冬の中山名物のダート短距離重賞「第18回カペラS」（1200メートル）は14日、中山競馬場でゲートイン。パワーとスピードを兼ね備える精鋭たちが顔をそろえた。

　中心はサンライズアムール。同舞台のながつきSを制して挑んだ、昨年のカペラSは4着。直線で一度先頭に立つなど見せ場十分の内容で、勝ち馬に0秒2差と食い下がった。今年8月のクラスターCで重賞初制覇。前走JBCスプリントもロスのない立ち回りで3着に食い込んだ。力をつけた今なら、中央重賞初制覇のチャンスだ。

　3歳ヤマニンチェルキは地方で重賞3連勝中。勢いはメンバー随一だ。春からコンスタントに使われながらも好調をキープ。経験豊富な古馬をねじ伏せた直近2戦の走りから、ここでも地力は上位。あっさり4連勝を飾っても不思議ではない。他にも連覇を狙うガビーズシスター、しまいの脚が堅実なクロジシジョーなども上位をうかがう。