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堀師のG1最多出走は天皇賞・秋。過去19頭が挑戦して、勝利をつかんだのはわずか1度(16年モーリス)。G1・16勝の名トレーナーは、伝統の一戦を制す難しさを誰よりも知っている。だからこそ、攻めた。タスティエーラは1週前に続き2週続けての強め追い。悔いなく負荷をかけて、本番に備えた。
レーンを背にWコース併せ馬。最終リハは実力馬ジェイパームス(5歳オープン)を3馬身追う形でスタートした。序盤はリズム重視の走り。ゆったりしたラップでも折り合いはしっかりついている。直線は鞍上の“闘魂注入”でスイッチオン。首を上下に動かして、パワフルな伸びを見せた。僚馬に1馬身遅れたが、5F65秒1(ラスト1F11秒6)と時計は上々。意欲的な攻めを消化した。
一昨年のダービー、前走クイーンエリザベス2世C(香港)と、G1全2勝で手綱を握っているオーストラリアの名手は「リズム、手応えは良かった。しまいの脚もスムーズだった」と納得の表情。続けて「一昨年のダービーからメンタル、馬体面の成長がある」とパートナーの充実ぶりも口にした。
帰厩時の馬体重は今までで最も重い535キロ。「息遣いが荒くて、ちょっと乗り込みが足りないな、という印象だった」と堀師は当時の状態を振り返る。その後は週中、週末と入念に調整。追うごとに本来の姿を取り戻していった。「(最終追いは)少しシャープさが足りないな、という動きだったが、徐々に良化して来てはいる。このひと追いでどこまで良くなるか」。師はさらなる上積みに期待している。
昨年は名馬ドウデュースには敗れたものの、好メンバー相手に2着好走。レーンは「スタミナがあって長くいい脚を使える馬。この条件は合っている」と舞台適性に自信をのぞかせる。世界を知ってひと回り大きくなった5歳馬。堀師の渾身(こんしん)仕上げで雪辱を期す。
レーンを背にWコース併せ馬。最終リハは実力馬ジェイパームス(5歳オープン)を3馬身追う形でスタートした。序盤はリズム重視の走り。ゆったりしたラップでも折り合いはしっかりついている。直線は鞍上の“闘魂注入”でスイッチオン。首を上下に動かして、パワフルな伸びを見せた。僚馬に1馬身遅れたが、5F65秒1(ラスト1F11秒6)と時計は上々。意欲的な攻めを消化した。
一昨年のダービー、前走クイーンエリザベス2世C(香港)と、G1全2勝で手綱を握っているオーストラリアの名手は「リズム、手応えは良かった。しまいの脚もスムーズだった」と納得の表情。続けて「一昨年のダービーからメンタル、馬体面の成長がある」とパートナーの充実ぶりも口にした。
帰厩時の馬体重は今までで最も重い535キロ。「息遣いが荒くて、ちょっと乗り込みが足りないな、という印象だった」と堀師は当時の状態を振り返る。その後は週中、週末と入念に調整。追うごとに本来の姿を取り戻していった。「(最終追いは)少しシャープさが足りないな、という動きだったが、徐々に良化して来てはいる。このひと追いでどこまで良くなるか」。師はさらなる上積みに期待している。
昨年は名馬ドウデュースには敗れたものの、好メンバー相手に2着好走。レーンは「スタミナがあって長くいい脚を使える馬。この条件は合っている」と舞台適性に自信をのぞかせる。世界を知ってひと回り大きくなった5歳馬。堀師の渾身(こんしん)仕上げで雪辱を期す。
(C)スポーツニッポン