追走でスタミナを消耗。初めて経験する3000メートルの長丁場で、本来の力を発揮できなかった。指揮官は「距離が長いのは承知の上だったが、当日の馬場(やや重)もこたえた」と敗因を振り返る。

 前走後は栗東近郊のノーザンファームしがらきへ放牧。間隔を空け、心身ともにしっかりリフレッシュした。「牧場ですぐに疲れが取れて、乗り出すことができた。数字はそんなに変わらないけど、(体は)一回り大きくなったように感じる」と成長に目を細めた。

 舞台の中山は初めてとなるが、昨春に重賞タイトルを手にした京都新聞杯と同じ2200メートルへの距離短縮は好材料。「機動力があり、追って反応が良く、長く脚を使える。いいポジションにつけられるし、(距離は)2000〜2400メートルぐらいがベスト」とコース攻略へ自信をのぞかせる。

 現4歳世代はマスカレードボールが天皇賞・秋を勝ち、昨年のロンジンワールドベストレースに選ばれたジャパンCで頭差2着、皐月賞馬ミュージアムマイルは有馬記念を制した。年明けの中山金杯(カラマティアノス)、先週の日経新春杯(ゲルチュタール)も同世代が勝っており、レベルの高さを証明。ダービー3着馬ショウヘイも実力は世代トップクラスだ。「春は海外を含め、G1を狙っているので、本家の(大谷)翔平のように育ってほしい」と力強く結んだ。さらなる上のステージを目指し、まずはG2で好スタートを飾る。

 ≪過去10年の勝率4歳馬がトップ≫過去10年の当レースで4歳馬は【3・4・3・14】の成績、勝率12.5%は世代別でトップ。4歳馬Vを飾った3頭は、全てクラシック3冠のどれかのレースで3着以内に好走した実績があった。今年出走する4歳馬3頭の中でV条件をクリアするのはダービー3着のショウヘイだけ。前年のダービー3着馬がAJC杯を勝てば98年メジロブライト以来となる。
(C)スポーツニッポン