◇G1・スプリンターズS（2025年9月28日　中山芝1200メートル）

　今秋JRA・G1の開幕戦となる電撃6FのG1「スプリンターズS」は単勝11番人気のウインカーネリアンが制し、G1初制覇を飾った。勝ち時計は1分6秒9。騎乗した三浦皇成はJRA・G1は127回目の挑戦で初勝利。鹿戸雄一師は同5勝目を挙げた。

　スタートよく飛び出し、2番手で追走。最後はジューンブレアとの追い比べとなったが、競り合いを制した。レース後、三浦は涙を流しながら「長かったです」と声を震わせた。

　2着は13番ジューンブレア、3着は6番ナムラクレア。配当金は単勝16番は11番人気で5000円、馬連は13―16で6万830円、馬単は16―13で11万9920円、3連単は16―13―6で130万1150円、3連複は6―13―16で11万6720円となった。

　ウインカーネリアンは父スクリーンヒーロー、母コスモクリスタル（母の父マイネルラヴ）の血統で通算33戦9勝。

　▼スプリンターズS　1990年にG1昇格。99年までは暮れの中山開催だったが、2000年より秋の中山最終週に移行。これまで新潟で2度の代替開催が行われた。

　▼三浦　長かったなと。本当に長かったなと。この馬とずっとコンビを組ませていただいて、自分が一番知っている。もう頼むと。カーネリアン頼むとそれだけでした。