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来年クラシックへの登竜門となる2歳G3「第11回サウジアラビアロイヤルC」が11日、東京競馬場で行われ、坂井瑠星(28)騎乗の2番人気エコロアルバが直線一気で差し切り勝ち。無傷2連勝で重賞初制覇を飾った。勝ち時計は1分33秒8。2着に7番人気のガリレアが入り、モズアスコット産駒ワンツーを決めた。
観客がどよめいた。エコロアルバが直線だけで全頭を一刀両断。圧巻のパフォーマンスで、デビューからの無傷連勝を飾った。テン乗りの坂井は「エンジンがかかった時には、勝てるなという雰囲気だった」とレースを回顧。続けて「脚が速かったです」とパートナーの走りに驚いた。
痛恨の出遅れ。田村師の「“良い位置を取って”という青写真を描いていた」との想定とは異なり、離れた最後方に。すぐさまポジションを上げようと鞍上が促すが、なかなか進んでいかない。シンガリ8番手のまま迎えた直線。外に出されると、ようやくエンジン点火。2位に0秒6差つける上がり3F33秒2の鬼脚で瞬く間に差し切った。
鞍上は「直線を向いて少し反応が鈍かったが、動き出してからは反応が早かった」と苦難の一戦を振り返る。レースを見守ったトレーナーは「かなりピンチだと思った」と苦笑いしつつ、「厩舎では勝ち負けのレベルにあるんじゃないかとずっと思っていたので、期待通りの走りをしてくれた」と愛馬に賛辞を送った。
歴代勝ち馬にダノンプレミアム、グランアレグリア、サリオス、ドルチェモアと、のちのJRA・G1馬が4頭もいる出世レース。当然、エコロアルバへの期待も大きい。指揮官は「この2戦、こちらが思っているのと全然違う競馬をしている。戦前はマイルの馬になっていくと思っていたが、どこに適性があるのか(分からない)」と距離延長も視野。朝日杯FS(12月21日、阪神)か、ホープフルS(12月27日、中山)か。大物感あふれる素質馬が、G1の舞台へ殴り込む。
◆エコロアルバ 父モズアスコット 母スターアクトレス(母の父フレンチデピュティ)23年4月30日生まれ 牡2歳 美浦・田村厩舎所属 馬主・原村正紀氏 生産者・北海道新ひだか町の藤原牧場 戦績2戦2勝 総獲得賞金4078万7000円 馬名の由来は冠名+夜明け(スペイン語)。
観客がどよめいた。エコロアルバが直線だけで全頭を一刀両断。圧巻のパフォーマンスで、デビューからの無傷連勝を飾った。テン乗りの坂井は「エンジンがかかった時には、勝てるなという雰囲気だった」とレースを回顧。続けて「脚が速かったです」とパートナーの走りに驚いた。
痛恨の出遅れ。田村師の「“良い位置を取って”という青写真を描いていた」との想定とは異なり、離れた最後方に。すぐさまポジションを上げようと鞍上が促すが、なかなか進んでいかない。シンガリ8番手のまま迎えた直線。外に出されると、ようやくエンジン点火。2位に0秒6差つける上がり3F33秒2の鬼脚で瞬く間に差し切った。
鞍上は「直線を向いて少し反応が鈍かったが、動き出してからは反応が早かった」と苦難の一戦を振り返る。レースを見守ったトレーナーは「かなりピンチだと思った」と苦笑いしつつ、「厩舎では勝ち負けのレベルにあるんじゃないかとずっと思っていたので、期待通りの走りをしてくれた」と愛馬に賛辞を送った。
歴代勝ち馬にダノンプレミアム、グランアレグリア、サリオス、ドルチェモアと、のちのJRA・G1馬が4頭もいる出世レース。当然、エコロアルバへの期待も大きい。指揮官は「この2戦、こちらが思っているのと全然違う競馬をしている。戦前はマイルの馬になっていくと思っていたが、どこに適性があるのか(分からない)」と距離延長も視野。朝日杯FS(12月21日、阪神)か、ホープフルS(12月27日、中山)か。大物感あふれる素質馬が、G1の舞台へ殴り込む。
◆エコロアルバ 父モズアスコット 母スターアクトレス(母の父フレンチデピュティ)23年4月30日生まれ 牡2歳 美浦・田村厩舎所属 馬主・原村正紀氏 生産者・北海道新ひだか町の藤原牧場 戦績2戦2勝 総獲得賞金4078万7000円 馬名の由来は冠名+夜明け(スペイン語)。
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