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【高知競馬 大みそか発走 高知県知事賞】唯一の遠征馬・オディロン 確かな実績で勝算あり

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オディロン
 高知競馬の「第56回高知県知事賞」(ダート2400メートル、12頭立て)は、大みそかの31日7R(17時30分発走予定)で行われる。昨年は1番人気のユメノホノオが優勝し連覇を達成した。今年から新たに近畿・四国・九州地区交流競走へ生まれ変わり、さらにハイレベルな戦いが期待できそうだ。今年のメンバーは以下の通り。

1枠1番ビオグラフィア  (牡7=高知・別府真)57永森大

2枠2番ネオブレイブ   (牡9=高知・目迫大)57井上瑛

3枠3番アムレートゥム  (牡4=高知・宮川真)57宮川実

4枠4番エクセレントタイム(セン7=高知・川野勇)57郷間勇

5枠5番オディロン    (牡6=兵庫・森沢友)57吉村智

5枠6番ロッキーサンダー (牡8=高知・田中守)57岩橋勇

6枠7番タマモマスラオ  (牡5=高知・倉兼育)57畑中信

6枠8番ジョウショーホープ(牡5=高知・雑賀正)57岡村卓

7枠9番エイシングラス  (牡6=高知・田中譲)57林謙佑

7枠10番ダノンジャスティス(セン9=高知・別府真)57城野慈

8枠11番ウインヴェルデ  (牡6=高知・打越勇)57吉原寛

8枠12番アルドーレ    (牡10=高知・田中守)57赤岡修

 地元勢ではユメノホノオを筆頭に主力級の参戦がなく、正直なところ小粒感は否めない。それだけに存在感を増しているのが唯一の遠征馬・オディロン(父キタサンブラック)だろう。

 オープンクラスにいたJRAでの実績以上に高く評価されるべきは兵庫での近走だ。2月の白鷺賞(姫路)で重賞初Vを飾ると、次走の3月はがくれ大賞典(佐賀)では、今や高知の顔であるシンメデージーを相手に2着好戦。そして前走・園田金盃では史上初めて無敗で兵庫3冠に輝いたオケマルの連勝記録を止めてV。まさに天井知らずの上昇度を示した。勝算を持っての参戦とみる。

 一方、地元勢では近走成績と距離適性からエクセレントタイム(父ハーツクライ)が真っ先に挙がる。JRA時に芝の長距離を走っていたが、ダートに替わってもその適性は変わらず、千六以上なら連対率78%を記録する。今秋は9月の珊瑚冠賞2着など、重賞でも好結果を残している。オディロン相手にどこまでやれるか気になるところ。

 アルドーレ(父オルフェーヴル)は20日のB級準重賞・緑川特別を勝利し、ここは中10日での出走となる。それだけ状態がいいのだろう。格下でも侮れない。ロッキーサンダーは昨年の当レース2着馬。今季未勝利で調子は決して良く思えないが、好走舞台での変わり身は考えておきたい。
(C)スポーツニッポン