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欧州のカルティエ賞年度代表馬の遠征を日本馬が迎え撃った国際G1「第45回ジャパンカップ」は30日、東京競馬場で行われ、単勝4番人気で世界ランキング1位のカランダガン(セン4=仏グラファール、父グレンイーグルス)がレコードタイムの2分20秒3を叩き出し激戦を制した。これで同馬は直近4戦すべてG1に出走し驚異の4連勝。並んでゴール板を駆け抜けた1番人気のマスカレードボールが2着、3着には3番人気のダノンデサイルが入った。
地元フランスのエキディア、パリチュルフ紙をはじめ欧州メディアがカランダガンの偉業を手厚く報じている。英国メディアのアットザレーシズはオーナーであるアガ・カーン・スタッズのレーシングマネジャーを務めるネモネ・ルース氏の喜びの声を伝えた。「素晴らしいレースでした。ここに来るのは大きな負担でフランスにいる時と同じように調教はできません。にもかかわらず今年最後のレースで、このようなパフォーマンスを見せられるのは本当に素晴らしいことです」と愛馬をねぎらった。
管理するフランシスアンリ・グラファール師(48)は今年フランスで仏オークス(ゲゾラ)、凱旋門賞(ダリズ)などビッグレースをものにし、11月30日現在602戦161勝、獲得賞金は2位の倍に近い1034万4557ユーロ(約18億6202万円)まで伸ばして初のリーディング獲得が確定的となっている。ルース氏は「フランシス(グラファール師)はフランス拠点の調教師として年間のG1勝利数の記録を塗り替えました。アンドレ・ファーブル師と13勝で並び、今回の勝利で14勝となりました」と環境が変わっても完璧に仕上げ切ったトレーナー、厩舎スタッフを称えた。
狙い澄ました日本遠征で、きっちり結果を出した。「サンクルー大賞(6月29日)を勝った後、ジャパンCで褒賞金を手にするチャンスがあると知り、このレースを目標にしました。だから英インターナショナルS(8月20日)にも愛チャンピオンS(9月13日)にも行かなかったんです。この時期までフレッシュな状態をキープするためにベストなステップと考えたのが前走の英チャンピオンS(10月18日)でした。彼はセン馬なので凱旋門賞には出られないけど一年を通して、ずっといいレースをしてくれています。ミカエルはこの馬に凄く自信を持っているし、素晴らしいチームです」と鞍上のミカエル・バルザローナ(34)に感謝した。
アガ・カーンスタッズとグラファール厩舎の組み合わせは今年、ザリガナで仏1000ギニー、カンデラリで仏ヴィコンテスヴィジエ賞、シバヤンで独オイロパ賞とG1をものにし、10月5日にダリズが凱旋門賞を制したのもホットな話題。宗教家、実業家で競走馬のオーナーブリーダーとして一時代を築き、2月4日に死去したアガ・カーン4世殿下にささげる勝利になった。
今年はドバイシーマクラシック(2着)で始動した。来年のプランについて「ドバイシーマクラシック(3月28日)は選択肢になるけど、まだ具体的なことは決まっていません。ただ、カランダガンは国外への遠征が多くなるのではないでしょうか。ダリズは欧州のG1に照準を合わせると思います」と見通しを語っている。
地元フランスのエキディア、パリチュルフ紙をはじめ欧州メディアがカランダガンの偉業を手厚く報じている。英国メディアのアットザレーシズはオーナーであるアガ・カーン・スタッズのレーシングマネジャーを務めるネモネ・ルース氏の喜びの声を伝えた。「素晴らしいレースでした。ここに来るのは大きな負担でフランスにいる時と同じように調教はできません。にもかかわらず今年最後のレースで、このようなパフォーマンスを見せられるのは本当に素晴らしいことです」と愛馬をねぎらった。
管理するフランシスアンリ・グラファール師(48)は今年フランスで仏オークス(ゲゾラ)、凱旋門賞(ダリズ)などビッグレースをものにし、11月30日現在602戦161勝、獲得賞金は2位の倍に近い1034万4557ユーロ(約18億6202万円)まで伸ばして初のリーディング獲得が確定的となっている。ルース氏は「フランシス(グラファール師)はフランス拠点の調教師として年間のG1勝利数の記録を塗り替えました。アンドレ・ファーブル師と13勝で並び、今回の勝利で14勝となりました」と環境が変わっても完璧に仕上げ切ったトレーナー、厩舎スタッフを称えた。
狙い澄ました日本遠征で、きっちり結果を出した。「サンクルー大賞(6月29日)を勝った後、ジャパンCで褒賞金を手にするチャンスがあると知り、このレースを目標にしました。だから英インターナショナルS(8月20日)にも愛チャンピオンS(9月13日)にも行かなかったんです。この時期までフレッシュな状態をキープするためにベストなステップと考えたのが前走の英チャンピオンS(10月18日)でした。彼はセン馬なので凱旋門賞には出られないけど一年を通して、ずっといいレースをしてくれています。ミカエルはこの馬に凄く自信を持っているし、素晴らしいチームです」と鞍上のミカエル・バルザローナ(34)に感謝した。
アガ・カーンスタッズとグラファール厩舎の組み合わせは今年、ザリガナで仏1000ギニー、カンデラリで仏ヴィコンテスヴィジエ賞、シバヤンで独オイロパ賞とG1をものにし、10月5日にダリズが凱旋門賞を制したのもホットな話題。宗教家、実業家で競走馬のオーナーブリーダーとして一時代を築き、2月4日に死去したアガ・カーン4世殿下にささげる勝利になった。
今年はドバイシーマクラシック(2着)で始動した。来年のプランについて「ドバイシーマクラシック(3月28日)は選択肢になるけど、まだ具体的なことは決まっていません。ただ、カランダガンは国外への遠征が多くなるのではないでしょうか。ダリズは欧州のG1に照準を合わせると思います」と見通しを語っている。
(C)スポーツニッポン