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凱旋門賞馬ダリズ現役続行 5月2日の遅生まれ…血統的に伸びしろ十分「非常にいいニュース」地元メディア

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凱旋門賞を制したダリズと鞍上バルザローナ(AP)
 5日の凱旋門賞を制し、引退種牡馬入りのプランが浮上するなど去就が注目されたダリズ(牡3=仏グラファール、父シーザスターズ)は現役続行が決まった。

 9日、馬主のアガ・カーンスタッドがXで発表。年内は出走せず、来年に備える。

 英レーシングポスト紙によるとレース後の状態をチェックした上でオーナーサイドとグラファール師が協議。5月2日の遅生まれで血統的にも伸びしろがあり、このタイミングでの引退種牡馬入りは尚早との結論に至り、主戦バルザローナとも話し合って方向性が定まった。

 フランスの競馬専門チャンネル、エキディアは「非常にいいニュース」と報道。仏パリチュルフ紙は「連覇が懸かる凱旋門賞が視野に入るが種牡馬入りを見据え、中距離路線が目標になるだろう」との見方を示し、春のガネー賞(パリロンシャン芝2100メートル)や英王室が主催する6月ロイヤルアスコット開催のプリンスオブウェールズS(アスコット芝1990メートル)、今年出走して6着だった夏の英インターナショナルS(ヨーク芝2050メートル)を候補に挙げた。
(C)スポーツニッポン