◇G1・スプリンターズS（2025年9月28日　中山芝1200メートル）

　今秋JRA・G1の開幕戦となる電撃6FのG1「スプリンターズS」は単勝11番人気のウインカーネリアンが制し、G1初制覇を飾った。鞍上の三浦皇成はG1通算127度目の挑戦で悲願のJRA・G1初制覇を成し遂げ涙。アタマ差の2着に7番人気のジューンブレア、3着に2番人気のナムラクレアが入った。勝ちタイムは1分6秒9。

　中央と地方で通算4464勝の元ジョッキー・安藤勝己氏（65）がレース後、自身のX（旧ツイッター）を更新。「ウインカーネリアン。ユタカちゃんの逃げがポイントやった。あのペースについて行けば残れるのは間違いねえし、8歳までキャリアを積んで、コーセイも馬のしぶとさを信じてた。やっと第2章が始まるな。ナムラクレアはこれがキャラやし、サトノレーヴは時計に限界があるんやね。展開的にも走ってはいる」とレースを総評した。

▼スプリンターズS　1990年にG1昇格。99年までは暮れの中山開催だったが、2000年より秋の中山最終週に移行。これまで新潟で2度の代替開催が行われた。