園田競馬の「スポーツニッポン新聞社賞・スポニチなにわ賞」が行われ、吉村智洋騎乗の1番人気ジグラート（セン5＝田中一）がロングスパートから突き抜け、3連勝を決めた。

　スタートこそ決して良くなかったジグラートだが、慌てることなく、じっくり流れに乗った。2角から外を徐々に上昇。手綱はかなり動いていたように見えたが「思った以上に反応が良かった」と吉村。一気に馬群をのみ込むと、4角では先頭へ。直線では後続を7馬身突き放した。

　吉村は「強かった。余力もあったし、いけると思った。まだ幼い面があるので伸びしろがあると思います」。田中一師は「あそこまで後ろからになるとは思っていなかったが、長くいい脚を使ってくれた」と笑顔を見せた。

　休み明けでもこの勝ちっぷり。次走は「自己条件か、入れば他地区の重賞も考えていきたい」（田中一師）。さらに上の舞台を狙っていけそうだ。